• 紙書籍【PR】

表題作限りなくゲ-ムに近い本気

高須賀和正,新入社員
堀慧一,入社三年目で攻めの指導役,攻めより2つ年上

あらすじ

サラリーマン・堀慧一の下についた待望の新人・高須賀和正は長身でやたらと凄みの入った男前。上手くいくか不安だった堀だが、仕事の覚えも早く、話も合い一安心。ところが半ば脅すような告白を突然してきた高須賀。堀はとりあえず友達から、と付き合い始めたが……。

作品情報

作品名
限りなくゲ-ムに近い本気
著者
樹生かなめ 
イラスト
麻生海 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
シリーズ
限りなくゲ-ムに近い本気
発売日
ISBN
9784861340390
3.9

(14)

(6)

萌々

(3)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
6
得点
54
評価数
14
平均
3.9 / 5
神率
42.9%

レビュー投稿数6

一人だけに執着する攻に萌えるんだー、これが

ダリアノベルズを修正とありますが、書き下ろし等は無い様です。

この作品はネタバレしないで読んだ方が絶対面白いので、とりあえず執着攻と平凡受スキーにはおススメ。
シリーズなんだけどこの1作目が一番面白いです、ゾクゾクします、たまらん!!

んで以下はネタバレ含みます。
リーマンモノで、出来の良い新人で手料理も上手くて尽くしてくれる、そんな高須賀〔攻〕に好きだと言われてそれを堀〔受〕は受け入れてしまうのですね。
途中までは甘くて優しい恋愛モノなんですが、途中から高須賀が実は掘がかつて心底嫌っていた弟の親友だった事が判明してから、ガラッとトーンが変わります。
今まで良い後輩だった高須賀が一転してその本性を見せるシーンがゾクゾクします。
前半の甘く優しいセックスと、後半のフィストファックまでやっちゃう鬼畜強姦っぷりなセックスとの落差が凄いです。

女を食い捨てて誰にも興味を持たない高須賀が唯一、ずっと執着してきた相手が平凡で特に美形でも中性的でもない掘だって所が萌えポイント!!
一人の相手だけに執着する攻ってもっそい萌えますな!
高須賀と千葉との二面の顔を持つギャップが怖いんだけど、そこがたまらんのです。

これ第一作目のみCD化されてますがその高須賀の豹変っぷりも凄いですよー、CDもおススメ。

1

凄まじいロクデナシ

よくここまで書けるなと感動するほど鬼畜です。
今であれば出版できないだろうなー。
間違いなく、今まで読んだBLの中でダントツのロクデナシぶりです。
なのにたまらなく面白い!

樹生かなめ先生は「カッパでも愛してる」ではまった作家さんなのですが、
このシリーズも最高でした。

1

白と黒。

立て続けに3人退職してしまい大忙しの堀の会社に、待ちに待った新入社員が入った。その内の一人・高須賀和正。
名門大出で何でもソツなくこなし非常に優秀な高須賀。
字だけは汚いがそれも愛嬌。
そんな男前で、使える社員で酒の付き合いもよく自分に懐いてくれている高須賀をかわいく思っている堀。
そのうちかなり強引だが、告白されて付き合う。
・・と、ここまでは普通のお話。
堀のために堀の好きな料理つくったり、掃除したり、
フリルのエプロン姿の高須賀や、堀の昔の彼女に妬く高須賀がかわいい。
・・なーんて思っていたのに、ここで弟の登場!この弟がすごい曲者。
そして正体がばれた後の高須賀の豹変ぶり・・
賭けに怒った堀とよりを戻そうとする強引エッチがなにより怖かった。
念書や脅しより途中の描写が・・
だって、て、て、手首まですっぽりお尻に収まってるんだよー!
これがいわゆるフィストファックってやつ?!想像したら痛いのに
堀くんはちゃんと感じちゃってるよ。ヒェ~~!

その後もストーカーのひろみくん登場したりだけど、やっぱり弟・慧二の存在がでかい。本当にこんな弟いたら嫌だろうなー。
最後までよく性格がつかめない弟だった。からかってるのか、馬鹿にしてるのか、嘲笑っているのか・・と思うと最後では気遣ってたり・・。
こんなろくでもない弟にそっくりな高須賀が、堀にだけはどっぷりはまってるのが不思議な感じでした。
かなり好みが別れる作品だと思います。
(賭けの事一度位謝んないの?とか、儲けた賭け金プレゼントにあてるつもりってどういうこと!とか、その脅し方どうよとか)・・細かい突っ込みは置いといてw、個人的には楽しめました。
高須賀はちょっと怖いけど、逃げようとさえしなければ、甲斐甲斐しく世話して堀を溺愛してるしね。
ただフィストファックはどうだろうw
著者のあとがき曰く「清純な方はお控え下さい」だそうですw。

1

まさかのビックリ展開!!

懐かしくなってレビューします。
まだBL初心者の頃読んだので、攻めの正体に全く気付かず甘々な話だなーと思ってたら、まさかの展開にビックリ!!
ですが、執着鬼畜攻め好きな私には身悶える展開でした!
嫌がる受けを絶対逃がさん!!と絡め取っていく自分勝手で性格悪い攻め、最高ですね。
非人道的で、色々ずれてる攻めですが、受けだけに執着してる姿に萌えます!!
後にも先にもここまでギャップのある攻めは見たことないかも。。
ぶっ飛んでるけど、私にとってはこれぞBLです!

1

シリーズ1冊目

2001年ダリアノベルズの新装版です。SSの書き下ろし追加はなし。表紙も同じイラストです。

スピンオフを含め次々と発刊されていくシリーズの1冊目です。
ただ、番号がついていなかったこともあり、私は図らずも3→2→1と読んでしまいました。

巻を増すに連れ、高須賀(攻め)のロクデナシっぷりが明らかになっていくのですが、堀(受け)の弟・慧二や仲間の甲斐達のロクデナシっぷりが更に酷いんで、それと比べると堀には甘く譲歩する高須賀がマシに思えます。ええ、彼は譲歩していますよ。

この作品だけ読むと、堀にフィスト(拳をアソコに入れる)をするとか高須賀酷い!とも思えますが、女の顔を平気で殴り(2冊目)、妊娠中の女を蹴飛ばすとかする(3冊目)男だと知って読めば、堀はやっぱり特別で大切にしています。

エッチは堀が拒絶しても高須賀は強引にやれるだろうに、疲れていて可哀想だからと気遣ったり。フィストだって浮気や別れようとしたからで、ただ避けているだけだったらしなかった気がしています。2冊目以降はしませんしね。

モテるけど受けは特別な執着攻め、年下攻め、二面性のある攻め、ほだされ受け、不憫受け、がお好きの方にお勧めです。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP