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高校男子 BOYS(表題作 高校男子-BOYS- Level A [基])

koukoudanshi boys

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表題作高校男子 BOYS(表題作 高校男子-BOYS- Level A [基])

勝山悟史,普通のサッカー部員,高校2年生
香西基,裏の顔を持つ学園の王子様,高校2年生

同時収録作品高校男子-BOYS- Level B [中]

妹尾和哉,高校2年生
庄野中,高校3年生

同時収録作品高校男子-BOYS- Level C [優]

塚原正樹,優等生,高校1年生
中川優,高校1年生

同時収録作品高校男子-BOYS- VERSION TRIANGLE [X:MAMORU~]/ [Y:AKIRA~]/ [Z:SOUICHIROH~]

高柳聡一郎,高校2年生
まもる,高校2年生

あらすじ

県下でも一二を争う進学校・県立南野高校。
ある弱みを握られ、そのことをネタに身体の関係を持つようになったカップル達のオムニバス・ストーリー。

作品情報

作品名
高校男子 BOYS(表題作 高校男子-BOYS- Level A [基])
作画
桃栗みかん 
原作
花衣沙久羅 
媒体
漫画(コミック)
出版社
集英社
発売日
ISBN
9784088623245
3.2

(7)

(1)

萌々

(0)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
23
評価数
7
平均
3.2 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数4

桃栗みかん (河下水希) 初コミックス

河下水希こと桃栗みかん。
現在は少年漫画で活躍されている彼女ですが、以前はBL界でご活躍されていたということは有名ですよね。
で、ついに手にとってみました!
彼女の初コミックスであるこの作品。
前半の3作は、攻が受の弱みを握り、どれを脅迫の材料として関係を迫る…というテーマ?で3カップルの話があるですが、
それぞれキャラクターが何かしら問題を抱えています。ちょっと病んでる系キャラが多いし。
繊細で傷つきやすい高校生、お互い傷つけあっては支えあい、この年頃ならではの恋愛なんだろうなーと。
身体から始まった関係ですが、それだけでなくお互いの傷を理解しあって、恋愛していく過程は良かったです。
少年漫画誌ではハッスル(笑)しまくりな作者さんですが、BLものは意外にシリアス傾向が多いですね。

後半の3作は幼馴染(男、男、女)の三角関係です。
世話焼きのまもる、そんなまもるに恋するボク少女・晶、同じく男でありながらまもるのことが好きな総一郎。
そんな微妙な三角関係も、まもるの両親の離婚によって激変します。
総一郎になら何されてもいいと言うまもるですが、総一郎もまもるも、結局晶と3人でいることを選びます。
うーん…なんというか…3人にとってはこれが一番いい結果だったのかもしれないなぁ。
結局このまままもるは引っ越し、3人の絆は途絶えてしまうのだが、高校生同士の付き合いなんて、
結局こんなものなのかもしれないなー
学生の間はどれだけ同じ時間を過ごしたとしても、大人になってしまえばそんなもの過去の一部であり、
結局は忘れ去ってしまうことって…意外と多くないですか??
そのラストが悲しいと感じながらも、すごくリアルに感じました。

どの作品も、高校生の傷つきやすく繊細な、そんな心の動きに重点をおいています。
ハッピーエンドにしてもそうでなくても、切なくて苦しい。
恋愛の苦しさとはまた違う、人生の苦しさ。
それを味わえるのは、ある意味学生の特権なのかもしれません。

ストーリー自体は花衣沙久羅さんの原作付きなのですが、絵柄は流石ですね。
15年以上経つのに、すでにお美しく色っぽい絵を描かれますねー
男のくせに妙な色気があり、耽美な雰囲気にもピッタリだと思います。
このままもうちょっとBL界で活躍してくださればよかったのに…残念です。

4

少女漫画的BL

短編集です。
どの作品も攻めがかっこいい系で、受けが目が大きい可愛い系、という少女漫画的BLです。(まぁ、少女漫画レーベルから出てるしね…)
わたしは大好きですが、苦手な人は苦手かも。

どの話も、続きが読みたくなるような感じで終わっています。
攻めが受けに酷いことをしてるんだけど、いつの間にかお互い好きになってる…みたいなテーマ?なのかな。

後半は男2人女1人の三角関係です。

絵柄が可愛すぎて、本当に大好きな一冊です。
桃栗さんにはまたBL描いてほしい…!!

1

甘酸っぱい

初読み作家さんです。
最初に収録されている3つの作品は、一つの高校を舞台に3組のカップルが織りなすオムニバス作品。
後半の3話もののシリーズは同じ高校かどうかは分かりませんが、同じ中学から高校へ進んだ仲良し3人組(男子2人、女子1人)のお話です。
絵柄はすっきり綺麗な感じで見やすかったです。体格の小さい受け様の子達は女の子みたいに小綺麗で可愛い。

個人的には前半の「Level C [優]」位のはっきり恋愛と分かるくらいのお話が好き。
前半の3作品は全部攻め様が受け様の弱みを握って無理矢理という展開なのですが、最初の2つは恋愛の手前で終わっている感じで、淡い感じでいいのですが、その先が見たいなと思いました。

後半の仲良し3人組は実は三角関係のお話。
思春期の甘酸っぱい1ページという感じでちょっと切ないです。
BL要素もあるのですが、少女漫画でもこういうのはあるなという感じです。

0

男子高校生もの短編集

今は群青にサイレンで活躍されている桃栗みかんさんの本家BL。同じ男子校を舞台に短編がいくつか収録されています。

1話目は、御曹司で勉強、スポーツなんでもできる美人(男)の香西が気になる黒髪サッカー男子、勝山の話。偶然まちで香西が不良とたばこをふかしているのを目撃し、それをネタにキスを強要する。しかし、その日以来香西は学校を休み、様子を見に行った自宅で親とけんかして飛び出してきた香西をつかまえ、一緒に学校で一夜を明かす。なんとなくお互い好きなのかも、という雰囲気でキスを交わす中に。その後は描かれない。

2話目は、カンニングをネタにやはり脅され、口で奉仕したりする小さいメガネ男子の話。実は自分の親のせいで、脅してきた相手の妹尾は実家の工場をたたむことを余儀なくされ、中国に行くことになってしまう。最初は、その恨みでカンニングの罠をはっていた妹尾だが、体を重ねるうち情が移り、というお話。最後はメガネっ子、中が妹尾のいる中国語を勉強しているシーンで終わり。

3話目も、万引きしたのを見られて脅され、体の関係を重ねる二人の話。一方は何でもできる攻め。一方は目立たない小さいかわいい受け。親同士が離婚後仲良くしているのを知り、攻めの方が相手の家を見に行った時に見かけたのが受けだった。友人たちに受けを輪姦させる攻め。最初はそんな始まりだが、次第にお互いに執着し、最後は受けが攻めを殺そうと忍んでいくが、攻めも特にうろたえず同意するも、やっぱりやめて好きだと告白しあう、みたいな。

後半には、特に恋愛に発展はしないが男二人、女一人の仲良しの三角関係を描いた3部作。ほかの二人はまもるを好きだが、どうともならずそのまま離れ離れになる、というあんまりすっきりしない終わり方。

0

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