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どなたかのレビューを読んで、
『お金でしか人との繋がりかたを知らない攻め』というのが気になって読んでみた作品です。
なんというか…読後感がめちゃくちゃよかった!
好きだからお金をあげたい攻め×お金でつながりたくない受け
自分的に新鮮な作品でした。よくありそうなのに…
藤たまき先生の漫画はあまり読んだことがなかったのですが
他の作品にも手を出したくなるような
とても温かい1冊でした。
受けの日和くんが攻めの間宮さんに甘えるのではなく
ちゃんと自分の人生を考えて行動してるところがまた好きでした。
間宮さんが日和くんの一挙一動に一喜一憂してる姿がたまらんかったです!
お金でしか愛を語れない攻の空回りっぷりに少し笑いましたけど、事情を知ると「ああ、弱い人なんだな」って思います。
受の子が是非頑張ってそのしがらみを取ってあげて2人とも幸せになって欲しいと思うばかりです。
是非読んでみてくださいな
裏表紙のあらすじを読んで「お金でしか愛を得る術を知らない」だなんて…高慢で冷血な攻めな俺様攻めかと思いきや、間宮さん可愛い~(*´∀`)♪
でも何でもかんでも金頼りで、お金を受け取って貰えないと不安になる…そんな風になってしまった環境を思うと悲しいし、寂しい(´・ω・`)
お金で懐柔しようとか偉そうに支配しようとかそんなんじゃなくて…日和のことが大好きで喜ばせたくて、繋がりを確実なものとして感じたくて…だから余計に切なくなる。
日和からしたら「え…(゚Д゚;)」でしょうけどね。
最初なんて援交扱いかと思っちゃうしね…。
…周りに金目当ての人間ばかりが集まってしまってたんだろうな。
間宮さんを心配する友人の阿川さんの存在が救いだわ。
残念ながら間宮さんは金で繋がった関係(小説家と担当編集者)だと思っているけど(;´Д`)
価値観が全く違う2人だけど、お互いに思い合っていることが伝わってくるから読んでて苦しくない。
むしろ優しさと暖かさを感じます。
好きだなー(*´Д`*)
金で万事解決してきて、それが普通の感覚の攻めと
その価値観が理解できない受けの話です。
事あるごとにお金を渡そうとする攻めに、序盤は甥や姪を可愛がる
叔父さんや叔母さんのようなものか、と思っていたんですが
進めていくうちに深刻に価値観の違いを突き付けられ困惑しました。
初夜を終えた後に、初めてとは知らなかった、その代金は入ってない
と言う攻めに、受けがおかしいと詰め寄る場面がありますが、
お金をどれだけ積んだところで気持ちまで得られないので
そういう生き方をしてきた攻めの人生は可哀そうに思えます。
お金を嫌がる受けに、今度は物を貢ごうとする攻め。
いっこも学習しませんねw
しかし、それで生きてきた彼にはなぜ駄目なのか
受けが受け取ってくれないのかが理解できないのです。
こういう孤独で寂しい攻めは見ていて辛いですね。
受けが学校に復帰すると知って、攻めは捨てられるんじゃないかと
受けの気持ちを疑いますが、
今までの傾向で攻めは絶対嫌がるだろうなと分かっていたので
それは酷いんじゃないかと受けを糾弾したくなりましたw
しかし、それは受けが決めた道で、ずっと考えていたことで
夢でもあったので、復学するのは至極当然のことだったんですよね。
会えなくなる中で、手紙のやり取りは交わすんですが、
会えない期間は愛を育てるどころか攻めの心を不安にするだけだろうと
読んでいるこっちが心配になりましたが、今までの通り受けが懐を広い所を見せて
二人の関係は続いていくんだと思います。
金に物を言わせて、好きなようにするという攻めも好きですが
こういう風に抵抗する受けに翻弄する攻めもまた萌えますね。
駄目男最高です!