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表題作恋情に濡れる夜

新人バーテンダー・名村柊二(25)
バーテンダー・吉野悠也(25)

あらすじ

バーテンダーの吉野悠也は、長いあいだ付き合っていた彼氏の八重樫と別れたばかり。
関係はセフレでも、悠也なりには未練のある別れ方だった。
そんな悠也の前に同僚として現れたのは、見た目は美形だが性格は傲慢、しかもかつて高校時代に悠也をこっぴどく振った過去がある男、名村柊二だった!さらに、八重樫はヨリを戻そうとしてきて、ひょんなことから悠也は名村に抱かれてしまい―。


作品情報

作品名
恋情に濡れる夜
著者
音理雄 
イラスト
乙里玲太朗 
媒体
小説
出版社
メディエイション
レーベル
Hugノベルス文庫
発売日
ISBN
9784870318892
3.4

(5)

(1)

萌々

(0)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
17
評価数
5
平均
3.4 / 5
神率
20%

レビュー投稿数1

負けず嫌いにも程がある

ツンデレ攻め、俺様攻め、鬼畜攻め、どれもあてはまりますが、一番ぴたりとはまるのは負けず嫌い攻めですね。
ほんとに好きって言わないし、愛情を見せようとしないし、Sっ気たっぷりな攻めです。

ノンケの新人バーテンダー・名村柊二(負けず嫌い攻め)×ゲイのバーテンダー・吉野悠也(意地っ張り受け) 高校の時の同級生
お店に新しく入った新人バーテンダーは、見かけはばっちり悠也の好みで、彼氏と別れたばかりの悠也の心をときめかす。
まだ男の尻を追いかけているのかと、その男からの痛烈な言葉に愕然とする。
8年前の高校時代に、告白よりも前に振られた名村で──。

態度から見れば、名村が悠也を好きなのは丸わかりです。
悠也に寄りを迫ろうと前彼の八重樫が店に電話をかけてきた時に、凄い剣幕で怒って撃退しているので。他にも色々と。
態度は、本当にバレバレです。なにかあるとすぐに、ジェラシー炸裂させてます。
おまえの方が俺を好きなんだから、それを認めろよと、もの凄く上から目線で悠也からの告白を促します。
けしてけして、自分からは好意的な事を言わないし、伝えないので、それが誤解を生む原因ですね。

悠也は悠也で、名村の本気が見えないので強がって、中々進展しません。
どっちもどっちなんですが、嘲笑するような名村の態度に原因があると思って間違いないです。
好きなんて弱みを伝えれば、益々かさにかかってからかいそうな信用ならない相手に、こっちから告白出来るかと言えば、出来ませんから。

そんなこんなで上手くまとまるのか、このカップル?と言う心配を抱かせつつも、ちゃんとまとまるので安心して大丈夫です。
イジワルS男な名村から、名村らしいラブな言葉も聞けるので、待っただけの甲斐はあります。

エロ:★3 やや無理矢理目で痛そうなの有、野外でベンチでH有など、結構たっぷりめ。
総合:★4 口が悪い攻めが萌で楽しく読めましたが、もうちょっと名村側からも好意を示すべきでは?とも思ったので。

2

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