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受けが耳の聴こえない役。
設定に惹かれて、このキャストで演出が阿部さんなので聴いた。
純粋でいじらしい、澄んだ声の福山さん。
中村さんは本当にやさしい声で、モデル役。
大学1年生同士、導入部の段階でかなりのBLファンタジー。
筆談、手話、メール、モノローグ、会話…
丁寧に演じ分けてある。意欲作だと思う。
テンポが悪くなる、そのもどかしさが愛しい。
「登和は何が不安?」に「あなたのやさしさが怖い」と返しそうになるほど、
攻めが完璧な王子様で、受けへの矢印の根拠が見えない。
受け→攻めは無垢な少女漫画。
まるで男女のように出会った瞬間から恋が始まる謎。
受けが世慣れしていないにしても、悲劇のヒロイン思考で鬱陶しい。
攻めは来る者拒まずの優男。
どっちもどっち。
元カノの妨害のあたりで話には飽きたが、2枚組なのまだ半分以上ある。
しかし福山さん中村さんの演技への興味で聴くわけです。
福山さんが駅のホームから大声で呼びかけるシーンはグッときた。
あまり話せない子だけど、でも本当に発語できないと聴き取れないから、
塩梅を探ってこうしたのだと思う。
男同士の必要がない話だけど、バイ×純粋培養だとこうもすんなりいくのか?
それを差し引いてもBLファンタジー&少女漫画のコンボで、
稚拙とまでは言わないが、ローティーン向けの話。
それでも、この設定だから、CD化したのだと思うし、こちらも聴く。
告白→即Hなのだが、設定上モノローグ祭なので、
Hの最中も受けのモノローグで実況中継になる。
手話や読唇で会話するから、【明かりは消さない+目を開けていて】のほうを生かしてほしかった。
たまにそういう設定の作品があるけど、
BLCDにおいて、口のきけない子が最中に上げる声は大好物です。
でも今回はわりと普通。
ここでやっと折り返し。
「気持ちよかった?」と訊かれて「そんなの言えない!」と赤面するのは斬新。
いくらなんでもウブすぎるだろう。
まあでも福山さんは可愛いので可愛い。
このくだりの会話がハートフル。
付き合い始めてからまだ半分あるので、
ここからどうするのだろうと思って聴いていたら…
話はテンプレ展開なのだが、
受けちゃんを応援する=巣立つ雛を見守る母鳥の心境。
人は多少痛い目に遭いながら成長していくものなので、
みんなに大事にされるゆえに自立を妨げられている?
というなんだか道徳的な気分になった。
大学1年生の男子が「愛してる」を日常使いすることに違和感を覚えつつも、
声にならない声で攻めさんの名前を呼ぶ福山さんの「滋人…大好き…」が多幸感と可愛いに溢れていたのでもう何でもいい。
が、続く最後の濡れ場は何をしているのかわからない!
手話ひとつとっても個人や相手によって変化をつけているので、
細かい演じ分けについてはアティスのサイトを是非読んでください。
よくある話に聴覚障害設定を足しただけで、男同士である必要もないけど、
声優陣の演技に興味のある人は聴いてみて。
たかがBLCD。されどBLCD。
挑戦と成長の場であることを誇りに思うし、今後もそうであることを願う。
声優とスタッフが1枚(2枚組だけど)のBLCDに真剣に取り組んだ結果がここにあります。
中村さんの優しい声と福山さんのピュアに感じさせられる声が素晴らしすぎ!
音楽などの演出も素晴らしい!!
だから、何回も繰り返し聞きやすい作品じゃないかなと思いました。
エロシーンはなんだかイケナイことを…聞いてはいけないものを聞いてしまった気になりました…。
福山さんの演技が秀逸だからなんです、皮肉にも。
この作品はエロシーンが薄いほうが仕上がりは良かったんじゃないかと思います。
でも、本当に薄かったら多分買ってません(矛盾・笑)
他の方のレビューがすごく細かく評価してあるからちょっとレビューに躊躇した(笑)
自分は中村さん×福山さんだけで購入したといえるこのCPが好きです。
中村さんはこの作品ではすごく優しかったけど、私はもう少しクールで硬派な中村さんが好きですね。
福山さんは相変わらずの透明感のある声で少年役がピッタリですね。こういう健気な役もお手のものですかね。慣れていらっしゃる(笑)
聴覚障害なので基本的に話せない分モノローグが多いけど、違和感なく楽しめるのはやはり福山さんの綺麗なお声のおかげてです。本当に本当に水晶のようにスッキリしていて、涼しい(?)って感じ。なんか変な例えしたんですけど…
福山さんのいろんな作品を聴いて、昔から思ってるけど、福山さんって経験があるから本当に喘ぎ声が上手ですよね。今回は声が出せない設定でそんなに喘ぎ声がなかったけど、あえて途切れ途切れみたいな感じに調整しているのがさすがです。プロですね。
気持ちよく聴ける作品だと思います。
原作未読(聴いてから原作購入)
生まれつき耳が聴こえないという聴覚障害を扱った作品です。
BLでこの手の題材を扱うと、少なからず批判があったりするものですが、あえてチャレンジする姿勢が凄いです。
主人公の登和を演じるのは福山さん。
聞こえない世界を想像し演じるというのは、どんな気持ちだったのかな、とか色々と考えてしまいます。
とはいえ、基本的にはモノローグで殆ど進んでいくので、ストレスを感じません。
そのせいか、あまり聴覚障害を意識せずに聴いていた気がします。
モノローグ以外のシーンでは、福山さんが浅い吐息や息を飲む音などで相づちや相手に対する反応を表現していらして、その辺は凄く上手いなと思いました。
攻の滋人役の中村さんは、それはそれは優しいお声で、登和に対してどうやって声を伝えるか、という点に細やかな気遣いが感じられました。
筆談、携帯、手話と、それぞれの話法で話す速度に変化をつけていらして、特に手話の時などは、はっきりと口を開いて読唇しやすようにしているのが音声から伝わってきます。
また、手話に慣れてくると話す速度も速くなっていったりと、そういった小さな変化には感心しました。
凄く良かったなと思ったシーンは、携帯を忘れてしまった登和が、駅で滋人を呼び止める為に声を出すところです。
生まれつき聞こえない状態の登和は発声も不明瞭で、きっとそのことで嫌な思いをしたこともあったかもしれない。
それでも勇気を出して叫んだ時の震える声が、とても印象的でした。
福山さん良い仕事されてます!
ただ、2枚組でとても丁寧に作られている作品ではありますが、個人的には1枚で納めてもよかったかな、というのが正直なところ。
滋人と結ばれるところまでで十分満足できたような気もします。
後半が少し冗長な感じになってしまっていたのが非常に残念でした。
原作未読。
耳が聞こえない主人公の話をドラマCD化するにあたり、
制作側の意気込みは相当なものではないでしょうか。
主人公のモノローグを主体に話が進行。
周囲の人間のモノローグと会話は速度やSEで区別できまます。
SEの細かい使い分けなど、雰囲気含めてとても丁寧に作られています。
2枚組ですが、1枚目は良作。
難しい役どころを福山さんが熱演。
中村さんの主人公を慈しむような愛情溢れる声も優しくて心地良いです。
BGMの効果もあり、徐々に惹かれる過程が穏やかに描かれていてよかったです。
スポットが主人公と相手にほぼ絞られているので、じっくりと進展したぶん
聴き終えたあとは余韻が残りました。
2枚目はその後の話となりますが、全体で見ると話がダレた印象。
1枚目の余韻も消え、妙に間延びしています。
絞り込まれていた主人公と相手のやり取りが2枚目では周囲の人間が増え、
関係や進展がぼやけてしまった気がします…。
話重視の方も、キャストファンの方も1枚目はオススメです。
1枚目だけなら萌×2(★4つ)。