ロシア君主×美人な旅館亭主が贈る年下キチク攻ラブ!!

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表題作ロシア君主の高慢な恋情

ルキアン、受様に融資するロシアの財閥次期総帥23
藤代香月、赤字で潰れかけの老舗旅館の亭主25

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

老舗旅館の亭主・藤代香月は、赤字経営をなんとかしたいと、ロシア実業家のルキアンから融資を頼むことに。しかし、彼は融資をする代わりに香月の服従を命じ、無理やり身体を求めてきて…。
出版社より

作品情報

作品名
ロシア君主の高慢な恋情
著者
羽鳥有紀 
イラスト
高峰顕 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044529048
2.6

(3)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
7
評価数
3
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

お馬鹿だけど可愛い。

初めて訪れたロシアの大富豪・ルキアン。
最初の出迎えが悪かったのか香月に無理難題を押し付けていたのだったが、何故か急に好条件の融資の話を持ちかけられ――。

ありがちな強引攻めなのかと思ったら、実は――、という理由のある攻・ルキアンでした。
しかも強引なんだけど年下、という、時々敬語になったりして、年下攻好きさんにはオススメですv
そして、受の香月。
ルキアンにも作中で散々言われてますが、本当にお馬鹿さんです(^^;
お馬鹿さん、と言ってもそのままの意味ではありませんが。
一生懸命すぎて周りを見る余裕がなくなっちゃうんですよね~。
そういう所が長所であり、且つ短所でもあるという。
読んでいる方としては、「ああ、ここでそんなことしたら、後で大変なのに~」と、じりじりさせられます(笑)
きっとルキアンも馬鹿のつく程一途で一生懸命なところが好きなのでしょうけどね。

他にも香月の事が好きな幼馴染や、旅館経営にまつわる事件などが出てきて、二人の恋の行方以外も楽しめると思います。

2

ロシア君主の高慢な恋情レビュー。

結構ダラダラと掴みエピソードが始まるのですが、金魚とか綿あめとか、ベタだなって伏線があるのでサラッと読んじゃいけない気がします。

結構BLとしては退屈な経営話が畳まれていますが、アレもコレも実は香月を想っての作戦…とベタですがそういう愛情が隠されています。

香月の一人称が「おれ」
ルキアンもといルカの一人称が「俺」
幼少時代のセリフはこの一人称で読み分けました。

ルキアンが香月を「あなた」と優しく呼ぶのがこぞばゆい。結構きっついし、愛情が見えづらいキャラなので感情移入がし難いかなぁ。大好きで13年も思い続けたワリには香月の事を「トリ頭」言い過ぎです(爆)
香月の喘ぎ声が、いや、だめ、やめて、とやたらと女っぽいのが凄く気になる。うん、まぁ、それは後半の両想いになってからのにゃんにゃん中にベタ睦言に慣れてない感じが~って甘く口説くので納得。実はちょっとあまりにもいやいや言うから気になっていたんだ。おっとり若旦那は喘ぎ方もおっとりでした。もっと力づくで「やめろよ!いやだ!はなせ!」くらい言うかと思ったらやめてやめてって…逆に誘ってんじゃね?って気がする。

借金取りに襲われかけて見事過ぎるタイミングで登場するルキアン。流石ベタです。
脱げた雪駄のかたっぽ。和風シンデレラ、流石ベタです。
あなたはおれのものだ。の契約をゴリ押して好きだって気持ちを告げずに体から落としていく。流石ベタなスレ違い。
幼馴染との電話中に「おれはお前のものだ」と言わせる鳴かせる。流石ベタです。

香月が13年前の事を覚えていると知る前のツンツンっぷりと、覚えていると知った後の態度の代わり方がベタです。最初がツンツンしすぎて、この攻め素敵って思う前になんだか良い雰囲気になっちゃって読者おいてけぼり感があります。

チンピラから救うトコと、後半の一途っぷりが明らかになるまでは香月は幼馴染の藤堂とくっついた方が幸せなんじゃ…と思ってしまう。そこが残念だったな。
あのロシアの少年は「俺だ」って言っていたのだろうけど判り難過ぎてもやもや。もったいなぁいなぁ、テーマの違いかな?こういうスレ違いを書かせたらとても切なく書けるのに、旅館とか営業とか運営とかテーマが難し過ぎて萌え難いなぁ。勿体ない。

今回はテーマが難し過ぎて羽鳥さんらしい切なさとか萌え描写が少なかったのが残念。でも後半は良かった。くすぐったい書き方が良かった。

0

亭主さん、しっかりしなさい!

香月(受)が世間知らずで、ちょっとイライラしちゃいました。
人を信じるとかうんぬん以前の問題かと...
不正を暴いたルキアンを責め、自分が気付けなかったことの責任転嫁する
女々しさもイヤだなぁ~
しかも、ピンチの時は自分では切り抜けられず、
毎度毎度ルキアンに助けてもらう情けない男です。
亭主らしく少しは男らしくなれよ!とツッコみたいです。
それに、ルキアンのライバルの藤堂がルキアンの正体に気付いていたのに
彼を待ち続けていた香月の方はそれに全く気付いていない...

でも、それより何より、受の喘ぎ声がタイプじゃなかったのが
大きいかも。
『あんっ...』が多いんですよね~
せめて『あっ...』ならいいんですが、『あんあん、いやいやっ』
の連発に満腹通り越して拒絶反応が...
CDならあんあん言ってても男の声なんで大好物なんですが、
文章やマンガで読んじゃうと苦手エリアになるんですよね。

で、ストーリー展開がまた単純明快過ぎて物足りない。
何もかも先が読める展開なのに、その全てに気付いていない香月。
純粋でかわいいなんて思えるわけもなく、
この人おバカさん!?って冷めた目線で見ちゃって
感情移入も出来ないんですよ。
もうちょっとオブラートに包んで小出しにして欲しかったけど、
読み始めてすぐ、『鈴木、おまえ悪人だろ!』ってわかっちゃうし...
盛り上がれるシーンがなくて、ダラダラと予想通りの展開に
流れていくのがつらかったです。

唯一の萌えポイントは、香月とルキアンのエチ中に藤堂が
電話をかけてきて、それにルキアンが出る。
声を聞かれてはバレると必死にガマンする香月と
声を出させようといじめるルキアンには萌えましたww

この藤堂がワンコタイプでかわいいから、
かわいそうな扱いに切なくなっちゃいます。
ルキアンに殴られ、香月にはフラれ...
何年もそばで守ってきたのに!と啖呵きったわりには、
あっさりルキアンに負けた宣言をし、海外転勤って...
都合良過ぎなんだよぉ~
傷心のまま一人寂しく海外転勤した彼がステキなパートナーを
見つけてることを祈りたいです。

0

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