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社畜教師を召還したら無自覚スパダリだった件

shachiku kyoushi wo shoukan shitara mujikaku supadari datta ken

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表題作社畜教師を召還したら無自覚スパダリだった件

平井和真、 28歳、社畜中学教師→シリルの花婿に転生、歴史の講師
シリル・アレオン、22歳、神官

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

神官であるシリルのもとに異世界から召喚されてやってきたのは、過酷な勤務で倒れてしまった元教師・和真。くたびれたスーツに目にかぶるほどの前髪という誰が見てもさえない男だった。何故そんな男を召還したのかといえば、シリルは召喚事故で両親を亡くしており早く大神官になる為、異世界から花婿を迎えなければならないからだ。しかしその和真は、実は育ちも良く、出来る男で……!?

作品情報

作品名
社畜教師を召還したら無自覚スパダリだった件
著者
真宮藍璃 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784775530283
3.5

(11)

(1)

萌々

(5)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
38
評価数
11
平均
3.5 / 5
神率
9.1%

レビュー投稿数7

物腰やわらかなスパダリ

人当たりが良く、物腰柔らかで仕事も出来る男前。
機知に富んでいて、博識なうえに知識欲もある。
この世で自分に出来ることはなにか?と考えながら、常に受けファーストで細やかな心配りを欠かさない。
そんなパーフェクトな年上敬語攻めが登場するお話です。

いやあ、気持ちが良いくらいにスパダリでした。
まさにタイトル通りの内容なのですが、想像をしていた以上に攻めと受けの雰囲気が甘くて良かったのと、攻めの前職が上手く活かされていておっ!となりました。
大変失礼ながら、ちょっとこれはタイトルで損をしているんじゃないかなあ…

1度亡くなった異世界の人物を「神官の花婿」として召喚し、花婿と契りを交わしてはじめて1人前の神官となる…
異世界転生もとい、異世界召喚ものです。
受けが転生して攻めと出逢うパターンはよく見かけるものの、逆パターンはそこまで見かけないのでは?と、面白く読みました。

受けのシリルは、1人前の神官となるために花婿として召喚した和真と、早い話がセックスをしなければならないわけです。
和真が自分が今置かれている状況に関して飲み込みが早く、やや戸惑いながらも受け入れるのも早いので、トントン拍子に進んでいくのですが…この攻め、すごく良いんですよ。
何が良いって、古くから伝わるしきたりだからとサクッと体を繋げようとする受けに対して、即物的なものではなくちゃんと段階を踏みながら少しずつしませんか?と提案するんです。
結果、受けにとっては素敵な初夜になったけれど、攻め側は本当にあの抱き方で良かったのだろうか?と自分の行いを反省しますし、それを後から正直に受けにも伝えるんですね。
こんな攻めあまりいないのでは…?

ファンタジーな設定の中でも、気持ちの寄り添いが丁寧に描かれていた印象です。両視点で話が進んでいくので、どちらサイドの気持ちも伝わりやすかったのが良かった。
神官と花婿の関係性も面白く、恋を知らないシリルの恋の芽生えも、知識欲がある和真の働きっぷりも、和真が人にものを教える職に就いていたからこそが効いている展開も面白かったです。
ただ、恋愛面の盛り上がり的にはもう少しグッとくるものがほしかったのと、後半の展開はテンポがやや速く詰め込みすぎかな。
設定は良かっただけに、1番盛り上がりそうな後半が忙しい人向けのダイジェストのようになってしまっていたのはすごくもったいない。
もう少しじっくり読めたのなら…と惜しい気持ちでいっぱいです。

4

花婿として召喚されたのでお役目果させてて頂きます

今回は異世界召喚された教員と最後の神官のお話です。

花婿として召喚された攻様が受様と関わる事で
自分が選ばれた意味を見出し未来を変えるまで。

攻様は私立中学の社会科教員ですが
上からのパワハラ、押し付けられるサービス残業、
土日の休みすらる部活動の指導や引率に費やす
社畜教員でした。

ある日、行方不明の徒を2日間寝ずに探し回り
保護者に引き渡して帰宅するも・・・
次に目覚めると高齢の女性と若い青年と見守れらて
倒れていました。

若い男性は神官、高齢女性は大神官で
青年の祖母と名乗ります。
この神官が今回の受様です♪

彼らによるとここはエルヴァ国の王宮の召喚の間で
攻様は元の世界では死亡しており
神官の能力で受様の花婿となるべく召喚されたのだ
と告げられます。

果たして受様の花婿として召喚された攻様の未来とは!?

最後の神官である受様と花婿として召喚された攻様の
異世界転生ファンタジーになります♪

その昔、世界には人間の他に獣人やエルフ、
そして他種族に害をなす魔族が存在していました。

その後、魔族と他種族達との間に大きな戦いがおこり
獣人とエルフと人間は魔族と共に戦って
神官の力で魔族達を異空間に封じ込めると
部族ごとに国を作ります。

その300年後に隣国と間に高い壁が作られた事で
種族間の交流は途絶え、500年だった今では
他種族を直接見たことのある人間は誰もいません。

魔族との戦いから国を統一するまでの戦いで
神官の血筋の多くが耐え、今では受様の家系のみが残り

20年前に召喚にて起こった事故に
第一王子と多くの民、受様の両親が巻き込まれた事で
国王は神官に不信感を抱かれるようになっていました。

そんな中で神官の花婿が召喚された事は吉兆ですが
選ばれた攻様にとってはなかなかハードな状況です。

そんな状況なのに「無自覚スパダリ」な攻様は
花婿としての仮契約をするばかりか自分が召喚された意味を
探し始めていくのが面白いです。

召喚事故から神官との交流を拒む国王夫妻
兄王子の存在を見地下に感じているらしい第二王子
国王と受様達との間をとりもつ王弟
召喚事故で身内を亡くした騎士団長

古語を解読した攻様が予言の存在によって
黒幕の策略を退ける事となるのですが

受様が召喚魔法陣に落ちたり、魔族が召喚されたりと
かなりな危機からの大逆転でハラハラ&ドキドキ、
とても楽しく読ませて頂きました。

異世界に転生してチート能力を発揮し
異世界で出世していくお話はほぼ転生者視点ですが
本作は転生者の攻視点とともに招いた側の受視点も
併用されていてとても読みやすかったです。

4

この先の話が読みたい!

真宮藍璃先生の作品はオメガバのイメージが強いのですが、こちらの作品は異世界召喚ものでした。といっても元の世界で和馬は亡くなってて、そして魔法が使えたりとか大きな力はないんです。

凄く面白いと思ったのは元の世界での知識量が召喚先での能力に繋がってる点でした。和真は独学でラテン語を学んでいたので、召喚先でも古語を読めたりエルフ語を翻訳したりと大活躍なのです。

和真視点とシリル視点があって2人がお互いをどう思ってるのかが分かるので、恋愛面でハラハラする展開はありません。
でもシリルが神官として必死に頑張って来たので、情緒面が育ってないんです。なのでそこを和真が優しくフォローするところがとても素敵なんですよ。

この和真って人物が底がしれないほど優秀で、まさにタイトル通りスパダリなんです。なんでも卒なくこなして行くので、次は何をしてくれるのだろうと読んでてワクワクして来るんです。

単なる神官の「花婿」として召喚されただけなのに、国の歴史などを知るうちにエルヴェ国の欠点に気が付いてシリルを守る為に独自に動いて行くのがまた堪らなく面白いのです。

冒頭の和真が召喚される直前の場面やシリルの母親が起こした召喚事故の真相など至るところに伏線が張り巡らせてあって、後の事件の際に繋がるとやはりあの人物かと答え合わせするのがとても楽しかったんです。

恋愛面で言えば神官の「花婿」として召喚されたので、力を与える為に早々と身体を繋げています。でも和馬が身体だけではなく気持ちを大切にしているので、2人の気持ちが徐々に通じ合って来るところが凄く素敵でした。

個人的にはエルヴェ国が落ち着いて、他国との外交が始まってからのお話も読みたいです。きっと和馬が大活躍すると思うので…。

2

すこし異色な召喚異世界ファンタジー




召喚された元高校教師 × 神官


「うつし世」と冥府の間にある「狭間の世界」。
人間やエルフ、獣人族が住み、過去魔王を封印した伝説のあるこの世界で唯一残った神官一族のシリル(受け)は神官として一人前になるべく「うつし世」から「花婿」を召喚してもらいます。来たのはなんともくたびれた冴えない男性・和馬(攻め)でした。
早々に「仮の絆」を結ぶのですが、これで大丈夫なのか心配になるのです。


最初はなんとも勝手な話だと思いました。
召喚という名ですが、「うつし世」で生を終えた者が冥府に行く手前で喚ぶことのようなので、無理やり勝手に連れてくるというのではないようです。
とはいえ、たとえ死んだ魂だとしても勝手に召喚した癖にぱっと見だけで頼りないと文句を言うなんて、と読み初めは少しムッとしながら読み始めました。
ただ、和馬が仕事に疲れボロボロだっただけでとても優秀な人物だったこともあって、早々にそんな雰囲気はなくなり、教師であった経験を大いに生かしつつ、この世界の
危機にいち早く気づきこの世界を救う一助となるまでを、シリルとちゃんと絆を深めながら進めていく様はハラハラもしましたがとても楽しかったです。

最初は感じの悪かった騎士団長や国王がどんな邪魔をするのかと思ってたけど、和馬に早々に手懐けられていい人になってて、読んでいてストレスもあまりなく良かったと思います。

シリルの両親の汚名も返上できたし、大団円だったのではないでしょうか。
これで、


1

適応力高すぎな召喚者

異世界召喚されちゃった社畜教師がイケメンで誠実で強くて、召喚した理由にあっさり納得してくれて…。う〜ん、なんだかな。
適応力高すぎ!理性的すぎ!

確かになかなか受け入れないのもアレだけど、こんなにあっさり異世界を受け入れて冷静で花婿?いいですよって…。

体の関係を求められたら、なにその優等生的な返事!しかしするのはやぶさかではないみたいで。上手いこと言ってシリルのためにも段階を踏んでまずは本物のキスから…。

なんだか読んでてだんだん和真が知的で冷静でイケメンで良い攻め候補から、何でも良い方に捉えすぎてちょっと変?
うまく言えないけどこんなに異世界を受け入れるのもまた違和感なんだなあと思いました。そこらへんが無理でした。

3

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