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表題作深海魚は愛を歌う

老舗料理店の若旦那・狭川領一郎
バーの女装歌手・千種

あらすじ

老舗料亭の跡継ぎ息子・領一郎は、出張先のバーでドレス姿で歌う千種と出会う。歌姫としての千種に魅了された領一郎だがいつしか恋に変わり…。だが千種にはストーカーが付きまとっていて!?
出版社より

作品情報

作品名
深海魚は愛を歌う
著者
久万谷淳 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫black
発売日
ISBN
9784592850496
2.2

(4)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
7
評価数
4
平均
2.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

ワンコな坊ちゃん攻め×男らしい美人受け+その他大勢♪

表紙を見ると、妖艶な歌い手にマジメサラリーマンが手玉に取られている?と思えたのですが、この妖艶な歌手は、さっぱりとした性格の美青年でした^^

老舗料亭“さがわ”の息子(領一郎)が、支店開業の為に赴いたS市のバー“深海魚”で、一目惚れしたのが、細い直線的な体にドレスをまとって歌う美青年(千種)。
妖艶に楽しく切なく歌う千種に、人生最大の拍手と、いつもの領一郎では決してしないであろう“ダッシュ花束買い”に体が動いていた!
ボンボンで優男、真面目だけど機転が利かない・領一郎と、しっかりとした歌声と美貌でファンも多い歌姫美青年の千種の、ストーカー事件や遠恋模様、領一郎家族の対応や千種の過去などを絡めて、明るいトーンで和気あいあいと展開していくラブストーリーでした^^

この作品に特に思ったこと、
薄い1冊の花丸Bなのに、主人公2人の他の同等キャラが多くないかい?でした。
良くぞここまで埋もらせないで登場させたなと^^

領一郎のアクの強い母親(社長)と大らかな父親(板長)、
母親のツバメの噂のある秘書の一聖さん。
岩さんは、領一郎の亡祖父に惚れていた感がプンプン、老いてもまだ・・。
戸沢くんは、千種のストーカーで切れ易い歪んだ青年、主人公2人を見送った後、有耶無耶になっているけどどうなったのかな?
もしかしたら、一聖さんに警察沙汰寸前で助けられたから、S市で一聖さんLOVEになっているかも?と妄想してしまったりしてます。
他にも、やえさんや鎌田さん・・・登場キャラ、みんな憶えています!
だから、もう少し厚くして、他キャラを説明をして貰いたかったな。
(一聖さん、岩さん、戸沢くんのBL話は?)

Hシーンは、マジメボンの考えそうなプレイ(携帯での局部ムービーとか)してます!
安普請のアパートでの、ボイトレしている千種の喘ぎ声って・・?!(発赤!)

明るくハッピーな展開がお好きな方に、お薦めです。

0

花丸文庫blackっぽく無かったなー

帯『若旦那、女装歌姫に惚れる』

鵺さん表紙に魅かれて読んでみたんですが、読後感としては「花丸文庫blackらしくない作品だなー」でした。
まあ自分が花丸文庫blackに勝手にレーベルイメージを持ってるだけなんですが、花丸文庫blackというより普通に花丸文庫という感じ。
老舗料亭の若旦那で行動にかなり天然入った領一郎[攻]は、料亭の支店を出す為に訪れた土地でバーに連れて行かれ、そこで女装をして歌うその店の店員兼歌手の千種[受]に一目惚れ。
領一郎は料亭の息子という事もあって料理が上手く、仕事もそれなりにはこなすんですが「坊」と呼ばれるのがお似合いな世間知らずで恋愛にも慣れていない。
そんな領一郎を千種がややリードする形で彼等は愛情を育んで行くのですな、携帯メールでのやりとりに一喜一憂する領一郎がなかなか可愛いです。
千種にはストーカーが付いてるんですが、もう正体は分かっちゃてますし行動はストーカーだけどマヌケなので緊迫感はさしてありません。
過去に男と寝た経験が何度もある千種と、男とは初めての領一郎で、エロは最初は千種誘い受っぽく始まり、途中から領一郎もがんばりってます。
領一郎の母親がバリバリのやり手経営者でかなり強烈なキャラ。
読み口はライト、終わり方もかなり明るいな大円団で、全体を通してやっぱり花丸文庫blackとしてはあれっ?ってタイプの作品でした。
最初読んだ時はあれっ?って感じだったんですが、再読を繰り返してみたらそう悪くないなと思う様になりました。
最初に書いたけど、花丸文庫だったらそんな違和感無く読めたかも。
全体的に軽めでサクサク進むストーリーで、頭を使わず読むタイプの作品。がっつり読みたい時にはあんま向かないですね、サラッと読みたい時向け。
あとがきの後におまけ話が入ってるので普段、あとがきを飛ばしちゃう方はご注意を。

中立か萌か悩んだんですが、んーー若旦那の天然っぷりは嫌いじゃないのでぎりぎり萌で。
花丸文庫のライト系な作品と考えて読んだ方がいいと思います。

0

ちょこっと消化不良

舗料亭の跡取り息子、領一郎は出張中に立ち寄ったバーで、女装して歌う不思議な青年、千種と出会った。
その歌声と、千種の不思議な魅力に見せられた領一郎は思いつきで彼に花を贈る。
少しずつ親しくなる二人だったが、領一郎は東京に戻らなければならない。
その上千種にはつきまとうストーカーの影があって……

料亭の若旦那×女装歌姫。
ちょっと世間知らずで一目惚れしたら暴走系な若旦那は面白いけどそれほど好みじゃなかった。

黒花丸だからか女装Hとかケータイで撮影とエロ度(というかヘンタイ度?)は高めですが、内容にはそれほど関係がないので個人的にはいらないと思う。

結局ストーカーくんはなんだったんだろう。
思い切った行動に及んだかと思えば結局未遂で、あっさり諦めてしまったり。
人物関係もちょっと踏み込みが浅いかなーという気はします。

終盤の二人の関係が家族に受け入れられるくだりではあまりもとんとん拍子に話が進みすぎて、薄っぺらな感じがしてしまった。

0

バーのコンプラどうなってんの?

最初のエロシーンで攻めが、それまで紳士だったのに、
何の予兆も無しに、最後の最後でパシャっとハメ撮りしてて笑った。
確かにその前に、突拍子もないエピソード(その場で花輪を贈ろうとして、花屋に断られる)が、あるにはあったが、
だったらその「天然変態攻め」的な個性をもっと、エロシーンで爆発させて欲しかったw

バー側が、受けのストーカー化してる従業員を、
受けと同じ職場に留まらせているのが理解できない。
案の定、刃物向けるまで行ってしまったし、
受けの母親のような上司?が、姿を消した彼を
「最後まで立ち直らせたかった」と気にかけているのも、理解できなかった。
どの様にせよ、そんなことは被害者から離した上でやれよ。

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