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現代ファンタジーモノ。
600年前のご先祖様の恩を返しにやってきた天狗・モモと、両親を亡くし祖母宅に引き取られた少年・虎鉄との可愛い話です。
祖母宅は名家なのですが、両親が駆け落ちした為に祖母はやってきた虎鉄に冷ややかに対応します。
その祖母は実は病気で入院していて、けれど虎鉄には仕事でいないといわれているのだけれど虎鉄は祖母の病気の事を知っていて心配している、凄く優しくていい子なんですよ、虎鉄って。
突然現れた天狗に恩返しといわれても、と驚く虎鉄なんですが、ずっと側にいる内に次第に彼の存在を受け入れてモモと呼び、そしてなんだかんだで一緒に暮らし始めます。
モモは最初、こいつはドジッ子天狗か!と思ってたんですが、虎鉄がピンチになると格好良く助けてくれちゃうんですよ!
一緒に居る時間が長くなると共にどんどんモモに魅かれていく虎鉄。
けれど天狗のモモは恋心というものが存在しないと聞かされ、更にモモは神族になるという。
モモに片想いをしている虎鉄は、最後にちゃんとモモに好きと告げます。
モモの羽根の色は桃色に染まり、桃色天狗となって虎鉄の側に居るのです、今も、きっと。
オマケ4コマの木ノ内さん漫画が可愛いです、シチサンも可愛い。
ユキムラさんの、こういう時々不思議系なお話好きです。
今回は天狗と少年。
先祖の恩を返そうと虎鉄の前に現れた天狗の和山百地守兼時(モモ)
なにかと優しい&天然なモモに、調子を狂わされながらも
気になっていく虎鉄。
えらい年寄り(笑)なんだろう、モモがアホのこでかわいぃ!
見た目も若いけど(25くらい?) 虎鉄に対する振る舞いも
大人?ぽくないというか、、、。
妖なのにいい人全開。まあ、恩返しだしね。
後半に出てくるにゃんこが、修行を積んだモモには恋心は、
存在しないと言っているので、最初の頃のモモは単に
なついてるだけなのか???
それにしては、キュンとしたり、裸見てわきわきしてるのは なぜだ?(笑)
・600年修行してるその間、約束は忘れてたのか?
なんでわぜわざ、このタイミングで、男の虎鉄の前に
あらわれたのか?とかの説明的ななにかってなか、たような?
なので、そのへん気になりました。
・虎鉄の先祖の藤吉に結婚をことわられて、孫の、、、なら
いいと言われて虎鉄のところに来たってことは
やっぱり最初から結婚を前提に来てるのか、、、
恋心はないのに?恩返しだから、気持ちはまた別?
・600年前のモモって、子供?小さいけど、、、
その小さい時に藤吉を好きだったの?
とか、色々ビミョーに気になる、、、ところはあるものの
全体的にはほのぼのラブコメとして、楽しく読めました!
心がほわっとする感じとでも言うのか。
とても温かいお話だと思った。
その昔、妖物(あやかしもの)たちから恐れられていた最強の調伏士、五式藤吉という男がいた。
藤吉はある時、幼い天狗の命を救ったのだが、その天狗が600年経った現在、藤吉の子孫である虎鉄につきまといを・・・もとい、彼に出来なかった恩返しをしにきたのだと現れたのが事の始まり。
天狗は『和山百地守科兼時(にぎやまももちのかみ・かねとき)』という正式名があるのだが、長いので「モモ」と呼ばれることに。
とにかくこの天狗が純粋バカといった無邪気な性質で、行動に全く邪心がないので読んでいても気持ちがいい。
一方、藤吉の子孫である虎鉄は、さすが最強の調伏士の血を引くだけあり、心が強く潔癖でいつも自分を律しているような子供だ。
正直こんないい子ちゃん同士のお話なんて、あまり萌えどころがないんじゃないのか・・・初めはそう思っていたのだが、読み進めるうちにすっかりその印象は変わった。
虎鉄の抑圧された子供らしくない部分は、彼が歯をくいしばって必死に生きている象徴でもあり、それは時に痛々しくもある。
誰かに認められたい、誰かに優しく触れられたい、誰かを心から愛したい。
そんな虎鉄の堅い壁をモモが解きほぐし崩してゆくくだりは、とても温かかく胸に染みた。
虎鉄の涙が出そうなほどの安堵や嬉しさを、読んだ方もきっと追体験し、同じ想いをモモに抱いてしまうはずだと思う。
しかし遠慮のないモモと、頭の固い虎鉄との交流は、なかなかにバイオレンスだ(笑)
嬉しくても照れてつい手が出てしまう虎鉄。
これがまた結構本気で殴っていたりするのだが、どうやらドM気質のモモはそれすらも愛情を感じているようで・・・やはりこれは運命の出会いなのか。
天人になるために「欲」を消されていたモモが、虎鉄に想いを告げられた瞬間、愛おしいという気持ちを思い出し、その羽も色を変えてゆく。
今回は残念ながらキスどまりのかわいい関係なのだが、これはぜひ続編をお願いしたい!
思えばこんなツンデレを読んだのは、依田沙江美の 「愛の深さは膝くらい」以来かもしれない。
ああいう可愛さだ。
脇役としてブサイク妖猫のシチサン(虎鉄命名)や、執事の木ノ内、そして祖母の竜江が登場するが、皆が虎鉄を愛している。
孤独に苛まれていた虎鉄が、モモと出会いその関係が深まるにつれて、それらの愛情を感じられるようになる様子にはとてもじん・・・とくる。
派手さや衝撃はないが、読み返してみたいと感じてしまう作品というのは、きっとこういう優しいお話なんだろうなと思った。
調伏士の血を引く虎鉄の元に現れた天狗のお話。(キスまでしかいかなかったので、どっちが受か攻か決められませんが、どう考えてもモモが受けることは無いような…)
んー、結局何がしたかったんだ?ってなもんですが、八方丸く収まってめでたしめでたし、でいいんでしょうか。シチサン(妖猫)がいなかったら中立評価になるところでした。
なにはともあれ両親を亡くした虎鉄君が、暖かい人たちに囲まれて生きていけそうだということで、良かった良かった。
天狗のモモが今後どうなるのか、木ノ内さん(虎鉄の祖母の秘書)とシチサンにおいしい展開はあるのか、虎鉄はモモのことがホントに恋愛感情で好きなのか?などなど今後が気になる終わり方でした。
因みに、シチサンは出てくるたびに私を笑わせてくれた、猫のクセににくい奴です。(私、基本的に犬派です。)彼がいたからこそ、虎鉄がモモに心を開いたわけですが、彼が出てくることによって、コメディー色が増している気がします。
両親を亡くし 祖母の家で暮らしていた虎鉄の前に、天狗のモモが現れた―!
そして奇妙な同居生活を始める…
とにかくモモが可愛らしいw
普段はふざけている様な人(?)ですが、時には虎鉄を助けてくれます。
そんなモモに 段々恋心を抱いていく虎鉄が…良いです!!(ぇ
シチサン(猫)も居て、普通に楽しめるお話だと思います。
俺は結構 ツボでしたねw