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ご契約に先立ちまして

gokeiyaku ni sakidachimashite

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表題作ご契約に先立ちまして

乙野三津(おとのみつ)
甲斐崎皇也(かいざきこうや)

あらすじ

得体のしれない男×高飛車美形モデルの
主従!?BL

甲斐崎くんじゃないとダメだから

容姿もお金も名声も持っている美形モデルの甲斐崎皇也(ルビ:かいざきこうや)は、
自身の表面だけを見て近づいてくる人々に辟易していた。
そんな彼は、場所を選ばず愛の告白を何度も繰り出してくる謎男・乙野(ルビ:おとの)に心とらわれる。
乙野の理解できない行動に振り回されながらも、自分を見てくれる彼が気になって仕方ない。
しかし乙野の行動には裏があって――

作品情報

作品名
ご契約に先立ちまして
著者
二区井 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ヒーローズ
レーベル
Re;zz
発売日
電子発売日
ISBN
9784868230236
4

(14)

(7)

萌々

(2)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
56
評価数
14
平均
4 / 5
神率
50%

レビュー投稿数3

甲斐崎くんじゃないとダメなんだ

モデルとして活躍する甲斐崎は近頃大学で
一人の男から熱烈に付きまとわれている。
彼の名は乙野。
ある日、突然甲斐崎の前に現れたかと思えば、
毎日飽きもせず甲斐崎の元にやってきて告白をしてゆく。
しかも、衆人環視の中で平然と。
フラれても相手にされなくても、めげずに毎日毎日毎日…

傲慢な俺様男に無償の愛を注ぐ一途なワンコ攻めかぁ。
と思うも、数ページ後、その期待は見事に裏切られます。

実は、この乙野という男、貧乏学生で金のためなら
なんでもやるという怪しいバイトをしていたのです。

そして、甲斐崎への毎日の愛の告白も
同級生女子から受けた依頼の一つに過ぎなかったのです。

やっぱりヤバい奴だったか…。
表紙の乙野の表情が不気味で第一印象と随分違うと思ってたんだ。

その事実は後に甲斐崎にもバレてしまい、
金稼ぎのために自分を巻き込んで利用したと憤慨する甲斐崎。
そんな甲斐崎に悪びれることもなくあっさりと事実を認める乙野が
サイコっぽくてちょっと怖いんだよ…。

けれど、乙野から言われた「甲斐崎くんじゃないとダメなんだ」が
忘れられず、結局は突き放すどころか乙野と契約してしまう甲斐崎。
甲斐崎って一見傲慢ナルシスト男なんだけど、
親の愛情に飢えていたせいか愛されたい欲が人一倍強くて、
例え演技でも乙野が自分だけを求めてくれた言葉が嬉しくて
その一言であっさり陥落してしまうチョロさが可愛いんです!
そのくせ素直になれなくていつもツンツンしているのに、
顔真っ赤にしながら「好き」って言わせようと誘導してるの可愛すぎんだろ!!

だけど、乙野にとってはあくまでそれは契約の一環でしかなくて、
乙野の言葉に一喜一憂するたびに同時にコイツは金さえもらえば
相手が自分じゃなくてもいいんだ…と傷ついてしまう甲斐崎が切なかった…。
主従契約を結んでいたはずなのに、途中からは甲斐崎が振り回されっぱなしで
どっちが主でどっちが従かわからない状態になってました。

お金をもらえればなんでもするという言葉の通りで、
甲斐崎から求められれば好きと言えるし、手も繋ぐし、キスもするし、
それ以上だってできてしまう。そこに愛情がなくとも。
地雷の方もいるかもですが、お金をもらって女子を抱く描写もあります。

ただ、最初こそ乙野にとって雇用主でしかなかった甲斐崎ですが、
普段は他人に弱みも甘えも見せない彼が自分にだけ見せる一面を
知ってゆくうちに乙野の中に主従関係を超えた感情が芽生えてゆきます。

けれど、そんな乙野の気持ちの変化など知らない甲斐崎は
自分ばかりが乙野に絆されて報われることのない虚しい関係に
遂には耐え切れなくなり、主従関係を破棄してしまいます。
このときの甲斐崎が自分から乙野を突き放してはいるのだけれど、
頭の中は乙野のことだらけで、俺様攻めみたいな見た目に反して
一途で繊細な甲斐崎のギャップが萌えどころでした…。

一方の乙野は甲斐崎から拒絶されて初めて自分が彼のことを
可愛く感じていること、執着していることに気が付きます。
その後、しつこく付きまとってみるものの、甲斐崎から避けられてしまい…
それでも諦められず、最終手段に出た乙野の行動が乙野らしくなくてよかった。
そんな凶行にでちゃう程に甲斐崎が欲しかったんだなぁって。

改めて告げられた「甲斐崎くんじゃないとダメなんだ」も
最初の頃と同じ台詞なのにただ上っ面の言葉を並べていた前回とは
必死さとか感情の込め方が全然違っていて、本当に甲斐崎が好きなのが
滲み出ちゃっていてざまぁみろってニヤけてしまいました。

でもさ、続く言葉が「俺ともう1回契約して」なのはどうなんだ…。
そこは「恋人になって」では?
契約書に追加とか言ってるけど、もう甲斐崎からお金もらってないよね…?
乙野なら付き合い始めてもお金平気でもらってそうで怖いと思ったのは
私だけでしょうか。
でもまあ、甲斐崎が嬉しそうにしているのでこれはこれで
二人にとってのハッピーエンドなのでしょう。

3

甲斐崎くんがかわいい

主人公の甲斐崎くんは、美形だしお金もあるっぽいし高飛車だしであんまり好きになれそうにないなあと思っていたのですが、わけがわからない乙野に振り回されている彼を見ているうちに、どんどんかわいいと思うようになって、いつの間にか「そんな男(乙野)の側にいてもいいことないよ!」と守りたい気持ちになっていました。

側にいてほしいから契約をしたのに、本当に欲しい乙野の気持ちが全然もらえなくて苦しい、しんどい…一方通行の恋?の切なさが印象的でした。

分かりやすい結論ではないけど、「そばにいたい」という気持ちが重なって本当に良かった、今からが本当のスタートだと思えるふたりだったので、続編ちょっときたいしてもいいですか?

2

No Title

3話まで本誌で読んでいました。連載開始時にすごく気になる作品で、単行本になったら読みたいなと発売楽しみにしていました。
乙野が皇也の付き人になってるところがすごく好きです。自然に補佐して頼れてるところ、二人の関係性が自然で好きなところです。
皇也も難儀な性格だなぁと思いますが、モデルやって嫌な思いもしていたり、学校でも王子だけれど上辺だけの満たされない思い、Mっ気があるところなどツンデレの緩急さが可愛いです。
乙野は自分の気持ちに鈍感なタイプで、もっと暗い闇があるのかなと思ったら特に描かれてないのですが、単純に皇也が好きなのことが自分で気が付いて、気持ちの変化が伝わってきました。
もっと読みたくなる、なんだかんだお似合いの二人です。

2

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