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表題作 世界が終わるまできみと

高宮怜人 → 立花慎之介

速水有理 → 鈴村健一

その他キャラ
速水学[代永翼]/ 速水晶彦[千葉一伸]/ 高宮信英[小西克幸]/ 高宮康広[大川透]

あらすじ

中学2年生の速水有理は、父親と弟と3人で暮らしていた。やがて3人は父の友人・高宮の家に身を寄せることになるが、そこには有理と同じ歳の怜人という息子がいた。次第に親しくなり、恋に落ちる2人だったが…。怜人との突然の別れと父の失踪から5年後。大学生になった有理は弟の学と2人で慎ましやかな生活を送っていた。そんなある日、怜人と再会するが―。

作品情報

作品名
世界が終わるまできみと
著者
杉原理生 
イラスト
高星麻子 
媒体
CD
作品演出・監督
阿部信行
脚本
紅郎
オリジナル媒体
小説
メーカー
モモアンドグレープスカンパニー(アブソードミュージックジャパン)
収録時間
158 分
枚数
2 枚
ふろく
番外編ミニドラマ&キャストプチトークCD
発売日
JANコード
4582196801273
4.2

(30)

(17)

萌々

(6)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
11
得点
126
評価数
30
平均
4.2 / 5
神率
56.7%

レビュー投稿数11

大好きな1枚

原作を読み始めたという事と、大好きなCDなので、今更ですがレビューを書いてみます。

クラシックのBGMと、ストーリー、雰囲気、演技、全てとても良くてリピートしています。

キャストもとても良いんです。
皆さん、とても素晴らしい演技で、とても贅沢な1枚だと思います。

立花慎之介さんの怜人の中学生の頃の声が特に聴き惚れます。まるで楽器を奏でるかのような柔らかな美声が聴きたくて何度も聴いています。

鈴村さん演じる有理はモノローグがとても多いのですが、落ち着いた話し方が世界観にとても合っています。

弟の学は台詞が多めなので、女性声優さんではなく、代永翼さんが演じてらっしゃるのもポイントが高いです。本当にとても優しい子。

静かに時が流れていくけれど、怜人と有理は波乱万丈な人生を歩み、辛い時はお互いが「守る」
「守る」と約束したのに、もう二度と会えないから最後に怜人が有理を抱くシーンはとても切なかったです。
有理視点なので、怜人の気持ちを思うと毎回泣いてしまいます。

原作未読で濡れ場が少なくても気にならない方に特にオススメしたい1枚です。

1

声優さんとBGM、透明感のある作品

原作を読んでCDでも聴いてみましたが、違和感なく、またキャストもぴったしじゃないですかー!!
BGMもすごくストーリーに合っていて引き込まれます。
立花さんの王子声、鈴村さんの初々しい声が合ってます!!
声優さんが加わるとこうまで素敵な作品になるんだ。。。
いやー、良かったですー!

0

あまりにきれいな立花×鈴村の百合

鈴村さんは癖のある方ですが、それを感じさせない清涼感のある少年声。
言葉選びやBGMも非常に品が良く詩的。
きれいで儚い世界観を大事に作ってある。
朗読のような鈴村さんのナレも気品があり、作品世界を支えることに貢献。

代永さんの5歳児の自然なこと。

立花さんは圧倒的王子様。そんなに柔らかく喋るの…。素敵…。
14歳の王子様に震える…!

体温の低そうな良家の少年二人が静かに心を通わせていく、この別世界!
永遠に聴いていたい…。

有理を弟扱いする怜人の包容力に戦いていたら、「お兄ちゃん」の破壊力…。
立花さんが可愛い…。
「お兄ちゃん、だっこして」
有理もこれで完全に落ちたことでしょう。

「毎日が修学旅行の夜みたいな夏休み」
この表現で、二人が過ごした日々の煌めきが伝わる。
特別な夜を幾度も重ねたのね。
仔猫がじゃれ合うようで可愛い。尊い。
お互いに相手を守りたいと誓う14歳。尊い。
親密な、特別な二人だけの関係。

親愛の抱擁をしてきた怜人に対して「君のためなら強くなれる気がする」「君が好きだ」という鈴村さんのモノローグの儚さと強さよ…。

恋心を確かめ合うシーンの立花さん「言わなきゃわからないのかな」
あまりにやさしい…。いつもの凛としたor意地悪な感じじゃない。

少し高めの澄んだ声。清潔な王子様。
「逃げないで?好きだよ」溶ける…。
こんなに幸せで切ないキスシーンは久々に聴く。

両想いになってから情熱的に求めてくるのも
「俺が女の子役なの?」『女の子の代わりにしようなんて思ったことないよ』も完璧。
『受験が終わったらさせてくれる?キス以上のこと』
なんという伏線!期待が高まる構成!
『早く有理がほしい。有理は?いや?』「嫌じゃない…」
じゃあ今!さあ!と思うが、ここはキスまで。

有理の母が病死、家を出る一家、離れることになる二人、有理の父が失踪。
残された怜人の父も事故死、怜人も記憶喪失。嗚呼、なんという悲恋!
それでも有理は自戒の念と、怜人の幸せを祈る子。

2枚組の2部は、大学生になり再会した二人。
「何も覚えていなくても、君は俺のほしい言葉をくれる」
記憶を失っても人の本質は変わらず、怜人の魅力は全く損なわれていない。
何度でも恋に落ちるね!

「昔、君はもっと紳士だった。俺が怖がったら何もしなかったのに」
『中学生のときは紳士でも、今はそうじゃない。有理がほしい。嫌だなんて言わないでくれ』
熱っぽく、宥めるように口説きながら行為を迫る立花さんが色っぽい。
手でしているところでFO。

翌朝『有理が一番嫌がることはしなかったつもりだけど。ほんとに触っただけだったろ』
お互いに「死にそうだった」と告げる気恥ずかしさや幸せ感に溢れる朝。

「あんなふうには泣かせない。傍にいたい」「(過去は)もういいんだ。一緒に暮らそう」ときっぱりと言い、相手の窮地を救う怜人の王子力よ。
泣く有理をあの手この手で慰めて、抱かせてと迫るけど、別れも口にしているのでやはり切ない濡れ場ですね。
一緒にいたい気持ちは同じなのにね。
二人とも泣いちゃっているかな。
百合のようにきれいだけど、何をしているのかわからないし短いのが残念。
ピアノに乗せて立花さんの「大好きだったよ。さよなら…」で終わる。

最終トラックは怒濤のハピエン。
中学生の誓いを守り、一緒に生きていきたいと願い、
それを確認する儀式のように、立花さんの感極まった「好きだよ、全部好きだ…」で始まる濡れ場。
今度は最中に台詞もあり、ちゃんとわかる♡きれいなBLだなあ…。

翌朝、天使が舞い降りているとしか思えない!
光の中でかつてのやり取りを繰り返し、二人に幸あれ♡

特典ミニドラマ。
同人誌の内容らしいが…聴きたいのは二人のBLなので、ここまで子供は要らない。
二人の絡みはよかった。やさしいけどきっちり攻めるのが◎

30分強のフリトは代永さん司会。
2枚組のナレーション、モノローグ、台詞と喋り通しだった鈴村さんはぐったり。
さすがの集中力と演技力。

立花さんは「艶のある声だよね」と音響監督に言われたとのこと。
いつもより抑えていたとは思うけど、あの14歳はエロい。
「慎之介の14歳はテッカテカ」がイミフすぎて愛しい。

千葉一伸「お前、俺のオモチャだろ?」
代永「そうです」
そうです!ありがとうございます!

ここから非常にBL的なサービストーク。ベテランは凄い…。
「やっておきたいことは代永攻め、俺受けで」

総括。
世界観とメインの二人はきれい。妨害してくる存在も許せる範囲。
子供役が代永さんだから聴けるが、かなり出張るので苦手な人もいると思う。
鈴村さんの力量がよくわかる。鈴村ファンと代永ファンにおすすめ。

3

綺麗で透明感溢れる作品

【本編】
タイトルから、悲しいシリアスな話なのかなぁ、とは
想像がつきましたが……
はぁあ、悲しすぎる…(´;-;`)
豪華なキャストさん。丁寧な作品作り。無駄がない。
音楽も綺麗で、さらに作品の透明さを際立たせる。
繊細で、触れたら壊れてしまいそう。
これこそ名作ですよ。神以外の評価はできない。
丁寧に繊細に作られた作品。話の進め方も巧み。素晴らしい。
鈴くんのナレーションもいい味出してる。
なんとも言えない綺麗で繊細な作品。
これは一度聴いてみてほしい作品です。
【余談】
代永くんの学は可愛いです(*´∀`*)

4

文句なし。

感情の起伏に、ムダな強さと派手さがないため
波乱万丈なストーリーも、おだやかで綺麗な余韻をかんじる。

過去の話を、数年後の主人公が、語りだしていく進みかたは
スッと話の中に入れてありがたい。

有理(受:鈴村さん)は、父、弟の3人で暮らしていたが、
ある事情から、父親の友人親子、高宮信英(小西さん)と
高宮怜人(攻:立花さん)二人と同居することになる。
その後、実に人間らしい愛情や弱さから悲しみの連鎖がおきる。

しかし、有理の綺麗なフィルターを通すモノローグやナレーションは、
聞き手に冷静さを与え、悲しみに比べて、とても聞き易い。
さらに、聞き終わってみると悪党が一人もいない。これがまた切ない。

重いシーンに、学が出てくることで
一呼吸、させてくれる。

絡みは、聞くだけなら百合×百合よりですが、
たくましく、芯の強いキャラクターなので女々しさを感じない。

個人的に今回は、立花さんが格好よくて色っぽくてツボ。

ボリューム、聞き応え、全キャスト、ストーリー満足。
お勧めです。

4

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