小説

  • 勇者アルファの求婚と、秘密の子
ちるちる評価ランキング
48

勇者アルファの求婚と、秘密の子

yuusha arufa no kyuukon to, himitsu no ko

  • 紙書籍【PR】

表題作勇者アルファの求婚と、秘密の子

ラウル・アルマンド
南方の国から来た魔物バスター,α,25歳
リシャール
ヴェルデ王国王子で神官,Ω,22歳

その他の収録作品

  • 切なる祈り
  • あとがき

あらすじ

ヴェルデ王国のオメガの王子リシャールは、父王の命に従い王侯貴族のアルファと結婚し、子を生むことを己の務めと考え、神官として聖域で祈りの日々を送っている。だが彼には、「弟」として王宮で暮らす息子がいる。数年前、外遊先で突然発情し、顔も素性もわからぬアルファ男性と結ばれ妊娠、極秘出産した秘密の子だ。そんなリシャールのもとに、ある日異国から、魔物バスターを名乗る求婚者、アルマンドがやってきて――。

作品情報

作品名
勇者アルファの求婚と、秘密の子
著者
真宮藍璃 
イラスト
北沢きょう 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
発売日
ISBN
9784815533199

ちるちる評価ランキング

48

4

(2)

(0)

萌々

(2)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

魔物バスター勇者×聖母(的)王子。秘密を抱えた二人の運命が絡み合うファンタジー

南方の国から求婚に来た魔物バスター×政略結婚を義務づけられたΩ王子。

互いに”大きな秘密”を抱えた二人の運命の恋を
描く、オメガバース×再会ファンタジーです。

外遊先で突然から発情してしまい、顔も名前も
知らぬαと一夜の関係を持ったΩの王子で
神官のリシャール(受)。
その際に妊娠し、極秘出産して…

という、オメガバースでは比較的よく見られる
設定ではあるのですが。
いわゆる「追う攻め×逃げる受け」とは
一味も二味も違う、意外な展開に”おっ!”
となるお話でした。
この部分が特徴的で面白く、また同時に少し
好みの分かれるところでもあるかもしれません。

執着攻めが受けを忘れられず、
どこまでも追ってくる…という展開が
何よりも好きな自分はちょっと「あれっ」と
思ってしまい、萌えきれず、、
だったところはあったかな;

以下、内容についてレビューする前に。
北沢きょう先生の描かれる”子ども”の
あまりの可愛らしさに、ノックアウトされた
ことを記しておきたく!!

リシャールの息子・マルセルをぜひぜひ
見ていただきたい。
P.49のきゅるるん瞳のマルセルくん、
必見です。なんて愛らしいのー…(*´◒`*)

さて、こちらのお話。
ヴェルデ王国のΩ王子であるリシャールは、
父である国王の命に従いαと結婚し、
優秀なアルファの後継ぎをもうけることを
自らの務めと教えられ&考え、
神官として祈りの日々を送っていた。

しかしある時外遊先で災害に巻き込まれた際
突然発情し、素性の知れぬαと関係を持ってしまう。

その後妊娠が発覚、極秘に息子を出産し、
息子はリシャールの「弟」として王宮で
リシャールとは離れ離れで暮らすことに。
(二人は時々会うことができる)

そんなある時、リシャールのもとに異国の
魔物バスターが結婚の申し込みにやってきてー

と続きます。


この魔物バスターこそがリシャールの
一夜の相手で攻め・アルマンド、というのは
読んでいてすぐに気付くのですが。

リシャールが”あの夜”の相手だったということ、
それを分かった上での追っかけ求婚かー
と思いきや。

そこには予想外の思惑と事情が絡んでおり、
一途な想い・執着ゆえに…ではない再会、
というところが物語の肝になっていました。

で、繰り返しになってしまうのですが
やっぱりこの、「追っかけ愛ではない」
点がちょっと、攻めへの萌え度の下がるところ…
逆にそこは全く気にしない!という
方にとっては、グッと面白く感じられる
部分かなと思います。

穏やか(に見える)で初々しい新婚生活が
描かれる前半。
後半は一転、リシャールに求婚したアルマンドの思惑と事情が暴かれ、シリアスな展開に。

父王vsアルマンドの決定的な対立か⁉︎
「ロミジュリ」的展開になった二人の行く末は?
と緊迫感高まります。

前半さらっと描かれていた「父王が頑なに
リシャールが魔術を使うことを禁じた理由」も
明かされ、なるほど!と納得。

終盤の山場である、王宮へと向かってきた
魔物退治のシーンが印象的でした。
身体的にも精神的にも強い男・アルマンド
一人ではなく、リシャールもその魔力を
存分に発揮し、二人力を合わせて退治に
成功するところが、胸熱・グッとくるポイント◎

実は序盤、健気ながらも何事にも受け身で
世間知らずなリシャールにあまり共感
しきれぬ部分もあったのですが、、

アルマンドと出会い、彼にかけられた言葉から
意識を改め、自らの意志で動こうと変わって
ゆく姿には、頼もしさと力強さを感じました(๑•̀ㅂ•́)و✧グッ!

一方、ちょっときになるな、と思ったのは
父王のキャラクター像と3人家族
(のちに一人増えますが)のこれからのこと。

Ωのリシャールを政治利用することしか
考えていないのかな、と思われた父王に
思わぬ友情の話があったり、孫の父親が
アルマンドだと判明して喜びの涙を
流したりなど、自分の中でちょっと彼の
キャラクター像がはっきり定まらなかった
かも。。

また、自国の復興&統治でアルマンドは
今後数年かそれ以上、いっぱいいっぱいに
なるのでは?と思っていたのですが。
それから数年後の物語を読むと、どうやら
リシャールのいるヴェルデ王国で父王と共に
外交会議や通商会議に勤しんでいるようで…
自国の統治体制とか、どうなっているのかな?
と細かい部分が気になったりしました。

とはいえ!

執着溢れる「追っかけ愛」ではなかったにも
関わらず、再会し心から愛し合うように
なった二人。
もう、まさにこれは「運命の番」!
ロマンティックだなあ・:*+.

敵対関係か!?と思わせておいての
どんでん返しも見応えアリ◎

北沢先生による、服装など細部に渡る
美麗イラストも大きな魅力の一つに
なっていました
(お子がー!最高に可愛い!!!///)

1

この作品が収納されている本棚

ちるちる評価ランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP