Renta!限定描き下ろし付き
表紙のふたりの訳アリ感に惹かれて試し読みをし、「あれ、思ってたのとはちょっと違うかな…」と思いつつも購入し読んでみました。
結果、そこまでのシリアスさはなかったのですが良かったです。
はじめは柊也のキャラクターが好きになれなかったのですが、読み進みていくうちに彼の内面や彼の苦しさを知って、これは彼がバリケードをはってたからこんな感じに描かれていたんだなと気づきました。柊也もすごく成長しましたよね。
それから読んでいてハッとした芽のセリフがあって、「悪口を言われたりすることは耐えられても自分を隠すことには耐えられなくて…〜ただそれだけだよ」。本当に芽の真っ直ぐで芯のある性格が表れていると思いました。すごく共感しましたし、すごく好きなセリフです。
お兄ちゃんと柊也の会話も良かったし、ラストも最高!読んでいて幸せな気持ちになりました。
*春臣先生、こちらがデビュー作とのこと。おめでとうございます!!
ゲイであることを隠している大学生の鷹塚は、ストレス発散としてSNSに際どい写真を投稿していた。
そんなある日、高校時代に告白されたことのある若穂にアカウントの存在がバレてしまい、1か月限定で付き合うことに。
鷹塚がゲイであることを隠している理由は、兄のカミングアウトが家族に受け入れられなかった過去があるため。
その事情を知ると、友人の前で若穂との関係を否定してしまったのも理解できました。
若穂くんなかなかだな。
再会して一度振られた相手に誕生日プレゼントを用意し、SNSアカウントをネタに交際を迫るという。なかなか肝が据わっていますよね?!
脅してまで1か月間付き合いたいと言うので、何か切実な事情でもあるのかと思っていたのですが、特にそんなこともなかったのが気になってしまった。
なかなか強引な形で始まった関係ですが、素直な若穂の言葉に少しずつ鷹塚が絆されていく様子は良かったです。
ただ、鷹塚が関係を否定してしまったあと、若穂が「嫌われている」と思って身を引こうとする流れには少し引っかかりました。
あれだけ積極的に距離を縮めようとしていたのに、そこで身を引いてしまうのか…?と思ってしまって。
あと毎回いいところで友人が空気を読まないのが地味に気になりました(笑)
描き下ろしは3年後の2人のお話でした。
鷹塚の事情には納得できたのですが、個人的には若穂の迫り方が少し怖く感じてしまい、最後まであまり良さを掴みきれませんでした。
初コミックスとのことなので、今後の作品に期待します…!
