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表題作 俎上の鯉は二度跳ねる

大友恭一 → 中村悠一

今ヶ瀬渉 → 遊佐浩二

リバ有
その他キャラ
岡村たまき[斎藤千和]/ 野上美奈子[日笠陽子]/ 夏生[五十嵐麗]/ 調査員[遠藤大智]/ 岡崎啓次[岡林史泰]

あらすじ

今々瀬との生活をやめ、たまきと日々を過ごす恭一。
そんなさなか、たまきの携帯には非通知着信が続き、調査員としてたまきと接触をする今々瀬。
今々瀬と恭一、そしてたまきの3者がおりなす微妙で、張りつめた関係のゆくえは…。

作品情報

作品名
俎上の鯉は二度跳ねる(2)
著者
水城せとな 
媒体
CD
作品演出・監督
亀山俊樹
音楽
中川孝
脚本
原円音
オリジナル媒体
コミック
メーカー
ランティス
シリーズ
窮鼠はチーズの夢を見る
収録時間
74 分
枚数
1 枚
ふろく
コミコミ特典・ポストカード
発売日
JANコード
4540774509928
4.3

(70)

(48)

萌々

(9)

(6)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
17
得点
298
評価数
70
平均
4.3 / 5
神率
68.6%

レビュー投稿数17

壮絶な痴喧嘩…と言ってしまえば身も蓋もない(笑)

前作は『梟』のところで終わってしまったのでとても苦しかったのですが
今回は全編『俎上の鯉は二度跳ねる』です。

前半は恭一とたまきの穏やかな日々、そしてそれに忍び寄る今ヶ瀬の影(笑)
今回の一番の聞きどころは、中盤の恭一と今ヶ瀬の再会、そして壮絶な痴話喧でしょうw
あそこのシーンは原作読んでいても苦しかったくらい、辛辣な言葉の浴びせ合いでしたが
音になって再現されると本当に凄いですよ!
恭一さんの言葉がグサグサきます。お二人とも熱演!
あと、二人の痴話喧嘩のラスト、そのままラブシーンになだれ込むシーン。
あそこ、原作でも「えぇ?!」ってカンジだったのですが、CDでも同様ですw
結局はお互いがお互いを試していただけで、実はお互いを待っていたんですよね…
そのあとに続く恭一のモノローグが甘くて強烈でしたw
ラブシーンも相変わらず素敵です。アダルティ。リバもあるし、これこそがこの二人の醍醐味!

たまきと恭一の別れるシーンも切なかったです。
斎藤千和さんがまた上手いんですよね~
可愛くてイイ子なんだけど、女子から見たらしたたかで、一緒に合コンに行きたくない女No.1!なんですよw
水城さんは嫌わないでっておっしゃるけれど、私はやっぱり好きにはなれないぞ!
まァ彼女も男同士の壮絶な痴話喧嘩に巻き込まれた被害者なんですけどね…(笑)

恭一はこの作品でかなり男を上げたと思いますが、中村さんの声も前回よりも落ち着いた感じで
もう全てを受け止めたんだな…という雰囲気でした。
私の大好きな「確信してた、もう一度会ったら確実に落ちる」のセリフや
バス停での今ヶ瀬に対するプロポーズとしかとれない愛の告白に、めちゃくちゃ感動してしまいました。
この言葉を恭一から聞くために、今までこの作品を読んできたのだと言っても過言でもないくらい
この作品のシメとなるセリフだと思います。
中村さんの声も相まって、ゾクゾクしてしまいました。

そして何が凄いってやっぱり今ヶ瀬@遊佐さん。
完璧に遊佐=今ヶ瀬ですよ。この役は遊佐さんにしかできなかったと思う。
さっきまで鼻歌歌ってたのに、ちょっと心配になると、もうネチネチグルグル思考回路停止。
そんな粘着質で病的なほど恭一に執着している、臆病な今ヶ瀬。
怖いくらいハマってました!
水城さんが以前「綺麗な恋愛なんかじゃない」って言ってたのを今更ながらに理解できた気がします…
そんな彼の今回イチオシのセリフは「カーシスオレンジ~♪」(@あいつがいなければ、それなりに仲良し)だと思いますw
くだらない女…(笑)本当にな!

これで本当にこの作品は終わってしまったんだなぁと思うと寂しくもありますが
多分こんな感じで二人はずっと一緒にいるんじゃないかなぁとも思っていたりします。

7

1,2と続けて聴くのをお勧めします

欲望に負けて1を先聴きしてしまって、生殺しの目に遭いましたが、この2でやっと決着付きました!
やはりこれは1,2と続けて聴くことをお勧めします。
でないとテンションが変わってしまって・・・

今回は今ヶ瀬@遊佐さんの、恭一@中村さんと再会して、そこで悪あがきをして感情を爆発させるシーンが神でした!
思わず涙が・・・
今ヶ瀬の押しに流されて、引けば追いかけて来なかった恭一が、灰皿を捨ててなかったのを見て、小ずるくも駆け引きに出る場面。
恭一は鬼のように冷たかったけど、もう今ヶ瀬は女ですっ!!
本当、恭一はあの流され侍だった時を思うと成長してますよね。
最後の恭一が今ヶ瀬に最後通牒を渡すシーン、、男だったよ~またウルっと・・

ついつい女性に肩入れが少なくなるBLですが、恭一から別れを告げられて、たまきが「左でもいい、、」とか言うところは思わずウルル、、、
やっぱり、たまきはイイ子なんだよ。
キャストロールで「二年後にたまきがベビーカーなんか押してるところと遭遇して、しまったって思えばいい」とか言う発言!おもわずウンウン、、そう思ったです(笑)

マンガと同様に、スッキリした晴れ感はないエンドをより感じることができました。
最後のおまけ漫画で、今ヶ瀬のアホノロケが聴けて、プレゼント貰った感じでよかったです♪
遊佐さん、主演男優賞モノでしたよ、本当。

7

大大大満足

たまき(CV.齋藤千和)のストーカー事件から、再び出会ってしまう今ヶ瀬(CV.遊佐浩二)と恭一(CV.中村悠一)。

恭一はたまきと今ヶ瀬の間で揺れ動き、どちらかといえばずるい男にも見えそうなのですが、彼のモノローグにより、常に真面目に考えているからこそ自分からは選べなくなるんだねぇということがわかった気がします。
声になっていて更に説得力が増す感じなのです。

そして、今ヶ瀬の搾り出すような叫びも聴きどころです。
淡々としている恭一と激昂する今ヶ瀬でも、お互いがお互いを必要としちゃっているんだなぁって、理屈じゃないんだなぁって思いました。

キャストロールで主役さんたちはたまきを振らないと言っていますが、ごく普通の感覚なら、私もたまきは大変貴重ないい子だとおもいます。
ベビーカーを押しているたまきを見て後悔するといいよ二人とも、とも思いますが、恭一はそこまで考えて今ヶ瀬を選んだんだよね。

ボーナストラックにあのおまけ漫画の分が入っていました。GJ!

5

これだけは聞きたかった!

普段ドラマCDまではあまり興味を持たないのですが
これだけは是非聞いてみたかった。
原作を読んでいてもう特にあの再会したあとの恭一の部屋でのやりとりは
脳内で激しく二人芝居していたので。
やはりセリフで聞くと迫力が違うなあ!
感情の表現の仕方が自分で考えていたのと違っていたりとか
小道具に意味あるようなセリフが追加されていたりしておもしろかった。

あと読んでいてちょっと未消化ですっきりしなかった場面が
セリフやモノローグで表現されていて、
ああ、そうだったのねと理解できた。
(灰皿の場面とか、
 今ヶ瀬が部屋から消えてしまった理由とか
 バス停の場面とか、、、、。)

最後の恭一のセリフ
「指輪を買うよ」は
すごく優しげでちょっと甘めの声色でなんだか泣けてしまいましたよ。
ずっと辛そうだったり皮肉っぽかったりしたからね。

CDで聞いて良かったと思ったのは初めてかも。

今、私のマイブームはカシスオレンジ。
今まで飲んだことなかったんだけども。

4

紛れなく神

やっぱいつかこの二人はダメになる気がするw
読むたび(聴くたび)にラストでの感想が変わるんだけど、結局今ヶ瀬は最後まで恭一の言葉の真意に気づいてなかったような気がするんだよね。
しかし今ヶ瀬の行動の辻褄の合わなさは凄いです。辻褄が合わないことそのものが、今ヶ瀬の恋心の本気っぷりを示してるわけだけど。
なりふり構わないくせにカッコつけてて。偽悪のメッキもすぐに剥がれて。恭一が欲しくてたまらないくせに、恭一の人生まるごとに責任を負う自信なんてなくて。不安で。利己心も相手への思いやりもあって。そういうすべての葛藤が、あの支離滅裂さを生むんだよね。
ハチャメチャなのにたまらなく可愛い男、今ヶ瀬。
ある日ウワーッとなってガラガラポンしちゃいそうな予感もしますが、その時は恭一がまた頑張ってほしいなと思いますw
腹をくくった恭一は文句なくカッコいいよ。
恭一、ほんと大好き。

あと、たまき。
たまきのために泣きました。
やっぱこの子好きだ。
声優さんの言ってた乳母車の件、頷きました。
たまきは幸せな結婚をして、恭一に寂しいような悔しいような思いをさせてやってくれと思う。
イイ女なんだよね。
BLの典型的な当て馬とはまったく違うのだ。
もし彼女を主人公とする少女漫画があって、今ヶ瀬タイプの当て馬が女性キャラとして出てきたら、間違いなく今ヶ瀬は読者から嫌われまくってるだろうなと思うw
そういう、主人公タイプの健気な女の子。

そして水城さん、またBL描いてくださいm(__)m

4

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