シャルル＆ハルキシリーズ パパラチアン・パラダイス

派手でドラマチックな展開にわくわくした

原作未読。

いい意味でのBLはファンタジーだと感じさせられる作品でした。

まず声優陣がとても豪華です。
諏訪部順一さんのBL出演作を初めて聴きましたが、かっこいいし色っぽいし、最高でした。
振り回される受けがとってもお似合いの福山さんとのかけあいもとても楽しく、かつ、色っぽかったです。

世界観、設定がかなり壮大で、天才、某国諜報部員、秘密作戦・・・
合間に色っぽい話もはさみつつ、かなりドラマチックなストーリー展開でわくわくしました。


シャルルがハルキを口説く際に、いろんな手練手管を使うところなどは、そのシーンが脳内で大写しになるほどの派手さ加減で、とてもかっこいいです。

ロマンティックな入りなのに、そこから一気に話が世界規模の機密作戦になっていく展開で、小気味の良いスピード感に気持ちよく乗せられました。

頭脳明晰なはずのハルキが、恋人のシャルルに翻弄されまくって、わちゃわちゃ、あわあわする様子はとてもかわいらしく、頭がいいのに恋愛絡みだと短慮になってしまう、憎めない愛らしいところを福山さんの美声と演技がすばらしく表現していました。

ミッション、計画がだいぶ雑、というか荒っぽいのだけれど、それはそれで、アクション映画の派手な盛り上がるシーンのようで楽しくて、聴いていてにやにやしてしまいました。

元カノ、盗賊犯兄弟、と、脇役もキャラクターが濃くて、楽しい一作でした。