表題作雨月

加賀有隆 ・ 会社役員 ・ 26歳
水沢那智 ・ 洋菓子店経営 ・ 26歳

あらすじ

「白雨」番外編。
加賀が水沢の前に再び現れる直前のお話と、
心が通じ合ったあとの雨の夜、明日は隆世の遠足で・・・
ポムの定休日前のラブラブなお話。

作品情報

作品名
雨月
著者
真崎ひかる 
媒体
小説
サークル
深海庭園〈サークル〉
ジャンル
オリジナル
シリーズ
淡雪
発売日
3

(1)

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萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

加賀お父さんと、那智おかあさん。

文庫「白雨」の二人、加賀と水沢のお話。

加賀が再会前に水沢の行方を調査していた時のエピソードと、再会後のラブラブな二人の関係に絡めた、「こどもの幸せはどこにあるのか」がテーマの展開になっていると思います。

大財閥の跡継ぎであったり、貧しい母子家庭であったりと二人が置かれていた環境は全く違ったものの、親からの愛情を十分に受けられなかったという部分では、大変共通するものがあります。

そんな二人が惹かれあい別れなくてはならなくなったいきさつは「白雨」に書かれておりますが、考え方も行動もこどもで短絡的だった加賀が、分別のつく大人になって、さらに隆世という息子を育てることにより一回りも二回りも大きくなった姿は頼もしいのです。

反面、那智と二人っきりになると途端に子供に戻ってしまうところも憎めません。
隆世にまで嫉妬する姿は苦笑するしかありませんが、確かに那智は魅力的だし、お母さん的立場を取ろうともしているので、こどもに取られそうになるのも仕方がないのかもしれません。
それも大きくなるまでの辛抱・・・って、どうなるかわかったもんじゃないですが・・・

そして、秘書の高尾さん、俺様の加賀をさらりとあしらえるやり手です。
本編ではほんの少ししか出てきてくれませんが、今回はいいとこ取りです。

そして、子供が寝た後のエッチはお風呂で・・・加賀もやらしいですが、那智さんもエロイですぅ。

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