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表題作タンゴの男

アンジー(リバあり)
タンゴダンサー
ヒロ(リバあり)
ラティーノと日本のハーフ

その他の収録作品

  • それはタンゴ
  • 想いの届く日
  • ラ・ジュンバ
  • 孤独の歳月
  • Epilogo
  • Afterword

あらすじ

タンゴの男と呼ばれながら、本当の情熱を知らぬままに踊り続けてきたダンサー・アンジー。
ラテン人の母を持ちながら、祖父に引き取られ、今は日本人として暮らすヒロ。
アンジーは出逢いのひと目から沸き立つような欲望をヒロに感じる。男にはまるで興味のないヒロだったが、懐かしい故郷を感じさせるアンジーの包容力に、戸惑いながらも、いつしか心と体を開いてゆく・・・。
男が男を愛する時を情熱のタンゴに乗せて描いた、著者初めての作品集。描き下ろしも収録。
出版社より

作品情報

作品名
タンゴの男
著者
崗田屋愉一(岡田屋鉄蔵) 
作画
崗田屋愉一(岡田屋鉄蔵) 
媒体
漫画(コミック)
出版社
宙出版
レーベル
メロメロコミックス
発売日
ISBN
9784776794899
3.2

(27)

(9)

萌々

(2)

(7)

中立

(6)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
16
得点
80
評価数
27
平均
3.2 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数16

孤独と孤独

こちらでだけは消化不良だと思われるので、ぜひ「タンゴの男 the final」を…と思いましたが、そういえば「タンゴの男」は絶版になっているんでしたね。
finalは無印+αなので、finalだけで問題ありません。こちらだけでは踊るヒロ(表紙右)が見られないので、finalを出していただけたことに感謝。

今は一般紙で活躍されている作家さんです。商業漫画でデビューされた経緯も、finalの方に描かれています。この作品をBLジャンルで出版したのがすごい。正直BLかどうかは作家さん次第だと思うのですが、どうやら岡田屋先生もBLとはなんぞや…という状態で描かれていたようです。

0

でかい男とタンゴ

タンゴ タンゴ タンゴ  by 黒猫のタンゴ
たんご3兄弟もあったなあ。(団子や!!)
岡田屋鉄蔵先生です。
先生 タンゴ好きだったんですね。
もしかして おやりになっているのでしょうか??
くわしく描いてらっしゃるので 取材しに行ったのではないですか?
それっくらい 踊ってました。
私は タンゴなんかぜんぜん知らないので未知の世界でした。
ガチムチの男が踊ると 筋肉邪魔になりませんか??
それが気になったのですよ。
変なこだわりですみません。

0

好き

贅沢を言えば、ガッツリ、やられている坊主が見たかった。
もこデス(●'∀'●)ノ
読みたい!と手に入れてたのは大分前だったのですが、今頃になってようやく読ませていただきましたよ!
匂い立つフェロモン!なんなのこのおじさんww
愛を知らない男が40過ぎてようやく本当の愛を~なお話
恋に落ちるのは一瞬。それは誰にでも起こりえる瞬間。
ノンケだったはずの男が落ちていく様もオイシイ一作でありました。
女が好きで、まさか胸毛も筋肉も髭も~なオッサンにときめくはずが・・・
よもや性的興奮するはずが・・・そう思いながらも理性に抗えない
そんな描写もウマでした。

なによりも、この作品の好きなのは、
このオジサンの可愛さ!!
この色気はどこからくるのっ!
大人の男の色気というか、妖艶さというか、エロイ目、誘う顔。
それもそうなのですが、時々見せるまだ青年・・や、少年みたいな
カワイイ表情、仕草に思わずときめいてしまいました。
加えて、野獣だし( ´艸`)ムププ
わりとコアな作品かな~とは思うのですが、アダルトなお話が読みたい時には
良い作品かなと思うのでした。

3

ガチムチの無謀な適用

話の筋自体はいわゆるトラウマものだと思うんですが、まぁそんなに難しいというわけではないしシックでおしゃれだと思うのですが、割合なんでも読む自分が絵が一部一部受け付けない、というのかなんというのか。
特に女性陣。おっぱいだけやたらと肉感的で残りの部分がどうにも男に見えてしまう、というのが一番受け付けない・・・。
さらにこの女性陣の中でしょっちゅうアンジーといちゃついているベネの存在が自分には理解しがたかったのです。たぶん単なるパートナーなんだけど、アンジーがゲイだったらこういうタンゴで女性と踊ること自体うっとうしくなんないのかなぁとか思っちゃうわけですよ、まず?
しかもこの人がひどくゴツい(背中とか、男認定しかできない!)ので、この二人がホモのよーに見えてしまうのです。足までムキムキガチムチの女性はいやぁorz

とはいえすごくリアリティのある重い筋肉とチンポが躍動するエロシーンは確かにそそるので、エロ目のレーベルで男だけしかいないシブエロい世界を書くのならいいのかもしれない、麗人とか。

あ、サイトではこのウザったい長髪をボウズにされちゃったアンジーとか、老後の二人とか見ることできますね。どっちもセクシーでほんといいです。そう、男はいいんですよ男は!・・・一人の悪印象だけで2つも評価下げることになるとは

4

情熱と孤独の解放

表紙だけでこのインパクト。強烈です。
一体どんなガチムチ系かと構えたのですが、
読後は何だか魔法にかかったような気がしました。
情熱的な想いと繊細な心の機微の描き方が見事で、
ごつい2人がこの上なく愛おしく感じられてしまうのです。

セクシーでミステリアスなダンサーのアンジーが
孤独を抱えたヒロに見惚れ、慈愛と情熱をもって
口説いていく過程がひたすら優しく甘く染み入ります。
見事な筋肉を持つ黒髪髭面のアンジーを
妹分のベネは「ママみたいな存在」と言うのですが、
読んでいる内に本当にそう思えてしまうこの不思議。
彼の包容力と茶目っ気には男女問わず惹かれるのでしょう。

そんなアンジーよりさらに背が高く坊主頭のヒロが、
自分のつらかった過去を打ち明け涙して以降
どんどんと可愛くなっていくんですよ。
も、ガタイはいいし目付きもきついのに、照れたり
戸惑う姿はいじらしくてキュートなんだな。

躍動感あるダンスシーンはもっと見ていたい位格好良く、
肉感的なエッチシーンは心体共に溶け合う瞬間を
見事に表現しています。
アンジーの想いがヒロの心に触れ、やがて体でも感じる様になり
満ち足りるってこういう事なんだと感じ入ります。

冒頭登場するアンジーの理解者トニーノや靴職人のペペなど、
シニア世代のおやっさん達もとても魅力的。
続編の企画が流れてしまったとの事でとても残念です。
アンジーとヒロのダンスが見たかった。
きっと、とてもセクシーなタンゴを踊ってくれる事でしょう。

4

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