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表題作ユウキュウノカナタ

久國 / 悠紀 ,双子の兄弟
彼方,双子の幼馴染

同時収録作品ユナタマ

オリオン,フランス人
遠夜

同時収録作品カナリヤ

紫雲
カナリヤ 

同時収録作品うめももさくら。

三月小梅,コンビニ店長
古志木桃太郎,SF系エロ作家,子持ち

その他の収録作品

  • おまけまんが

あらすじ

悠紀と久國は双子の兄弟。二人と幼馴染の彼方はアル中の父親に暴力を振るわれるため、二人の家に世話になっている。仲の良い三人だったが、ある事件をきっかけに三人の関係が大きく変わり始めるー
(出版社より)

作品情報

作品名
ユウキュウノカナタ
著者
わたなべあじあ 
作画
わたなべあじあ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
ISBN
9784812471791
3.3

(38)

(5)

萌々

(10)

(17)

中立

(4)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
17
得点
120
評価数
38
平均
3.3 / 5
神率
13.2%

レビュー投稿数17

少しバッドエンドだけど、こういうシリアスあじあさん好きです。

シリアスと、ちょっとシリアスと、おバカなコミカルと、うま~くMIXされた素敵な一冊です☆
表題作に頭ガツンと、胸もムギュと掴まれましたヨ!
少しバッドエンド気味ですが、ものすごく好みです☆

主人公達の名前”ユキ””キュウ””カナタ”をつなげて題名になっているのか、題名から登場人物が生まれたのか、この言葉の選び方がストーリーともマッチして世界を広げています。
キュウはカナタが好きだけど、カナタはユキが好きで、ユキはカナタが好き。
昔はカナタもキュウが好きだったのにどうして?
それは昔彼らが小さい頃であった事故に起因します。
カナタは実家へ帰ると実父の暴力を受けるので今は双子達と暮らしているのに、暴力をふるわれる為に家に帰るようです。
そしてカナタがユキを選んだことも、キュウが怪我をして記憶退行した過去の事故が関係しているのか?
キュウにそれをあえて隠そうとするのは、カナタの為?
何も話さないままユキは逝ってしまいます。
そして抜け殻になったカナタ。
心は全てユキのものでいいから抜け殻をくれというキュウ。
三人はカナタとキュウを通していつも一緒です。
ああ、切ない。
自分の心も壊れそうです。
あじあさんの突き抜けたエロも好きですが、こうした闇を抱えた話は大好きです。
そしてその中でもこれは群を抜いて秀作ではないかと思います。

「ユナタマ」
記憶を失って島で保護されたオリオンの面倒を見ているのは人魚姫?
異母弟との禁断愛

「カナリヤ」
幼馴染に好きと言えず、おもちゃにされることで自分の気持ちを代替えていたカナリヤ。
彼は「嫌・好き」って言ってくれるのを待ってたんだよ。

「うめももさくら」
唯一のコメディ作
うめ・もも・さくら は登場人物の名前
童貞・子連れ・未亡人(妻がいない)のパパって!?

「おまけまんが」
カナリヤの描き下ろし編・・・おいしいご飯を作るカナリヤの家政婦は家政夫だった・・・しかもかなりゴツイ!?
ババロアプレイ有

6

吉野の頭がおめでとう

あじあ先生の作品はSMなイメージで読めなかったのですが、この作品は大丈夫でした。

絵柄は、どこぞの外国映画かと思うほど綺麗です。

こちらは、双子に幼なじみという組み合わせにつられて買ったのですが、『うめももさくら』がヒットしました。
他も良かったですが。

若干あがりぎみの男前ブラジャーw

そして、ヒットパーソンは『カナリヤ』の吉野w
お手伝い=オバサンの方程式を悉く覆す、強面w

吉野の小鳥ちゃんこと、カナリヤくんは作中どんどんショタ化して、描き下ろしてはショタです。
特典のペーパーでは、紫雲まで…w

4

「ユウキュウノカナタ」わたなべあじあサン バッドエンド・・・


 苦手なバットエンド物でしたが・・・ 
 読んでみると止まらなくて
 最後まで読み終えると
 泣いてしまいました!!
 
 あじあサンの作品は毎度毎度
 おバカキャラが多くて今回も
 シリアスにコメディー気を入れていて
 いい作品です!!

2

どの短編も、1冊で読みたい。

わたなべあじあ先生、シリアスからコメディまで幅広く。物語が壮大すぎて、未だレビュー出来ていない作品もあり、どの作品も深くて、どんどん引き込まれて行きます。

この短編集も、もう少し先が読みたい・・・って、思うほど。良きものでした。

表題作の「ユウキュウノカナタ」は、泣けてしまったよ。何処でどう変わってしまったのか・・・歯車は、戻せない。廻るしかないんだね。カナタとキュウに幸せな未来を祈りました。

「ユナタマ」
オリオンが、クソッタレの王子じゃなくて良かった。遠夜と、お幸せに。

「カナリヤ」
これは、主人公達より〜家政夫が気になったwww面白いわ。

「うめももさくら」
ブラシャー姿がwww

どの作品も、1冊で読みたくなるくらい素敵でした!

0

とってもJUNEなお話です。

​ あじあ先生の耽美な雰囲気のカタカナタイトルの3編と、可愛らしいひらがなタイトルの1篇が収録された短編集です。

・『ユウキュウノカナタ』
 悠紀(ユキ)と久國(キュウ)の双子と幼馴染の彼方。3人の名前を並べるとユウキュウノカナタ=悠久の彼方。それはずっと一緒にいられるおまじない。そんな詩的なモノローグで始まる物悲しいお話でした。
 笑えるようなシーンもコマも皆無のシリアスな物語で、徹底して美しく繊細に描かれています。絵柄も『ROMEO』とはかなり違っていますが、素晴らしく綺麗です!先生はお話によって絵柄が変わるので、ストーリーがハマれば、絵柄の綺麗さは言わずもがななので好きな作品の一つになると思います。
 JUNEな雰囲気たっぷりの表題作、私は好きです。並んだ3つの名前が、最後には重なって一つになる。それぞれが何かを失って、それでも欲しい何かを得る。そんな物語です。死ネタがありますのでお気を付けて…。

・『ユナタマ』
 アンデルセンの人魚姫がベースになった、美少年遠夜と記憶を失ったオリオン(フランス人)のお話。
 ベッドシーンが鉛筆線画のようになっています。わざとそうしたとは思えません。これは加筆修正の痕跡なのかな?と感じました。オリオンを誘う遠夜がショタっぽくてものすごく可愛いくてエロいです。
 この二人は実は腹ちがいの兄弟なのですが、遠夜の方は初めから知っていました。幼いころから写真で見ていたオリオンに恋をしていて、どうしても彼が欲しかったのです。人魚姫は遠夜。姫を捨てた王子は…?オリオンがくそったれ王子様じゃなくてよかったです。

・『カナリヤ』
 幼馴染のカナリヤと紫雲。大きくて格好良い紫雲と小さくて可愛いカナリヤ。この二人のカラーイラストが本の1ページ目にあるのですが、中性的なカナリヤがすっぽんぽんにハイソ&靴下留めって…(//∇//)。その可愛さ犯罪級です。そして紫雲曰くカナリヤはとても「タチの悪い子」です。可愛い顔して誘いっぷりが魔性ちゃんです。
 私のBLとしての好みからは中性ショタ過ぎるのですが、描き下ろしに出てくるカナリヤのお世話役の吉野と紫雲が好み過ぎました( ´艸`)クフ

・『うめももさくら』
 とっても可愛いお話。女装、女性下着、可愛いちびっこ、ガタイのいいイケメンと盛り沢山で、なぜか所々とても修正がうすーい!!この適当さは時代でしょうか。あじあ先生は攻めと受けでかなり違う描き方をするのですが、この攻めはすごいよ。ビッグマグナムΣ(゚д゚;)

 あじあ先生の繊細で美しい絵が楽しめる作品集でした。先生のコミックスの中で一番JUNEかもしれません。

2

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