君の運命になれたなら~初恋オメガバース~

kimi no ummei ni naretanara hatsukoi omega verse

君の運命になれたなら~初恋オメガバース~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×22
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
21
評価数
5
平均
4.2 / 5
神率
40%
著者
春田梨野 

作家さんの新作発表
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イラスト
榊空也 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784576221762

あらすじ

お前が好きだから、運命にしたかった
アルファ同士の淡い初恋は予期せぬ破綻を迎え…。運命の番を信じる隠れロマンチストアルファ×プライド高い努力家オメガの紆余曲折ラブ。

高校の入学式で映月を初めて見た瞬間、朔のアルファとしての自尊心は打ち砕かれた。新入生代表の映月は、あまりに完璧なアルファだった。敵愾心を抱く朔に、映月はなぜかなついてくる。いつしか友人関係となり、迎えた卒業式。急に様子がおかしくなった映月に襲われ、無理やり抱かれてしまう。朔はオメガに変転していたのだった。そのまま別々の人生を送り、七年が過ぎた頃。朔が勤める会社にやってきたのは、忘れもしない映月だった──。

表題作君の運命になれたなら~初恋オメガバース~

筧映月、朔の同級生で完璧なアルファ
深山朔、映月の執着で変転してしまうアルファ

その他の収録作品

  • たった一人の運命の番
  • あとがき

レビュー投稿数3

最後は素直な気持ちが一番

元々タイトルに惹かれていたのですが、
挿絵が榊先生と知り即予約しました。
オメガバースモノで、更に初恋モノとはいったいどんなお話なんだろう…と発売をとても楽しみにしていました。

出会いが高校生の頃で、その時は朔(受け)は映月(攻め)のことが嫌いでした。
その嫌いから、好きになるまでの感情の移り変わりが見れて嬉しかったです。

内容としてはすごく切ないオメガバースでした。
もっと早くに朔が自分の気持ちと向き合ってくれていたら…と思わずにはいられなかったです。

映月の「お前が好きだから、運命にしたかった」と言う言葉を聞いて
二人が運命の番だから惹かれたのかとか、
そういう細かいことはどうでもいいやって思っちゃいました。
とにかく、映月の気持ちが報われてよかったです。

その後も映月の家のことでもひと悶着ありますが
二人ならきっと大丈夫だと思いました。


二人の話とは別に、堀川くんのこともずっと気になっていたので
その後のお話を読むことが出来てよかったです。

切なさもあり、甘さもある素敵なお話でした。

1

しっかり

初めましての先生と思ったら、デビュー作でいらっしゃいました。すっごくしっかりしていて、とても読みやすく「わあ」という印象です。超王道オメガバースなのですが、正統派がお好きな方でしたらとても嬉しいのではないでしょうか。王道なのですがぐいぐい読んでしまうお話でしたので萌2よりの萌にしました。投稿されたお話190Pほど+その続き70Pほど+あとがき。

高校入学して以来、どんなに頑張っても成績で一位をとられて「目の上のたんこぶ」認定している映月。どんなにそっけなくしてもなぜか朔を構ってきて・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
堀川(高校時代の二人の友達)、眞琴(受けの母♂Ω)、賀村(攻め上司)、悠星(攻め兄)、攻め母ぐらいかな。

++攻め受けについて

言葉はそんなに多くないタイプですが、尊大という印象はない方です。冷え切った夫婦の間に生まれたからか、暖かい家庭っていうのをわかっていないはずなんですけど、親を見ているからか、本当に好きな人と結ばれたいと考えてる一途さんでした。

受けはアルファだったのに後天的にオメガになってしまった方。ヒートを起こして攻めを巻き込んでヤッてしまって、なかなか人生大変だったと思います。そこから持ち前の気力でなんとか巻き返し、最後はめでたく攻めの隣に収まり、良かった良かったという感じでした。

文章へたっぴで良さを伝えきれず申し訳ないです。色々展開あって高校生ものなんで興味ない方なのに引き込まれ、後半のお兄ちゃん出てきたところでもすごく良いセリフがあって、読んで良かったなあと思う一冊でした。次回作も是非頑張っていただきたいなあと思います!

2

素敵なお話だった

「運命の番」を軸に展開されていく切ないストーリーでした。切ないけど、じんわり温かい物語。
作者さんは新人の作家さんのようですね。文章が丁寧で読みやすく真面目で優しい印象を受けました。そのためサラサラっと心地よく読むことができました。


オメガが下に見られている世界。
出会った頃の朔と映月はα同士で、成績を競い合うライバルで親友でした。

嫌いだった相手が好きな相手に変わっていくのって良いですね。しかも高校生ものときた!わずかに見え隠れするささやかな恋心と、グイグイアピールする隠さない恋心にもキュンとなりました。
アオハルで甘酸っぱい!と、普通ならなるのですが、この作品ではそうはいきません。この幸せな時間が朔のΩ変異と発情をきっかけにガラガラと崩れていくことになります。

これこそがこの作品の大きな見せ場。
突然朔がヒート状態に陥り映月とセックスをしてしまいます。オメガになってしまった朔と、好きな相手を不可抗力とはいえ無理やり抱いてしまった映月の、淡い恋がこの事件を機に突然終わりを迎えました。

Ωになったショックで朔からの拒絶を受け、終わってしまったかに思えた2人の時間が7年の時を経て動き始めます。2人の恋は終わっていなかった。むしろ、ここからが本番であったかのように惹かれ合っていく朔と映月。この2人の恋の結末はどんな軌跡を辿るのか…その道筋は切なくも苦しいものであったけど、すごくドラマチック!心がキューンとなる嬉しい結末でした。


2人は運命の番だったのかと言うと、その答えは今出せるものじゃないと思うんですよね。
一緒にいて幸福な人生だったのであれば、それこそが「運命の番」の相手。その言葉の神秘性に踊らされているだけで、実はすぐそばにあったりする。それは男女の性別にもバース性別にも限らないことで、互いに幸せで満足な気持ちを抱く関係性の元に存在するものだと思います。

映月が"α"の朔を好きになり告白したことが全てを物語っています。何にも制約されるものでもなく、2人の気持ちが一番。それを踏まえれば、朔と映月はこれから絆を深めていって、「運命の番」になっていけると思います。2人にはその未来がしっかり見えました^ ^


後日談のストーリーも良かったです。親がすんなり認めない、ってところがリアルで好感が持てました。
オメガバース作品にはご都合主義になりがちなところもあるけど、この作品には堅実な印象を抱きました。ヒート症状を除けば、現代ものっぽくて私は結構好き。作者さんの現代もの作品も読んでみたいですね。
しっとり切ないオメガバースがお好きな方におススメです。

5

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