ボタンを押すと即立ち読みできます!
6作品収録されています。
一番好きなのは【深夜2時の攻防戦】たった10ページ(表紙含めて)という超短編でほぼ会話で終始する作品なんだけど、会話の妙を楽しめました。
付き合っているカプ(お互い漫画家同士かな?)のお話で、深夜2時に電話でやり取りする様子を描いています。
三日ぶりの安眠をむさぼっているところにかかってきた一本の電話。なんとなく要領を得ない会話なのに相手の真意を察してあげられる、そこに二人の付き合いの長さを感じます。
そして頼みづらかった理由が「エロシーンだから…」というまさかの恥じらい。それを聞いて「おまえのチンも尻穴も見慣れとる人間だぞ」と返す彼も良い。
懐の深さも、愛の深さも、信頼の深さも感じられる作品でした。
【手】も好きです。
「好きです」と記されたラブレターが下駄箱に入っていたけど無記名なので誰からなのか判らない。でも自分はゲイだし好きな人がいるから…と思う主人公。彼が好きなのは陶芸の先生で、ろくろを回すその優しい手つきから目を離せない…。
卒業の日に再び下駄箱に入っていた恋文が素敵でした。実はこんな熱い気持ちを秘めていたのね…と。
主人公の「かもうて こん手でいっぱいかもうてよ。」という台詞も良かったなぁ。でも初めて聞く方言なので、多分、触ってという意味なのかなぁ?と思ったのですが、調べたら「からかう。もてあそぶ。(広島弁)」とありました。
作家さんが印刷所にお勤めとのことで、印刷所に関するコラムが3つ載っててそちらも面白かったです。
答姐の「ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」で教えていただいたのが、こちらの作品です。
【深夜2時の攻防戦】が本当に好みでした。
教えてくださり本当にありがとうございました。
表紙買いをした作品です
左の男子が気に入り購入
しかし、この表紙左の男性いったい
どの作品の誰なのかいまだわからずです
結構ありますが
表紙と中の絵のイメージが違うことあります
短編がぎゅっとつまっているコミックです
表紙の絵でイメージしてしまったため
読んでいても、絵になれず
物語も頭に入ってこない状況でした
何度かトライして読み直して
目が馴染んだころにやっと
物語が頭に入りました
コンパクトであり比較的簡単な
展開ではありますが
気持ちが通うということは暖かいなと
思えた作品でした
わき毛やスネ毛が描かれているのが
とても気に入りました
はえているイラストは嫌な方が多いのでしょうか
私は大歓迎です
初めて読む作家さんで、表紙の絵が割と好みだな、と思って手に取った1冊です。
中身を見て、ちょっと表紙の絵から受けるイメージとは違う絵柄かな?と思ったのですが、嫌いな絵柄ではなかったです。
短編集なのですが、どのお話もうまく纏まっている印象でした。
恋愛のパターンも様々で楽しめました。
特に好きだったのは「手」、「君ヲ、春待チ」と「配達指定は真夜中に」でした。
この3つの話には一途に相手を思っているキャラが登場するのですが、やっぱり一途に一人の人を想っている姿って健気で可愛いです^^
「手」では方言が使われていて、方言萌もあります^^。
巻末のコラムもとても面白かったです。
印刷屋さんと漫画って関係も深いので、興味深かったです。
裏表紙に惹かれて(『手』という収録されている表紙でした)ゲット。
読んでみると、2008年の絵柄が好きなんだけどなぁ…という。
でも、絵だけで判断しちゃうのはちょっと勿体ないなと思いました。
特に好きだったのが『手』。
卒業を控え、卒業制作展に向けて
皆様々工夫を凝らして作成中の高校が舞台。
ある日「好きです。」とだけ書かれた恋文が下駄箱に入っていた村上徳造。
でも、自分にも好きな人がいる。
制作指導の片桐先生。
『成人したら使いたい酒器セット』を作り、
片桐先生にも製作途中にも関わらず褒められ、密かに嬉しがります。
入学したての頃、ろくろで器を作っている先生の手に惹かれ、
顔も好みだったため、一目惚れに近い想いになってしまいます。
(村上はゲイ)
想いを伝えられないまま月日だけが経ちます。
また下駄箱に差出人の名もない恋文。
黙ってもらっていられない律儀な村上は、
他に好きな人がいるという返事を自分の下駄箱に入れます。偉いな…。
酒器セットを置くちゃぶ台を作成している中、
片桐先生はふと「おまえの作る物結構好きだからさ」と言います。
卒制展が終わったら間もなく卒業。
自分の気持ちを先生に知って欲しい。でも知られたくない。
先生の気持ちを知りたい。でも、知りたくない。
相反する想いで苦しくなる村上。
ラブレターをくれた相手の、名前も書けなかった気持ちがよくわかります。
忙しいながらも無事制作を終えた村上は
酒器セットが特別賞を受賞するという素晴らしい結果になりました。
ただ、片桐先生とはもう会えなくなってしまう…。
あれから名無しのラブレターは無かったのですが、
卒業式当日、封筒の中に、陶器の欠片が同封された最後のラブレター。
「君と過ごした三年間は私にとって至福の時でした」。
先生に初めて見惚れた制作室へ走ると、
あの日のようにろくろを回す片桐先生の姿が。
お互いの想いを確認し合い、抱きつく村上ですが
片桐先生は土が制服に付いてしまうため戸惑います。
もう、そんなのはどうでもいい。
「かもうて。こん手でいっぱいかもうてよ」
先生の手で愛撫される村上。
残念ながら手コキのみでしたが、
結構どっちが攻めでも受けでもいい感じでした。
リバップルでお願いしたい。
方言萌えもあり、私にはとても印象に残る作品となりました♪
『狙った獲物は逃さない』
保健医・信夫(しのぶ)×高校生・雑賀(さいが)。
毎度言い寄られる信夫は、雑賀がただ若さ故本能の赴くままだと思っていましたが
雑賀は信夫を好きだっただけなんです。
保健室のベッドで
「貧乳でも温い人肌と抱き合うほうがいいと思わねぇ?」
と屁理屈をこね、とうとう信夫のエイリアン(w)は雑賀にin!!
思いがけず強い快感に身悶えるセンセイ。
「…男でも胸って感じるのか?」と思い、
両乳首を摘まむと雑賀は感じで信夫のモノを締め付けます!
……この時の雑賀の乳首が……。
なんだか錠剤のようなカタチだったのだけが非常に残念でした!!!!
稀井さーん!!頼みますよー!!(泣)すみません;
あとはもう、腹筋割れてて男らしいガタイが非常に良かったんですけども!
ま、二人が気持ち良くてその後の『あつい。』も
ラブかったので良いですが…。
乳首にはちょっとこだわってしまう私でした(くだらないでしょうか…?)。
エッセイ漫画、印刷所のお話はとても興味深かったです。
「ほほう。そのように作られているんだー」と。
窓口へ直接入稿しに来たお客様へ、
エロ原稿の修正を真顔でお願いする事もあるという…。
言う方も言われる方も羞恥プレイ的な感じw
優しいタッチの作品と、多少ワイルドになったタイプの作品
どちらも楽しめます。
作品全体に共通するのは、相手を想う素直な心、でした♪
短編集です。
全体的に薄味ながら、なんか好きでした。
「好きです」「付き合って下さい」みたいなストレートな告白をする登場人物に、好感持ちました。
単純な言葉ながら、一番好きな告白のセリフだなァと思います。
でもこの短編集、知らずに読んだらそれぞれ違う人が書いたのかと思ったかも。
そのぐらい、ひとつひとつ絵が違う。
ストーリーも、エロかったりピュアだったりと、いろんな作品ごたまぜです。
こういうのも面白いですね。
さらに、巻末の印刷所エッセイ漫画がかなり面白かったです。
こういう内輪ネタって楽しい。
印刷所さんも大変なのね。
あと表紙の絵がかなり私好み。