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この騎士様の良いところは、今まで何を見ても食べても特に感情を動かされなかったのに、スパイのリシュルにはどんどん惹かれていくところ。
リシュルの作った料理は美味しいと感じるし、表情も少しずつ豊かになっていくしで、読んでいてそんなに好きなんだ?!となりました。
一方のリシュルは、この顔の良さでなんだかんだ切り抜けてきたため、色仕掛けには慣れているのかと思いきや実は不慣れ。
大胆なのにどこか初心で、そのギャップが可愛かったです。
どう見ても騎士様の方が骨抜きにされているのに、それにまったく気づいていないリシュル(なぜ?!)と、そんな2人のやり取りを見守るのが楽しかったです。
騎士様の重ためな執着も良かったですし、1巻完結なので気軽に読めるのもありがたかったです。
ただ、お互い特別な存在なのは間違いないのですが、恋愛的な意味で完全な両思いになったのかというと少し曖昧な印象でした。
周りから見れば十分ラブラブですし、きっとこれからもずっと一緒にいるんだろうなとは思うのですが、個人的にはもう一歩関係が進むところまで見てみたかったです。
