情熱的な人気ハリウッドスター×美人ボディーガードのスリリング・ラブ!

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表題作ボディーガードの危険な愛執

レオン・ランバート、ハリウッドの華やかな武闘派俳優
天宮一樹、総合警備会社のボディーガード

あらすじ

脅迫状が超人気ハリウッドスター・レオンに届いたためボディーガードをすることになった天宮一樹。ある日、警護を抜けだそうとするレオンに、注意をした一樹だったが「お前が女の代わりになれ!」と襲われてしまい!?
出版社より

作品情報

作品名
ボディーガードの危険な愛執
著者
羽鳥有紀 
イラスト
一城れもん 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044529055
3

(6)

(1)

萌々

(0)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
16
評価数
6
平均
3 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数3

ボディガードの最低条件

今回は圧倒的な人気を誇るハリウッド・スターと
彼を担当する事になったボディガードのお話です。

脅迫事件に絡めてお互いを認めて専属にと言われるまで。

攻様は世界的な人気を誇るハリウット・スターです。
端正な顔立ちはまさにスターと呼ばれるに相応しく、
スタントマンを一切使わず荒事に挑む肉体派兼武闘派俳優。

若い女性に絶大な人気を誇り、
熱狂的なファンの多い攻様ですが、
新作がラブシーンのある映画と発表された直後から、
嘆願めいたファンレターが届くようになります。

最初は気にも留めなかった内容も
文字が乱れ、文章が危うく、尋常ならざる様相を呈し、
クランクイン直前にはあきらかな脅迫状に。

心配した攻様の後見人兼弁護士が
警備会社に24時間体制でのガードを依頼、
受様は攻様の出演映画がクランクアップするまで
同僚と共に攻様のボディガードを努める事になります。

が、資産家の愛人の子として母子家庭で育ち、
母の死後はきままな一人暮らしの攻様は大の束縛嫌い。

見張り役は不要ばかりに
徹底して受様達を邪魔物扱いし、時にはガードを巻く事も。

思い通りにならない攻様に受様の相棒は
さすがコネで主役を掴んだアイドル俳優と酷評しますが、
受様は撮影現場での彼の姿にスターの輝きを感じます。

そんなある日、
競演女優との外出を受様に阻止された攻様は
外出しない代わりにセックスの相手をしろと迫ります。

引くに引けなくなった受様の様子に
脅しとからかいを込めて手を出した攻様でしたが
未経験な受様の言葉に自分が誤解していた事を知ります。

クライアントを護る為ならば自分に出来る事をする。
俺はボディガードだから。

受様の真摯な態度に
考えを改めたかと思われた攻様ですが、
翌日からは必要以上にスキンシップを図られて?!

こんな状態で
受様は脅迫者から攻様を守る事ができるのか?
攻様は映画を無事にクランクアップできるのか?

そしてプライベートでの二人の関係は進展するのでしょうか?!

脅迫者の影を追いつつ、
主役二人が徐々に惹き合っていく王道なストーリー。
怪しい人がヤッパリ脅迫犯で、
二人もしっかりラブラブになって大団円を迎えます。

羽鳥さんは文章が読みやすくて
キャラ設定がツボなのですが、
どのお話も必ず展開にムリヤリ感がある残念な作家さん。

そろそろそういう点が無くなるかと毎回期待して読むのですが
今回も攻様の父親の職業設定に強引さが~!残念!!
次こそは爽やかな後味を期待しています!!

今回は同じくボディガードもの、
御曹司×ボディガードのカップルで一作。
日生水貴さんの『黒猫は甘く咬みつく』をお薦め♪

2

ボディーガードの危険な愛執レビュー。

仕事をキチンとこなしたいと思っている一樹の性格が災いして、女の代わりに相手しろというお約束な展開へ。自分が女の代わりをする事で、レオンが大人しく守られてくれるならと無茶な取引に応じる一樹だが、実はこのテの事は未経験。途中で本気で嫌がり怯えて震える一樹にレオンも気付いて、お前馬鹿じゃねーの?と呆れ顔。最初っから初めてだと言ってくれれば優しくしたのにと、急に紳士的になります。
ベタだ、先の展開が読めるのに面白い。痒いトコに手が届く位の、いっそ清々しい位のベタ展開に大満足です。

プライドの高い子猫ちゃんな一樹を、あーもう可愛いなぁ可愛いなぁと特別扱いするレオンの話でした。
とある事情で幼い頃から見張られたりしていて人を信用しない、非常に警戒する、ツンツンツンツンなレオンが初めて人に執着する。守りたいと真正面から告げられて恋に落ちるベタでピュアな話。

最初の女の代わりにって取引と、次のケガをしていないか確認させてくれってので体には触るけど最後までやらないし。告白し合って、事件も解決して、それからやっと深く繋がるのでガッツリBLなのが読みたいって人には物足りなさを感じるんじゃないかな。

一樹の仕事に真っ直ぐなトコが可愛かった。こんなに真剣に君の事を思って守りたいって思っているのにって、人なんか信用するもんかと色々テストをしてくるレオンに対し必死になるトコが可愛い。

あと、豆を挽いて珈琲を入れるシーンの「(珈琲を豆から挽いて淹れる姿が)だって好きだから」とか「(好きなモノに時間をかけるのが)好きなんだ」のやり取りは流石ベタ作家というか、ベタ好きの心を擽ります。お見事!

レオンと一樹の惹かれ合いに重きを置いていましたが、脅迫事件やらアレックスのツッコミやら、美味しいエピソードも多くて満足です。「一樹のパートナー」から「アレックス」と最後の最後になってやっと名前を覚えて貰えて良かったね、アレックス。
君はライバル兼御節介者として素敵なスパイスでした。

両想いになってからの恥ずかしいセリフのやり取りが好きです。
「初めてのキスも、初めての恋も、お前の初めては全部俺のものだ。責任取って、お前の最後も全部俺のものにする」
甘過ぎるよ!口から砂糖が飛び出るよ!

1

似たような展開

ボディーガードものは、これまでにも違う小説で読んだことがあるんですが、なんかそれと似たような内容でw苦笑
束縛されるのが嫌いな攻めは、ボディーガードである受けを性欲処理の相手に…
という展開はまたか。とかw内容はそこまで悪くはないんです。ただ、うーんって感じに…;

別に似た内容でもいいんですが、展開が見える・犯人がすぐわかる。
まあ、ここまではいいんですが、そこでどうやって読者を萌えさせるかがポイントですねー。
それは難しいことなんですがw苦笑
あと設定がちょっと無理やりな感じがありましたので、わたしには微妙な感想を持っちゃいましたね;

でも挿し絵はよかったです。
ただ攻めの 顎の長さ がちょっと気になった…かな。あははw苦笑

じっくり読みたい!っていうよりはスラッと読める作品だと思いますね。

4

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