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この傷があるかぎり、君は僕のものだと思ってもいい?
「空色スピカ」で確固たる絆を感じた食わせ物感ぷんぷんの峰のお話。
爽やか腹黒王子様!な峰がこんなに乙女だったなんて!
ちょっとギャップに驚きました。
普段は波風立てぬよう神経張りつめ、外面はニコニコ飄々としているのに
衛守にだけ、甘え倒し、殺し文句をストレートにぶつけるのダメでしょう!!
そばにいるだけいいからって!!
ひた向きな姿に、はぁわわ!!って、撃ち抜かれまくりでした。
受けが押せ押せなの良い!(ちゃんとTPOわきまえている)
そんな峰の姿に無骨な衛守がすっと寄り添って
ここぞって時の峰の拠り所になるものステキで。
受け止めるばかりだったのが、静かに気持ちだしてくのも!
良い男だよ…騎士にピッタリ。
普段はバリバリ生徒会の仕事をして、
2人だけになると甘くなるのが青春ぎゅうぎゅう!!
これは神作!!!と読み進めていたら
峰のお母さんの話でトーンダウン…
気落ちしている峰に対する衛守の男前度はすさまじくって
わ~~~衛守がいてくれて良かったね!!衛守ナイス!!
ってなるとこですが、お父さん…お母さん…なんやねん、それ…
で?結局、峰は愛された子供なの?どうなの?
衛守がいれば良いってことですか…となんとも苦い気持ちに。
親に振り回されて子供が悲しい気持ちをするお話は苦手なので
モヤモヤが残ってしまいました。ここまでめちゃくちゃ良かったのに!!!!
あと、皆さんが仰ってるように名前間違い多いですね…
ん?って、お話の世界が止まってしまう。
1回ならまだしも何回もあるのは…重版では直されているのでしょうか…
挿絵に関しては、高校生らしい柔らかさと強さ爽やかさを感じられ、
剣道着の上を脱いだ状態で…を描いてくださったことに感謝いっぱいです!!
この「流星シロップ」は、『空色スピカ』のシリーズ二番目のスピンオフ作品。
シリーズの内容は、いずれも全寮制学校の生徒会長・副会長の恋物語。
読み順に悩みました。
単独でも、筋が理解できるらしいのですが、やっぱり、深みが湧かない。
つまらなくなって、途中で一旦閉じて。「空色スピカ」から読みました。
人物の相関関係が薄いと、しっくりいかないのでつまりません。
シリーズの発行順は、
①「空色スピカ」
②「流星シロップ」
③「星屑シトロン 」
・・ですけれど、シリーズは時系列で並べると逆になります。
③「星屑シトロン」は、三代前の弾正会長コンビ。
②「流星シロップ」は、先代峰会長コンビ。
①「空色スピカ」が基準 楠ノ瀬会長コンビ
どこから読めば面白味が増すのか悩みます。ややこしい。
スピンオフで人気コンビが追加されていったシリーズなので、こうなっているみたい。
電子版は、イラスト無いのでつまりません。紙版にカラーイラストがあるそうなので、このシリーズはイラスト無しの電子版を選ばず、紙版をお勧めします。
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「流星シロップ」は峰くんのコンビ。
峰くんは孤独で寂しい子。
実は婚外子で、生母は超美女、頭脳優秀、銀座の有名な高級クラブのナンバーワンホステス。3才まで一緒だった生母の思い出が、冒頭の美女。
母似の峰くんは、他の兄弟より全てが優れて浮いている。それが幼少時、余り良い面で出ていなかった。
峰くんの事情を知る親戚の子、ケイ君がいつもお姫様を守る騎士のようにより添って、信頼を深めることで二人そろって良い方に拓いて行くという物語。
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※2020/11月のくじで「hontの5,000円クーポン」が当選、そのクーポンで購入した本です。
♥ちるちるさん、ありがとう♥
(本当に5000円クーポンが当選するのか、実は疑っていました)ガンバッてレビュー書いて、くじを引きましょう。ハズレが多いけれど、たまに当選します。
一気に読み終えてしまいました!とても面白かったです。ほのぼのとしていて何だか心が浄化された気分…。主人公の峰が大好きです。強い受けが好きなのでドンピシャでした。素敵な物語をありがとうございました。
清泉学院を舞台にした副会長×生徒会長シリーズ(今のところ)三部作の第二弾です。シリーズものと知らずに読んだのですが、一つの作品として完結しているので読みにくさはありませんでした。
今まで読んだ数少ない男子寮モノはそんなにハマらなかったのですが、この作品は面白かったです。二人の友情や恋愛感情は勿論、寮や学校での生活、生徒会活動、仲間達との関係性、それぞれのバックボーンなどが絶妙なバランスで描かれており、学園モノに不可欠な「青春の一コマ」のようなものが詰まっていて、楽しく読むことができました。
寡黙だけど器が大きくて優しい攻の衛守もカッコ良いですが、このお話では受の峰に魅力を感じました。彼は身の丈に合ったプライドと意志の強さを持っている反面、一途で健気で、いくつかの面では自分を受け入れられずに悩んでいるのですが、その様子がまさに思春期という感じで応援しながら読んでいました。峰も衛守も少しずつ成長していくのが微笑ましかったです。
作中で長い年数が経過することもあり、登場人物は結構多いです。この点に関しては混乱しないギリギリのラインかなと思いました。コミックやアニメならここまでゴチャゴチャしないのでしょうが、名前だけポンポン出てくると記憶力に限界が…。とはいえ、男子寮モノにありがち(?)な総ホモ or ハーレム状態的な展開がなかったのは安心しました笑
出版されたのは「空色スピカ」→「流星シロップ」→「星屑シトロン」の順番ですが作中の時系列は真逆になっていて、面白い仕掛けだなと思いました。前後の二作も是非読みたいと思います。
前作で暗躍していた前生徒会長の峰と副会長の衛守のお話です。
幼馴染モノでもあるので、幼少期の話や中等部時代のお話も入っています。二人のことを知るにはとても丁寧な作りとなっております。
前作の後輩目線で見る峰先輩と本来の彼の印象にはギャップがあります。前作の印象ではもっと腹黒い二重人格者というイメージだったのですが、ほとんど地で王子様だったんじゃん、と軽く驚きました。しかも実は好きな男には守られたいという乙女な気持ちを秘めてらっしゃるらしいのです。ってか、そっちの方が驚きました。腹黒ツンデレ受けを期待していたので、ちょっと肩透かしでした。だってとっても可愛くて純なお人なんだもの、峰先輩。それはそれで、決して悪くはなかった。しかもエロは少ないが、素質があるのだろう峰先輩はなんか妙にエロいし、よかった。
しかし、カッコいい系の受けを期待してた私の空腹は腹八分目というところで……。あと、せっかくの峰先輩のエロ方面の素質をもっともっと見たかった。毎週末のイチャコラ、見たかったです先生ー!!
でもまた、空色〜の方を読みたくなりました。攻めへの一途な想いを胸に頭脳的に行動する峰先輩は、カッコいいというより可愛らしい。こんなキャラなら、できればもっと衛守目線で峰先輩の可愛さを堪能したかったな〜。
ともあれ、無口なナイト系攻めと外見王子な乙女受けがお好みに合いますれば、かなり萌える作品ではと思います。