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表題作穢れた純愛

富樫隼人,若くして富樫組・組長
園城倫生,香道・園城流家元の養子で大学生

あらすじ

「倫生、お前が憎くてしょうがない」たおやかな美貌をもつ香道家・倫生は、ある秘密に苦悩していた。そんな中、かつて兄のように慕い唯一自分の秘密を知る隼人と再会する。今はヤクザの組長となった隼人は、秘密をネタに躰を要求してきた!!穢れを知らない躰は、獰猛さを滲ませる隼人に、狂おしく求められ喰い尽されていく。拒みつつも倫生は、隼人の仄冥い情念に惹かれていって…。濃密執着愛オール書き下ろし。
出版社より

作品情報

作品名
穢れた純愛
著者
華藤えれな 
イラスト
小山宗祐 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784862635655
2.1

(9)

(0)

萌々

(0)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
5
得点
14
評価数
9
平均
2.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数5

湿度200% 和風ラブロマン

BLが耽美小説といっていた頃の流れをくむような、お道具立ててんこ盛り
まず、登場する場所が、
雨の鎌倉、苔むした寺院の墓地、山に隠れるような高級料亭の離れ
攻の隼人は
児童施設で知り合った主人公を、ずっと見守り続けて、今は暴力団富樫組の組長
受けの倫生は
香道の家元の養子、普段から若師匠として和服、なのに大学生
そして、母親にずっとつきまとっていたチンピラやくざ飯沼が倫生を脅しにきて、、
これだけのお道具が揃っていれば、お昼の連続ドラマが十分作れそう

ずっと陰から倫生を守ってきた隼人が、飯沼に襲いかけられている倫生を助けに出て行くのですが、動転した倫生は、隼人も飯沼の仲間だと思いこんでしまいます。
聞く耳を持たない倫生の言葉に、今まで自分の心の中に温めていた思いまで、すべて否定されてしまった隼人は、それならばと体を要求してきて、、



それなりにいろいろあった挙げ句、最終的にはすべて万々歳で終わるので安心です。

濃密な執着愛、読んでいるだけで家の中はじっとり暗く、湿度が跳ね上がることうけあいです。

4

愛憎劇in鎌倉

受けのために自分を犠牲にした過去のある攻めと、心に闇を抱えその過去に怯える受け。

受け以外みんないい人wこれに尽きる。

この受けがなんというか、女に嫌われる女みたいな・・女々しいようでしたたかというか。何気に選民意識もあったりしてあまり良い性格じゃない。
反省したり葛藤したり、心の中ではこれじゃいけないともがいてるんですよね。でも思ってるだけで行動はしない、なにしろ自分が一番なんですよね。

攻めと養父が本当にいい人。
攻めは何故そこまでってくらい受けのこと気にかけているし。
養父は常に優しいし。
ちょっと受けにはもったいないと思ってしまいます。
というかホントのこと話せばそれでOKっていうハッピーエンドっぷりはどうなんだ・・

エロは結構濃厚でボリュームがあります。お話自体が重いので個人的にはもう少し少ないほうがよかったです。

鎌倉の風情と、受けの性格w(個人的にこの2つが見どころ)で萌評価にします。

2

ムカつく受け

久しぶりにこんな駄作を読んだ、時間を返してくれuIIv
受けのどこが愛される要素があるのが、全く分かりません(-_-#)狡くて、弱くて、ナルシスト。罪の意識に苦しまれたって、彼全然自分の罪をわかってないじゃん、汚点としか思ってないじゃないの(-"-;)自分ばっかり不幸で、周りに甘えてるだけ。
こんな受けだから、全然感情移入出来なかった、義父と攻め、あと死んだ子不憫でなりませんp(´⌒`q)セックスシーンは多かったが、何せ受けを嫌ってたから、エロいけど、ふ~んって感じだけ。華藤えれな先生の作品結構好きなのに、ガッカリした킩

1

最低な受け

受けが非常に不快でいらいら。
歪んでいて自己愛が非常に強く自分のことしか考えていない。
最後に成長するのかもしれないと思って読み続けたが最後まで自分のことばかり。
受が愛される理由がわからない。
罪を償うことも罰せられることもなく、丸くおさまったのには唖然とした。

1

もったいない

性格の悪い受という設定なら萌え作品になったと思います。

この作品の何が悪いかというと受の行動は自己中心的で
他人を踏み台にしてあまつさえ普段はそれを忘れているというのに、
攻がそんな受のことをモノローグで絶賛している所だと思います。
しかし受の実際の行動は最低の一言なので、
読んでいるほうはギャップを感じてストレスが溜まります。

もとから性格の悪い受で、そんな受でも攻は惚れているという設定なら
神作品になったと思います。
香道も面白いモチーフなのに、残念です。

1

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