【イラスト入り】【電子限定かきおろし付】
小説


wake ari komochi bēta wa, shūchaku kei ryūjin arufa ōtaishi ni dekiai sareru
主人公が何かしら訳あり。中盤までほとんどわかるヒントがないです。
よって終盤に明かされるのですが
その世界観についていけませんでした。
中盤までファンタジーな竜人のいる世界でよくある村の生活だったり、結界が廻らされている後宮に閉じ込められたりはしますけど。
子ども還りした竜人とのあれやこれやは微笑ましくもありましたが、実子を養子にだしたものの、一緒に暮らしていたわけで、1ヶ月も5歳の実子と離れ離れかぁ…と なんなら実子連れていくのかと思っていたので、実子のリクのことが気になってしかたなかったです。
終盤は大陸系時代物の装いになって急にまとめに入るような感じがしてしまいました。
世界観の説明がなかったところに、こんな国やあんな国があって…とそういう世界情勢だったのか…となにがなにやら状態になってしまって もう終盤だしあんまり各国のこと頭にいれなくてもいいかぁ…と流し読みしてしまいました。
もはや、「執着」も「溺愛」も攻めのスペックに通常常備されつつあり、ちょっとやそっとの執着や溺愛では物足りなくなってきている私です^ ^
そんな私も満足の溺愛執着攻め。最高に面白かったです。
本作の攻め・ヴェリオスは、竜人の血を色濃く引いた王太子で、彼の番に対する執着心はまさに動物的。竜人の番に対する尋常じゃない執着を至る所で見せつけられました。
しかしながら、竜人αである彼が欲したのはβのソル。見た目も平凡で普通のソルは、ヴェリオスが激しく求めて止まない"番"です。
ソルはβであるにも関わらず、強大な力を有する特別な相手の「運命の番」とはこれいかに???
2人が通う学園内で突如として発情してしまったソルと、その場に居合わせたヴェリオスが突発的に身体を契ってしまったところから物語が始まるのですが、序章からグッと引き込まれてしまう展開にワクワク。ソルの発情という不可解な出来事を始めとして、その裏に隠されている真実が露わになっていく経緯は読み応えの塊でした!!
最初、ワンナイト的に結ばれた高貴な相手との子どもを隠して育てる話だと完全に思ってたんですよね。子どもの存在をいかに気付かれないように立ち回っていくのかがメインなのかなと予想していたら、全然違ってました^ ^
どちらかというと小さくなってしまったヴェリオスとの関係構築が見どころでしょうか。息子と同じくらいに小さくなったヴェリオスのお世話をしているうちに、ソルの気持ちがどんどん膨らんでいくのはドキドキの恋愛模様でした。
2人が運命の番であることの謎めきにとどまらず、黒い存在の暗躍に関してもどんどんストーリーが複雑に絡んでいくので、目まぐるしく変化していく物語についていくのがまー大変。でもヴェリオスが小さい姿から大人の姿に変化していく過程では、ちゃんと恋をして恋愛をしていく2人を見守るのが楽しく、元々運命の番で惹かれるものがあったとしても、ちゃんと心の部分で好きになっていったことに納得できる描写がとても良かったです。
ヴェリオスと結ばれるべき立場にないと知りながらも、惹かれる想いを止められないソルの葛藤をよそ目に、ソルに猪突猛進なヴェリオスの奔放な振る舞いが面白くて途中笑いが止まらんでした。チビッ子のときからソルにご執心で、少しずつ大きくなって元の姿に戻っていくヴェリオスが、ソルを徐々に囲い込んでいく手腕やり口が最高でした。やっぱり竜人の愛はすごい…^ ^
ソルがβの身体でも、自分の番であることの認識に迷いがないヴェリオスの本能に大拍手でした。それはソルを"運命のΩ"として見ていないということの表れであり、ソル自身をちゃんと自分の番として、また唯一無二の存在として最初から認めていたからに他ならないでしょう。
シリアスな展開が後半から混じりますが、運命の番についての真相が明らかにされてゆく物語の全貌図は、予想できないほどの事実ばかりでまさかまさかのオンパレードでした!
この作品のテーマは、いかに竜人の番への愛が重いのか…ということだと思います。
執着や溺愛をまざまざと見せつけられ、自分の身の危うさを引き換えにしても番を守り抜く壮大な愛の深さにグッときます。
色んなことが回収され、最後の最後まで目が離せないストーリーでした。
内容的にもページ数的にも大満足!ヴェリオスの重い愛を存分に味わって下さいね♪
すごいすごいすごいです!!
今年度の自分にとっての史上最高傑作です!(途中までは)
BLの美味しいところを、ニクいほどに押さえてる。さらには物語としてもまさかそんな!?と凝っていて。
もう主人公ソルが切なくて苦しくて辛くて。
でも実はヴェリオスがあの時からどんなふうに過ごしてきたかがわかった時!
ヴェリオスの気持ちや行動や衝動を思うと泣けて泣けて。
これはぜひネタバレもあらすじ以上の内容も知らないで読んだほうがいいと思います。
ならなんでレビューを?なんですが。
竜人でアルファ、最愛の番、オメガバースと竜人の番への執着の合わせ技。さらには主人公の身元や密命などなど。
本当にBLの醍醐味が詰まってました。
ではなぜ途中まで最高だったのか。
ヴェリオスが竜人でソルが魂の番だから…、だけで?からの6年後の再会と一緒に過ごす1ヶ月。
ヴェリオスが必死で可愛くて愛しくて。葛藤もありつつ幸せな1ヶ月でした。きっとこの流れは必要なんですがね。
現在の年相応の2人の場面が短くて…。やっと本当の意味で再会できたのに。
ソルの過去や生い立ちを考えると仕方ないのですが、やっと番になったのに…。ヴェリオスに冷たくないかい?お父ちゃんだけど竜人の番だよ?
やっと会えたね、なんだよ?
そこがヴェリオスが可哀想で。
そしてきんぴかアレクシの存在感が大きいですね!
優秀で美しくて自己肯定感高くて派手好きで、情に厚くなんだかんだめちゃくちゃ良い人で。
次作はぜひ彼のお話を!と思ったら…。どうなの?
はーーーー…読み進めるごとに物語世界に引き込まれ、
いつしか時間を忘れて読み耽っていました。
510先生によるイラストも、どの場面も美麗でうっとり見入ってしまう…
電子版(Kindle)で全374ページ(電子限定SS含む)。
長い長い物語ですが、体感では一瞬です。
竜人、運命の番、別れと再会、記憶喪失、謎に包まれた出自…
過酷な運命に翻弄される二人、特に主人公ソルに感情移入し、最後までハラハラドキドキが止まらず。
スペクタクルな世界観の、竜人オメガバースファンタジーです。
後半には私の大好きなハリウッド的(?)・ドーン!バーン!ボーン!な戦闘シーンもあり、血湧き肉躍る感覚を存分に味わいました。
物語の主人公は、平民出身の王立学院の生徒でβのソル。
お話はこのソル視点、一人称で語られてゆきます。
(実は一人称系、個人的には苦手なのですが…;
あっという間に物語に夢中になり、苦手意識は吹き飛んでいきました)
ある夜、とある目的のため学院の庭園を訪れたソルはそこで偶然、王国のα王太子・ヴェリオス(攻)と遭遇。
βのはずなのに、ヴェリオスと出会った途端になぜか発情し、その場で番ってしまいます。
そして学院を逃げ出すも、予期せぬ妊娠が発覚。
それから数年、自分が生みの親であることを
息子・リクに隠し村で静かに暮らしていたある日、
王太子の探すΩではないかと疑いをかけられ、
王宮へ連れていかれることにー
と続きます。
ここまでは比較的よくある
”逃げる受け、追う攻め”の構図なのですが…
物語がグッと大きく動き出すのは、ここから!!
王宮に連れて行かれたソルが目にしたのは、
なんと幼い子どもの姿になり、竜の尻尾を生やし、ソルとの記憶を失ったヴェリオスで…
(↑この子ども姿のヴェリオスが、表紙にもちゃんと描かれています)
ここからしばらく、初対面のはずのソルに執着するヴェリオスと、一ヶ月の期限付きで彼の側仕えすることになったソルとの、穏やかかつコミカルなお話に。
子供ながらに一人前に嫉妬する姿や、執着っぷりがなんだか微笑ましい(ˊ˘ˋ* )
特に自分の萌え心に火をつけたのが、ヴェリオスが事あるごとにソルの足に自分の尻尾を巻きつける描写。
離れない!離さない!という思いがダダ漏れ…!!
困ったなあ、とは思いつつも満更でもなく、くすぐったい気持ちになっているソルにもニヒヒ(*´罒`*)となります。
そんな二人の心の距離が近づくごとに、
そして攻めのまた従兄弟・アレクシによる
いくつかの”恋心燃え上がらせ作戦”が
成功するごとに、徐々に成長した姿に変化してゆくヴェリオス。
こんなにも真っ直ぐに、純粋に愛をぶつけられたら、心揺れ動かずにはいられないよね…
キスを待つソルを前に、顔を真っ赤にして何もできずにいるウブで健気で一途なヴェリオスが愛おしい。このシーンのイラストにも、最高に萌えたぎりました。
で!!
このあたりから少しずつ明らかにされゆく事実が、
物語を最大限に面白く&切なくさせる要素となっていました。
(以下、大きなネタバレ防止のため、
ある程度ぼかして書いていきたいと思います)
-そもそも初対面時、βであるはずのソルがヴェリオスに発情したわけとは?
-ソルがひた隠しにしている、彼の出自の秘密とは?
-ソルを王宮まで連れてきたアレクシは、一体何を、どこまで知っているのか?
-王宮で陰から密かにソルを見つめる目は、一体誰で、どんな目的が?
上記のような疑問と謎が、とある事件と人物との再会により一気に解けた時の「そうだったのか…!!」という思い。
納得するのと同時に、ぶわっとアドレナリンが放出され、興奮高まる後半〜終盤です。
強大な敵との戦いも一筋縄ではいかず、
苦戦を強いられるソル・ヴェリオス・アレクシ達…
手に汗握る展開に終始ハラハラ;
互いを救うために、文字どおり体も命も投げ出す竜人・ヴェリオスとソルの相互愛に胸が熱くなり、祈るような気持ちで一気読みです。
竜人・ヴェリオスの執着愛が
より際立つ物語ですが、
番であるソルの愛もまた重く深く、
心に染みゆくものでした。
そうして迎えた光のラストには、心が温かいもので満たされます。
どう見てもあなたの子でしょ!なリクなのに、
ヴェリオスだけがおかしな勘違いをして
わなわな震えてる描写に笑いましたw
切なく、シリアスな真実と展開の中に
コミカルな描写がリズムよく入り込み、
長い物語ながらとても読みやすい一冊。
存在感抜群の脇キャラ・アレクシも、それはそれはいい味出してます( ̄∀ ̄)
煌びやかな彼の恋のお相手は一体誰かと思いきや。
えっ、その人だったの!?という驚きもあり(これは勘の良い方はすぐ気付くのかも)、BLにはならないけれど、恋の行方を知りたくなりました◎
「記憶」と「運命」に翻弄される
二人の選択を力いっぱい応援したくなる、
スペクタクルな竜人×オメガバースファンタジーでした・:*+.
