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表題作愚か者の最後の恋人

フレイ、貴族の次男坊
キユナ、フレイの家に仕える従者

あらすじ

惚れ薬を飲まされ、雇い主で貴族のフレイに恋してしまった使用人のキユナ。誰にでも愛を囁く節操なしのフレイのことが大嫌いだったはずなのに、面白がって悪戯されてもその手を拒めなくて……。
出版社より

作品情報

作品名
愚か者の最後の恋人
著者
樋口美沙緒 
イラスト
高階佑 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
ISBN
9784592850427
3.5

(59)

(19)

萌々

(14)

(13)

中立

(5)

趣味じゃない

(8)

レビュー数
13
得点
195
評価数
59
平均
3.5 / 5
神率
32.2%

レビュー投稿数13

愚か者の最後の恋人

高階さんの美しいイラストに惹かれて購入してみました!
聞かない作家さんだなあと思ったら、初めての本だそうで。おめでたいですな。笑
中世ヨーロッパくらいの時代かな?
とある貴族と従者のお話でした~
で、この従者(受けちゃん)が惚れ薬を飲んじゃうんですね…
ってここまで書くとすごい軽い小説のようですが、後半になるにつれて結構ハードな展開でしたww
遺産争いとか血なまぐさいシーンもあったりして…。
攻めが遊び人で何かいまいち信用できないんだよね…何か冷たいこと言ったり愛してるっていったり;
発言に一貫性がないからあんまり好感持てなかったかも;
まあでも総合しておもしろかったかな~
次は現代の話が読んでみたいです♪

3

初めての作品・・・ほんとそうなの??

どこかで見た名前と思っていたのですが、どうやら作家さんにとってこれが初めての本のようです。アマゾンだったか何かで他の本も名前が上がったと思ったのは気のせいだったのか???
しかも文庫にしたらなんか高いなと思ったらBLACKの方か~何が「黒い」のか未だに判らない…

表紙のイラストを見ても判るように貴族が出てくるファンタジー系の話です。
とある国のとある貴族の子息とそこの家に仕える従者のカップリングで言うなれば主従関係物と言うところでしょうか。
もちろん架空の国の話なのでありえなーいという設定がちらほら?特に妾腹は相続争いを避けるため子孫を残せないように同性同士で結婚させる決まりごとがある…
なんて、いかにもBLらしい設定にちょっと笑ってしまいました。

高階さんのイラストの雰囲気が以前買った真崎るのあさんの表紙と似ていたことや、惚薬を飲んで最初に見た相手に惚れてしまい解薬を飲むまで効果は消えないなど、笑える設定が色々あったので最初はコメディ色の強い話かなと勝手に思っていたのですが、意外にまじめな話でしたね~

親に捨てられ貴族の家にひろわれてずっとそこで暮らしていた主人公のキユナが育ての親とも言うべきエオスト家の領主の弟フレアという男の目の前で、問題の惚れ薬を飲んでしまい、フレアに恋をしてしまう…
気の強いキユナはそれでも相手をとっかえひっかえしているフレアの本性を幼いころから見て育っているので抵抗しますが、次第に惚れ薬のためと思っていた彼への恋心が普段は不誠実なフレアの見せる優しさに触れるうちに次第に本気の恋へと変わっていく…と言うようなお話。

キユナが事件に巻き込まれ、犯人にされそうになったり、真犯人に殺されそうになったりとハラハラドキドキ感も以外にあって、そういう部分では結構楽しめました。
なんとなく筋書きは読めはするのですが、ドラマティックな展開は以外に好きです。
全てが解き明かされた頃、親に愛されていないと思いながら育ち孤独だったキユナに訪れる愛…。

よかったねとホッと胸を撫で下ろす話なのは良いのですが、最後のエピソードはちょっと出来すぎ。でも2人が幸せならばそれはそれでよかったかな?
新人さん(?)という事でまだまだこれからだと思うので、次の作品に期待してみたいです。でも、できれば次はファンタジー色無しの普通の話でお願いしますね♪

2

切ない!

泣けました~。まだ筆力は課題が残ってる気がしましたが、萌えと胸キュンがいっぱいだったからよかったかな。
心情描写が上手で、お話としても面白かったです。

3

ハンパな設定

中途半端な設定だな~とのまず感想
ファンタジーでもなく、中世でもなく
なにより、似たような設定の登場人物が多いこと多いこと
お兄ちゃん的な人、遊び人的な人、不遇な人、など
みごとにかぶってふたりくらいずつ存在します
混乱はしませんが、別にいなくていいし・・・とおもう人が多すぎます
逆に混乱せずに読ませることが筆力だと言うのなら
力はあるのかもしれませんが(苦笑)
殺人事件も、塔の逸話も、出生の秘密も、惚れ薬も
結局さして大事なことではなかったのかもしれません
まあ、繋がってはいましたが
なくていいもの、なくても成り立つ話が多すぎる気がしました
作家せんせいの好みを盛りだくさんというのなら
それはそれでいいのですが、自分は好きではなかったです

3

最高

文章力が高くて、序盤から引き込まれた。切なくて、泣ける。
タイプとして分けるなら、浮気攻めと一途受けになるが、受けは惚れ薬で惚れてしまうというワンステップがあるので、本当は好きなんかじゃないという心理描写等、ほかの作品にはない良さがある。
ストーリーも恋愛要素がなくても十分楽しめるくらい、よかった。

4

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