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好きになってはいけない相手を愛してしまった
haremono mizuhusen
いつもエッチなことを考えてしまう要がいやらしくて可愛かったです。義理の弟である沿に欲情してしまう彼。沿も要に好意を持っているであろうことは、読者には早い段階から分かりますが、表面的には弟らしく可愛らしい爽やかな態度を崩さないので、2人はずっとすれ違います。個人的には、思い詰めた要が教師の大場に抱かれるようになる展開にすごく萌えたので、大場とくっつく結末でも良かったくらいでした。長らく悩んでいたのは何だったのかと思うほど、最後はあっさりとした沿の告白で想いが通じるのですが、ハピエンは嬉しいけれどちょっと拍子抜けした感はありました。
〖DMM電子書籍〗
修正 : 白抜き、白線
カバー折り返し : なし
カバー下 : なし
帯 : なし
裏表紙 : あり
備考 : 白抜き多めな中でたまに出てくる修正甘めなコマ。どういう違いなのか。
〖紙媒体〗
未読
・絵柄はあまり緻密じゃない系。だけどセックスシーンはすごく湿度を感じたし、思いを告げるシーンで構図がかっこいいキメゴマがあるなど、要所要所が決まっていて綺麗
・お兄ちゃんが弟と先生のどちらを選ぶのか、終盤まで気持ちが揺れ続けるのがよかった
・兄弟のお母さんがすてき。実子である兄はもちろん、虐待を受けて引き取った弟のことをよく考えていて、適切な距離感の親でいてくれてる感じ。いい女性キャラのいるBLは良い。
丸ごと1冊表題作です。
いつも個性的なお話と絵柄で楽しませてくれる赤星さんですが、今回はなんとも切ないお話でした。
ストーリー的にはよくあるお話かもしれませんが、主人公2人のお互いへの好意が見えるだけに一層切なさが募る作品だと思います。
主人公2人は1学年違いなのですが、子供の頃に出会って一緒に育ち、2人が大学生と思われる頃までのお話が描かれています。
その中で2人とも思い悩んで関係をどうにかしようと葛藤します。
教師の大場先生は要の悩みに気づいて助けてあげようとするのですが、大場先生の立場から見ても切ないです。
でも根はいい人なんですよね…。
結構重い雰囲気から始まるお話ですが、優しい人も沢山いて心温まるお話でした。
兄弟物ですが血のつながりはないです。
さらに義父子、師弟とふんだんに盛り込まれている背徳感がたまりません。
兄と弟である沿は男であると自分を納得させようと葛藤し、それでもやっぱり嫉妬心は抑えられず弟を独占するために考えた作戦がなんとも可愛いらしくて拍子抜けしましたw
肉体は快楽に溺れても好きな人でなければ精神面は満たされないと身を持って知った二人。
先生が最後まで優しくて可哀想でしたがちゃんと明るいその後が知れて良かったです。
とても淫靡でとてもピュアなお話でした。
す、す、すばらしく好きです…
恥ずかしながらエロ目当てで読み始めましたが、読後はもう物語に酔いしれてました…
こんなに素晴らしいものを読み損ねていたとは…!
三角関係、義兄弟、先生と生徒、これでもかと背徳感が詰め込まれていますが、不思議とドロドロしていない
大場先生が私は好きでした…
本当に好きだった、んですよね?
当て馬好きの私としては、先生ルートも見てみたいです…
大場先生について語りたくて、この作品の良さを書き記したくて、初めてレビューを書きました
兄と弟、先生と生徒、どちらも禁忌なら、どちらの禁忌を選ぶのか?
幼い頃にネグレクトと性虐待されていた沿は、要の家に引き取られ、兄弟として育ちます。
要と沿は、沿の過去や性的な事柄から遠ざけられながら育つのですが、要の中に芽生えた沿に対する感情は、徐々に大きくなってきます。
やがて、沿が要と同じ高校に入学して、要の担任・大場が顧問をする茶道部に入部します。
こうやって揃った三人。
兄弟の枠を越えたくない要の暴走した性を、大場は受け止めるのですが、要が愛しているのはやはり沿だけ。
ただ、愛して、幸せにしたかった。
じっとりと淫猥に純愛でした。
穴からあふれる感じがたまらなく好きだ。
冒頭から何をって話ですが、赤星さんの描く
事後の柔らかい穴からのあふれる感じがすごく好き。
(*´▽`*)くはー
さて、お話はといいますと
バレンタインのチョコに浮かれた雪空の下
薄着で白い息を吐く少女と出会う。
実は男の子で、少し先弟となる存在。
ふたりの時間が増えて純粋にうれしかった。
けれどその気持ちが、普通ではないことに気づいた日・・・・
幼いからだで大人に犯されていた
悲劇のヒロイン的な、トラウマ的なお話からの
流れをずっと引きずって。
そんな風に思っていただけにわりとラストは衝撃だったというか
実はそんなに重たい話ではなかったというか。
少女だと思っていた相手が男に犯されていたのだと
知った後。自分が同じようにその子を犯す夢を見る。
そう思っていただけに、自らが穴の快楽を追い始めたのには
驚いた。
初めてのセックスは思ったほどでなく。
好きではない相手なのに身体は慣らされて
快楽は増した。夢で抱き合う夢を見た。
お話自体がすごく魅力的で実際に重ねたわけではない。
それ故にな演出がすごく好きでした。
冷たく硬い印象から始まったお話が
ほっこり柔らかな印象で結末を迎える。
すごく面白かった。
物語そのものは普遍的な内容ですが「受け」の子の心情に僕は涙しました
義理の弟に恋をしてしまう、でも弟に手を出す勇気がない、だから代理として先生に慰めてもらう、でもそこに「受け」の子の充足感は無い・・・
それは本当に「愛している相手」では無いが故の虚しさが伝わって来る作品でした
物語の中盤までは「この受けの子は、弟とくっつくのか?先生とくっつくのか?」と思わせる漫画の構成が見事です、どちらにしても、その背徳感にゾクゾクさせられました。
プレイ描写はエロめ、でも「受け」の子が抱える「葛藤」がエッチシーンをより「切なく」として「美しく」させています。
私は本来同人誌やピクシブでBLを楽しむ派だったのですが、興味本位で買ったこのコミックで世界観が変わりました!!
コミック1冊で終わってしまうぐらいの薄い話なんだろうなと思いながら読み始めましたが、話のせつなさや禁じられた肉体関係を結んでしまうことにドキドキし、読み終わった満足感がさいこうでした!
この本をきっかけに商業誌を買うようになりました!私の中のトップ神マンガです(//∇//)