表題作一枚の絵

領主 ライオネル 
難民孤児 エリア

その他の収録作品

  • キスより甘い吐息

あらすじ

戦災孤児のエリアは、身分差別を受けながらも日銭を必死で稼いでいた。13歳の冬に、城下を訪れていた領主の息子ライオネルに偶然出会い、施しを受ける。
そして数ヵ月後、貧困から身を売るしか生きていけなくなったエリアは、客からひどい仕打ちをされ逃げ出したところを、ライオネルに保護される。
好きなんだけど、身分違い…。
身を引く切なさと、どこまでもピュアな恋心に惹かれます。

作品情報

作品名
一枚の絵
著者
六青みつみ 
媒体
小説
サークル
インカローズ〈サークル〉
ジャンル
オリジナル
シリーズ
騎士と誓いの花
発売日
3

(1)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

大ボリュームの1冊

商業誌「ruin -傷-」の前作となる作品です。
できれば「一枚の絵」を読んでから「ruin -傷-」を読んで欲しいです。
読めば何故カレスが罪の意識から自傷行為をするのかがよくわかります。

それにしても…、この話の主人公エリアの境遇は悲惨です。
ライオネルが同情してしまうのも無理はない。
貧困、差別に苦しみながらも、心まで荒まずにいられるのは不思議だけど、かなり自分を蔑んではいます。
そりぁ仕方ないですよね、流民の孤児と領主の孫ではね。
しかもエリアは男娼をしてた事を隠しているし…。
典型的な身分違いの恋です、そして妨害工作に泣かされます。
最初から最後まで「これでもかっ!」と言わせる切なさに、ハラハラしっぱなしの全102ページです。

5

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