TOMOI

TOMOI
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
5
評価数
1
平均
5 / 5
神率
100%
著者
 
作画
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
小学館
レーベル
PFコミックス
発売日
価格
¥476(税抜)  ¥514(税込)
ISBN
9784091786715

あらすじ

恋人だったリチャード・ステインと別れ、その痛手をいやすためN・Yから帰国した友井久嗣。
早速、昔から気に入っていた、後輩の山村雪弘に会いに行くが・・・!?
男たちのアブ・ノーマルな世界を描くセクシュアルロマン。
友井シリーズ完結編。(表紙折り返しより)

表題作TOMOI

友井久嗣 外科医
マーヴィン・ウィリアムズ 眼科医

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レビュー投稿数1

宇宙いっぱいの愛 あなたにあげましょう

「眠れる森の美男」からの続きです。
続きではありますが、BLとして読んでも遜色ない内容だった前巻に比べると、こちらは主人公〔友井〕の内面によりフォーカスした人間ドラマ色の強い内容になっています。
萌えという尺度で測るなら前巻の方が高ポイントかもしれません。
何より本作で主人公が人生の最後に全身全霊の愛を捧げようとしたのは女の子ですし。
ですが、私はこちらにこそ迷いなしに「神」を付けたい。

作品は三つのエピソードからなっています。
一つ目は、リヒャルトに捨てられ傷心した友井がかつて無自覚のまま恋心を寄せていた後輩に会うために一時帰国するお話。
二つ目は、ニューヨークに戻った友井が新しい恋を見付けたのも束の間、その後の友井の人生を世捨人のような生き方に変えてしまう重大な出来事が起こるまでのお話。
三つ目は、ニューヨークでの生活を捨て戦地で医療に従事する道を選び、アフガニスタンへと渡りその地に散るまでのお話。

ラストまで読み終わった時、一読目は結末の無情さにただ涙が溢れるだけでしたが、反芻するにしたがって、この物語が読ませてくれようとしているのは、最初は「恋愛」から始まる人の愛が成熟してやがて「慈愛」に行き着くまでの過程なんじゃないかと思えてきて、そういう意味で言えばこの友井の生涯は上出来だったのではないだろうかと、次第にそんな感想へと変わりました。
愛されたいだけじゃ虚しさをゼロにするのは不可能に近いし、守るべき存在がいないと生きていく意味は見出し難い。アデライナから愛の言葉をもらって「私も好きだよ」と返す友井の慈愛に満ちた穏やかな表情に、作中で友井が投げつけられた「人は神がもう死んでもいいというまで生きなけりゃだめなんだ!!」というセリフが自然と重なって、あぁ人はこの「慈愛」という愛情の形に辿り着けないうちは迷おうが止まろうが生きなけりゃいけないのかもな・・・なんてふうに思いました。

時間をおいてまた読み返したい類いのお話ですね。
生きた年数が更に増えればきっとまた味わいが変わってくるのだろうなと思います。


前巻のレビューでこの作品にはリメイク元の読み切り作品群(『気分はもう正方形』『マンハッタン症候群』『空が青い』)が存在すると知りまして、昨晩レビューをした後、早速『気分はもう正方形』と『マンハッタン症候群』が収録されているコミックを買って読んでみました。
『気分はもう正方形』が本作の一つ目のエピソードにあたるお話、『マンハッタン症候群』が二つ目のエピソードにあたるお話でした。
ならば『空が青い』は三つ目のエピソードのリメイク元だろうか?
これを一番読んでみたかった気もしますが、さすがにコミックに収録されていないとなると入手できる可能性はほぼ無さそうですね…。

2

みみみ。

ayaayacさま

恐縮するようなお言葉を…ありがとうございます。嬉しいです♪
矢先に…が本当に悲しかったです(T-T)
あまりにも遣る瀬無かったので、前向きな解釈を探してこんな感じで心にしまうことにしてみました。
甥っ子くんそっくりに成長しましたか〜〜運命の人と幸せになれて良かったです^^

ルネッサンスもSFなんですね。なんだかめちゃくちゃ壮大そうなあらすじ!せっかくなので2冊合わせて買ってみようと思います(*・ω・)ノ
コメント、オススメありがとうございました☆

ayaayac

みみみ。様
『TOMOI』のレビューも読ませていただきました。
死に場所を求めていた友井さんが生きる目的を見つけた矢先に…が悲しくて、心身健やかな時でないと読み返せない作品なのですが、「慈愛に行きつけた友井の生涯は上出来」というみみみ。さんの言葉に重苦しさが和らぎました。
あらためて、レビューしてくださってありがとうございます!

同人誌の甥っ子”久嗣”は友井さんに見た目も中身もソックリです。
母親に叔父のような人生を歩まないように(ゲイにならないように)プレッシャーをかけられていたけれど、運命に出会ってしまって…な、いまの萌えBLっぽいストーリーです。
(パラレルで友井さんが幸せになったように錯覚できて私は好きです)

『青のメソポタミア』もぜひぜひ!
ついでに『ルネッサンス』もオススメです。

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