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表題作黒羽と鵙目 1

黒羽組組長 黒羽斉彬 30代
バーテンダー 鵙目隆之 30代

あらすじ

奇襲を受け、マンションの一室に連れ込まれた鵙目隆之。仕組んだのは黒羽組組長・黒羽斉彬だった。繰り返される屈辱的な行為に、鵙目は黒羽と出会った天山少年院での遠い日々を思う…超人気シリーズ、ついに文庫化!
出版社より

作品情報

作品名
黒羽と鵙目 1
著者
花郎藤子 
イラスト
石原理 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫black
シリーズ
黒羽と鵙目
発売日
ISBN
9784592850267
3.7

(8)

(2)

萌々

(3)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
29
評価数
8
平均
3.7 / 5
神率
25%

レビュー投稿数2

脇キャラウザい→最後には慣れた

気になっていたものの10年前の作品ということと、長編ということで手に取るのを躊躇していましたが、フェアで割引されていたので思いきって9巻まで大人買い。

1巻から9巻、まとめての感想です。
1巻で文章の雰囲気や、思わせ振りに匂わして最後まで書かずに読者に想像させるという話の運び方にようやく慣れ、
2巻で話の世界に浸かる事ができ、
3巻からは脇キャラがウザくなってイライラし始め、
4巻からは中々進まない展開に読むのがダルくなり何度も挫折しながらも、購入してしまった責任感だけで仕方なしに読み、
7巻ぐらいから全く見えない終着点が気になり、
結局、最後まで読み進めることができました。

評価は、「萌え」から、「しゅみじゃない」になり、そして「中立」、最終的には、うざかったはずの脇キャラにも、世界観にも愛着が湧き始めて「萌え×2」に。

いろいろと思うところはあるものの、これはこれでありかなと思いました。
本当は、主役の二人を主軸にした展開が好みで、成人している癖に謎の子供ポジション?の鳩子なんて心底どうでもいいというか、邪魔でしかなかったのですけどね。


6

花郎作品は全体に痛い

花丸Blackですからそういうシーンはあるのですが、個人的には萌えるより痛い!
なにせ恐怖の男たちを書かれた花郎さんですので…
でも他の作品よりも、まだこちらのシリーズは抑えめなのかもしれません。
ただわたしは比較的可愛らしい受けの方が好きなのでもともと合わないので仕方ないのですが、冊数がけっこう出ているシリーズなので試しに購入してみました。

友人の罪を被り少年院へ入っていた鵙目と、学生時代から本物の極道と言える黒羽。
二人は少年院で出会い、鵙目が出院するまで無理矢理とも言える関係を持っていました。
現在受けの鵙目は義兄の借金が原因で天狗組に協力していて、そこを攻めで天狗組を潰す算段をする黒羽組組長の黒羽に拉致されるところからお話はスタート。
16年振りの再会は、鵙目には恥辱にまみれたもので…

男×男!という雰囲気や、攻めに屈しない受けが好きな方、そして何より痛いのもオッケーな方にはお勧めいたします。
ただ巻を重ねるごとにその色味は消えるようです。
こちらはノベルズ版の文庫化ですが、ノベルズ未読なので違いはわかりません。
電子で出ていますので、もとは昔の作品といえども入手しやすいと思います。
ちなみに『禽獣の系譜』と繋がりがあるようですが、さらに痛い話なのでそちらも未読です。
花郎さんの文章は比較的硬く、ふわふわした雰囲気の文体がお好きな方には合わないですが、ひじょうにお上手です。
一般小説寄りの文体がお好みの方はこちらのシリーズだけではなく、他でも良いので花郎さんお勧めしたいです。

6

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