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表題作 恋に命を賭けるのさ

三佐和透 → 中村悠一

新海聖司 → 神谷浩史

その他キャラ
三佐和悠[谷山紀章]/ 長嶺治彦[川原慶久]/ 富樫和成[成田剣]/ 新海玄一[秋元羊介]/ 浅井[安斉一博]/ 吉岡組組員[増田隆之]/ 友達[佐藤雄大]

あらすじ

三佐和透は、ある日兄の恋人(♂)の秘書・新海聖司と出会う。
女好きの透だが聖司の眼鏡美人っぷりとサドっぷりに惚れて猛プッシュを開始するも玉砕ばかり。
実は聖司はヤクザの組長の息子で…!?

「愛と仁義に生きるのさ」のリンク作品が、早くもドラマCDで登場です!(メーカーより)

作品情報

作品名
恋に命を賭けるのさ
著者
鳩村衣杏 
イラスト
実相寺紫子 
媒体
CD
作品演出・監督
音響監督:田中英行
脚本
頼経康史
原画・イラスト
実相寺紫子
オリジナル媒体
小説
メーカー
フィフスアベニュー
シリーズ
愛と仁義に生きるのさ
収録時間
71 分
枚数
1 枚
ふろく
初回特典座談会CD(中村悠一・神谷浩史・成田剣)
パッケージ発売日
JANコード
4988102521929
3.8

(23)

(7)

萌々

(7)

(8)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
87
評価数
23
平均
3.8 / 5
神率
30.4%

レビュー投稿数7

恋模様もいいし、いろんな男たちの生きざま、そして人情がいい

中村悠一さんと神谷浩史さんのカップル目当てで聴取。
原作未読。

2007年、ひと昔前の作品です。
平成の作品ですが、いい意味で昭和っぽい風味があり、とてもおもしろいです。

まず言葉遣い、言葉選びがいいです。
今時の繊細な感じのものではなく、男が男らしいことが尊ばれていた時代の言葉の選び方、言葉遣いがかっこいいです。
特に、中村悠一さん演じる三佐和透の言葉の数々が良いです。見た目の一目惚れ、ではなく「うまく説明できないけれど気になる」という、見た目も中身も含めて全体を好ましいとシンプルにかつ正直に伝えるのが素敵でした。
また、両想いになったときに「ずっとそのまま負けない新海さんでいてよ、俺が負け続けるから
」という、追いかけ続けて両想いになった後にも、相手を尊重し気持ちを追い続ける決意がにじみ出ていてとても素敵でした。

メイン声優お二人だけでなく、脇の方々も豪華で、ちょっとした台詞すら楽しいです。

神谷浩史さんは、攻めも受けも多く演じられてきているようですが、こういう強気美人のような、ツンツンした役柄がとてもお似合いだと思います。内に秘めた弱さも含めて、とてもよい雰囲気が出ていました。

中村悠一さんは、純でまっすぐな男性の演技がとても素敵でした。名台詞も多くて、どきどきしたり、わくわくしたり、じーんとしたりしました。
前述した特に素敵だった台詞2つとも、中村さんが演じた三佐和透のものです。

メインの2人の会話は内容が多岐にわたっていますが、普通に話しているだけでも、なんだか駆け引きをしているような緊張感があり、耳福でした。

新海の実家関連で極道の方々が複数、登場しますが、記号としての極道という扱いで、闇稼業、裏稼業の重さや暗さはなく、単純な言動が多くて楽しいです。
特に横やり入れてきたヤクザものの勘違いと慌てっぷりが、コントのようで笑えます。
新海の実家の方々は、ヤクザではなく任侠、という表現がぴったりの、かっこいい言動が印象的でした。長嶺の「なんでもかんでも手に入れるなんて不可能」と諫める台詞は心に響きました。また、組長の考え方、話し方、台詞、ひとつひとつがとてもかっこよくて痺れました。

谷山紀章さん演じる三佐和悠(兄)の言動は、純粋でいい人なのでしょうが、少々、子どもじみて単純すぎるところが気になりましたが、別作品のメインキャラで存分に描かれたあとの登場なので、元の設定を知らないから感じただけかもしれません。

BL作品ですが、メイン2人の恋愛模様よりも、いろんな男たちの生きざま、人情がかっこいい作品でした。
ハッピーエンドのラストがみんなの笑い声で締めくくられるところも、後味が最高でした。

0

キメ台詞がなんか照れる

前作同様原作未読です。
レンタルにあったので、こちらを先に聞いて、前作もあったので、その後そちらを聞いてみました!!
無駄にイケボ声優さんがすごく庶民的なイメージが強い(勝手なイメージで、失礼)クリーニング屋さんの声してます。
あんな、中村くんのイケボでシミがどうこうとか、
(お金を)負けてもいいけど?みたいな台詞が違和感ありまくりです。
なんか洋画の吹き替えのような声でクリーニングの接客が違和感あったんだけど。
神谷さんの硬い冷ややかめの声はもう新海さんのイメージにぴったりでイメージしやすかったです。
トンデモ設定で、展開も早めだけどそこはコミカルなストーリーということで、気にはなりませんでした。
ですが、ところどころあからさまなキメ台詞が(笑)
なんかどういう顔して聞いたらいいのかわからなくて。なんか照れてしまいました。
特に最後の神谷さんのあれ(笑)
エッチは二回ですが、
神谷さんってほんと誘い受け多いですね(笑)
前回ギャラ泥棒だったぶんいっぱいしゃべってくれていっぱい喘いでくれてます。
あとは、脇役の方々もいい味出してくれてて普通に楽しめました。
他の方々がおっしゃっている通り、
ツンデレの萌を味わうには確かに尺が足りなかった気はしないでもないけど、
全体的には楽しめました。

0

神谷さんのドSっぷり御馳走さまです

久々にキタこれ!って感じで面白かったです!
神谷さんのツン声・S声・さげすみ声・冷静なハッキリ拒絶声がとっても堪能できます。
たーまーらーん!!!!!
そして中村さんの恋愛ゲームからの真面目本気年下必死口説きへのシフトでかっこかわいいっす。

「愛と仁義に生きるのさ」の続編・スピンオフです。
続けてCD聴いたらいいテンポで面白い!原作未読なんですが。
前作は、極道好きの兄:悠が、一般人だけど見た目行動全て極道な長嶺さんと「極道でも・・・」と悩んで悩んで腹決めたら極道じゃありませんでした(笑)な展開だっただけに!
今回は美人秘書新海さんが実はご実家極道でした!みたいな。
その展開だけで「こっちかい!(笑)」と面白かったです。

お母さんが極道のオヤジの後妻に入ったために、
子供の頃友達にハブにされたけど、オヤジは溺愛してくれるし
恩をめっちゃ感じてる。しかもオヤジは跡を継いでくれたらと思ってる。
ぐれるでもなく、しかもゲイで・・・。税理士の資格もとって、
ツンの鎧をガッチガチに着て始めから恋と将来を諦めてる。

うーん、この全部自分で決めて諦めてしまってるツン具合がたまらん!
少しずつ透を見なおしていく過程も、新海にマジになっていく透の過程も、なかなか短い尺の中でわかるようになってると思います。

女王様受け・・・たまらないです!しかも、エッチの息も整わないうちに真面目な展開に!た・ま・ら・んー!
絡みは2度。神谷様の「おぐっ(奥)」が聴けます・・・神・・・(泣)

0

中途半端感が否めない

原作未読。前作のCDを聞いていて気になったので購入。
ほぼキャスト買いの気持ちだったけど、結果ほとんどキャスト萌えだった。

何の変哲もないクリーニング屋にヤクザが、っていう部分からかなりとんでも臭がするし、リアリティはあんまりないかも。ありがちなBLにしても設定がちぐはぐな印象。
自他共に厳しい聖司さんは、ヤクザの世界に身を置いている自分をあまり好いてはいない。そこに関する葛藤をもう少し練り込んでくれていたら、作品に深みが増したかも。
とにかく色んなところに片足だけ突っ込んで、あちこちから話が入り混じっていてごちゃごちゃしている。
透は、仕事に対してだけは恋に惑わされず真剣に取り組むのかと思いきや、即座に職権乱用したりと、何だかつかみどころがない。
まあタイトルが「恋に命を賭けるのさ」ですしね。
話の展開が速すぎる。透も聖司さんのキャラも好きなので、じっくり描いて欲しかった。
全然関係ないけど、天ぷらを食べる音が凄く美味しそう。
透の熱すぎる聖司さんへの想いが台詞でよく表れていて、情熱が感じられてよかった。
濡れ場は神谷さんが控えめに声を出していて素敵でした。逆に中村さんは少し激しすぎたかも。

トントン拍子に話が進み、色々とご都合主義。
一枚にしてはまとめた方なのかなあと思うけど。でもキャラは凄く可愛いしかっこよかった。楽しかった。

1

いろいろ残念ではありましたが

『愛と仁義に生きるのさ』のスピンオフ作品です。
ストーリー的には前作のほうが圧倒的に面白いです。
この作品もまずまず面白いのですが、『愛と仁義~』が面白すぎるため、どうしても期待値を上げて聴く→ガッカリ、になっちゃう可能性が高いと思う。

正直いろいろともったいないんだよね。
もっともっとドSな神谷さん受けが聴きたかったなと。
ツンデレ化するのは最初から分かってたんだけど、デレが来るのが早すぎるな、と。
ツンデレはツンとデレの落差で萌えるのに、「激しくドS女王様な神谷さん」があまり見られないので、萌えにくいのだ。
年下攻め(中村さん)のほうも、ノーテンキなアホアホっぷりを前半でもっともっと見せて欲しかった。
最終的にカッコよくなるのは分かってたんだけど、その部分を露出させるのが早すぎたような多すぎたような、そんな気がします。

前作でのキャラ設定が秀逸だったぶん、もっと面白くできたんじゃないかなと、非常に残念に思いました。
などなど不満ばかり書いちゃってますが、あくまでも「前作比」での話です。
全体的には良作でした。

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