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お前の身体はどこを舐めても甘い
天狗 剛籟坊×人間 雪宥 のお話です。
攻が人外であるにしても、ストリー的には王道の部類にはいるんじゃないんでしょうか。おいらの大好きな、あまあまハッピーエンドです。
剛籟坊くん、伴侶となった雪宥を自分の箱庭に閉じ込めて、とにかく甘やかします。雪宥の家族は、彼が継承する莫大な資産だけが目当ての冷たい人たちです。それでも突然閉じ込められた雪宥は、人間界が気になって脱走したくてなりません。
剛籟坊は、雪宥をほかの天狗(当て馬)や、悲しみから守りたくて閉じ込めるのですが、言葉が足りず誤解を生んでいるのです。
従僕の烏天狗 蒼赤(そうせき)が天狗界のことをいろいろ教えてくれるのですが、人間界とのギャップは大きく、次々に驚くようなことが。。。知ってました? 天狗ってご神木の樹の股から生まれるんですって ヽ(・ω・)ノ
赤ちゃん天狗、おいらも見てみたいっす。
じーちゃんちの裏山で出会った二人。
「また明日」と別れてから14年。剛籟坊くん、じっと待ちつづけてたんだって。
裏山で、ひざ抱えてうずくまって、じっ~っとじーちゃんちの方を眺めていたのかなぁとか想像したら、切なくなっちゃいました。(T^T)
ちょこっと出てくる、小槌や壷、羽団扇、蓑など昔話グッズがファンタジーに華を添えています。
イラストも綺麗♪ 剛籟坊くん若いです。カッコいいです。とても384歳にはみえませんw
萌ツボを突いた本ってこういうものなんだ、と思いました。
最初はいやいやしている可愛い受が、かっこよくて頼もしい攻に溺愛されて、雨降って地固まって、最後はめろめろのらぶらぶのえろえろで幕。
たぶん10人中10人が、始めの数ページで(もしかすると読む前から)話の筋を予想できるようなお約束のパターンだからこそ、その展開がツボの読者にとっては、大船に乗ったつもりで安心して身を任せられます。
意外性のある話にドキドキするのも大好きですが、幸せを感じるためにはこういう読書も、とても大切なものですね。
最初からシリーズ化が予定されていたものと違い、すっきりとしたエンドです。
人外攻めに一途に愛される受けが好きな方にはお勧めだと思います。
ただ、こういう人外モノとしては珍しくないかもしれませんが、序盤の受けが不憫で。
雪宥としては「ちょっと山に…」と出かけたところ、粗暴な天狗に襲われ、イケメン天狗の剛籟坊(攻)に助けられたと思ったら、人前で犯された挙げ句、剛籟坊の精液を飲まないと生きていけない身体になったうえ、元の人間社会には戻れない…という予想外の事態で悲しみいっぱい。読んでいて気の毒でした。
道歩いていたところ誘拐されて外国へ売られるとかこういう状態なんだろうなぁ…と考え出したら萌えが飛んでしまいそうだったので止めましたが、序盤90ページあたりまでは剛籟坊の優しさより、雪宥の不憫な状況に意識が持ってかれてました。
そこを過ぎてしまえば、剛籟坊が雪宥を大切にしているのは丸わかりなので、多少のすれ違いや誤解もハッピーエンドまでのスパイスに過ぎませんけど。
とはいえ、生餌の人間の言葉から、雪宥に元の世界を知る必要がないと単純に押し付けるのは、ちょっとどうかなと思いました。剛籟坊が助けた生餌の少年が、それで世をはかなんでしまったとかあと一押し欲しかったです。
それと剛籟坊が強いのが格好良かったです。片手で止めるイラストとかお気に入りです!
なんともまぁ、ツラい、甘い、と気持ちのふり幅が大きかった。
受け様は、大学生の雪宥。
祖父の葬儀のため故郷に戻った折り、遺産相続の揉め事に嫌気がさし、一人で天狗が住むという不動山へ頭を冷やしに出掛けると、天狗から襲われる。
そこへ助けに来たのが、攻め様である不動山の大天狗である剛頼籟。
最初に雪宥を見つけた天狗達が、所有権は自分たちにある、と迫ってくるけど、今まで不動山の加護として供えられていたアマツユリの代わりに雪宥が伴侶になる、と宣言する剛頼坊。
その証を見せろと言われ‥(;o;)
しょっぱなから、けっこうツラい展開。
その後の剛頼坊の忍耐強い愛情と、雪宥の絆されと、会話をすることで誤解を解いてようやくの甘い流れに。
このまますすんでいくのかと思っていたら、急降下。
剛頼坊、言葉が足りないと言うか、気遣う方向がなんか違うんだよなぁ。
これはもう《天狗》という人間とは違う生き物なのね、と割りきるしかないのね(;´д`)
常識も思考回路も全然違うんだもの。
剛頼坊の想いを、雪宥が信じて歩み寄る事ができてよかった(*´ω`*)
2人がこじれてる時はツラいけど、そんな中でも剛頼坊の雪宥への愛情は本当だったし、雪宥が伴侶として受け入れてからは、とっても甘くてまさに溺愛(≧▽≦)
これからが楽しみです(^-^)/
面白かった(〃▽〃)ゎん!
雪宥の爺さんは、超田舎の辺境に住んで、アマツユリと呼ばれる図鑑にものらない花を育てていた。それを育て天狗の祠にそなえるというのを何十年も続けてきていた。それが代々続く、雪宥の一族のならわし。
しかし、父はそれが嫌で都会に出ていた。生まれた雪宥も爺さんは好きだが、自分がつぐとも思っていなかった。
しかし爺さんが亡くなり、14年ぶりに訪れたそこで雪宥は運命を変える。
天狗の祠を目指して登った山で、本物の天狗に襲われ、助けられた天狗の長である、剛籟坊に助けられたものの、治めるためにと伴侶になることを迫られ・・・・!?
私の中で、シャレードさんてなんでもアリだな~という印象なんですが、今回も設定に引かれてソッコー衝動買い。
エロもキャラクターもストーリーも文句なしです。
助けられた天狗に、ほかの天狗との収集をつけるためにと、伴侶になることを迫られます。女性をしらないピュアな体。しかも、代々受け継ぐ一族はすごく甘い蜜を出すらしいのです。女性を知らない。男なら知っててもいいのかというところではありますが(笑
その純血を散らすためにと、剛籟坊と契りをほかの天狗の前で結ぶシーン。
カラダの自由を奪い、言葉を奪い。しかし快楽と屈辱だけはのこる。
面白いシーンでした。心境も複雑。
しかも、一度天狗と交わってしまうと、相手の精液なしでは生きられないようになるらしい。なんて都合のいいとあらすじを読んでいたときには思ったんですが、そこは違和感なく読めたのは作家さんの技術ですかね。
精液を取らないと生きていかないという設定のおかげでバリエーション多くて面白かった。口から受け入れろと最初に迫られるシーン。
画が目に浮かんでヤヴァww
最後の最後「ごめん」「おれこそごめん」「いや、おれが」「や、おれが」このアタリがめんどくせーな・・・と思ったくらいで、文章も読みやすくてお勧めです。なんだかんだで天狗さまはメロメロ。よきかなwよきかなw
でもまぁ・・・あまりの暇には私も耐えられないかも。