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これを知らない腐女子はモグリだ。
と声高に叫べるほど、大傑作のアニメです。
現在様々なBLアニメがありますが、今まで当作を越える作品は見当たりませんし、今後も無いでしょう。
萌え~だとか何だとか言う前に、真剣に観て頂きたい作品です。それだけの価値があります。
本作は90年代前半に作られたビデオ2巻ぶんを一枚にまとめたものです。
90年代前半に作られたにもかかわらず、今の一部の薄っぺらいアニメとは比べ物にならない程の完成度の高さ。
未来都市の舞台背景や演出、心に残る壮大な音楽、豪華声優陣の素晴らしい演技。間違いなくBL界最高峰のアニメといえるでしょう。
作画の恩田尚之氏が描く男性が大変な色香を放っていて、それだけでも見物ですよ。
(本当はBLというよりJUNEという方が正しいですが、大きい括りとしてBLと言わせてもらいます)
それというのも原作がやはり素晴らしいからです。
この作品には、現在よく使われる「萌要素」というものがほとんどありません。
ただ男同士の愛情を描いたのではなく、人間同士の利害関係や個人の欲望・葛藤、社会のしがらみ、そういったBLでは省きがちな部分をしっかりと描いたヒューマンドラマなのです。
一言で言うと身分差が天と地ほどある二人の愛憎劇なのですが、この「身分」が当世界のなかでは人間の一生を振り回すほどの強い影響力を持っています。
世間が一様に自分たちに背を向けても、誰に嘲笑われようとも、絶対に揺るがないプライドと信念を持って行動する男達。たとえ、それが原因で歯車が噛み合なくなってゆき、奈落の底へ落とされようとしても・・・。
相手に対して深く、一言では表せない彼らの熱い情熱は、恋愛感情というより何かもっと精神的なもので繋がっているように感じます。
BLの金字塔という言葉を裏切らない、アニメ界に歴史を刻む傑作アニメーションに過言はありません。
・・・しかし、残念なことにこのDVD、現在廃盤で大変入手困難なのが現状です。
恐らく今度同作のリメイクが出ることがあってか、販売側が生産を中止したのでしょう。09年の夏くらいまではAmazonで難なく購入できることが出来たために驚きを隠せません。
あのAmazonでさえ、マーケットプレイスにも出品されていません。一度何本か見かけましたが、定価の3倍にも値段が上がり、まさにプレミア状態。もともと購買者が少なかったことと、買った人は大ファンの方が多いために手放す方が少ないからだそうです。
どこかで運良く見つけることが出来ましたら、迷わず購入されることを強くオススメします。
リメイク版は声優が総入れ替え状態なので、是非、関俊彦さん演じるリキをお聴きしてほしい。
イアソンを演じておられた今は亡き塩沢氏も大絶賛したという本作、是非皆様に観て頂きたいです。
相容れない二人の想いを、イアソンを演じる故 塩沢兼人さんとリキを演じる関俊彦さんが熱演。 もう、言葉では表現しきれないくらいです。皆さん、一度見て下さい!!と言いたいところですが、今では入手困難DVDですよねぇ。 作中ベットシーンでの台詞に何度目かの逢瀬が終わり、ベットに横たわり心身共に疲れたリキが弱弱しく「帰してくれよ・・」といいます。それに対してイアソンが背後から抱き寄せるがごとく耳元で囁きます「まだ・・・足りない・・」なにーーー!!まだ足りないのか!どんだけするんだ!もう、この台詞を聞くたびに私の胸と心の海綿体は沸騰しまくりです。本当に、この作品を見る度に若くして亡くなられた塩沢兼人さんが悔やまれてなりません。今、健在なら現在のBLCDはどんなことになっていたか!!2002年にDVDが発売されてますが、OVA化になったのは1992年!!この時代にこの完成度。もうこれぞBLの草分けです。
「間の楔」を知ったのはホントに数年前だったんですが、もっと早く気づいていれば・・・と悔やまずにいられないほど素晴らしい作品です。
なんどこの作品を見て心揺さぶられたことか、何回みてもやっぱり涙してしまうんです。(;_;)
このような純愛作品には正直なかなか出会えず、ひたすらエロさを重視した作品が多くなっているこの世の中だからこそ、より多くの人にこの作品を知ってもらいたいと心から思います。
この作品はリメイクされますが、どうか原作の雰囲気を壊さずに新たな形でみなさんの心の名作となりますように・・・。
一生涯心に残る名作です。
正直BLアニメってレベル低いの多いですよね。原作ではあんなに感動したのにあ~あ・・みたいな。結構期待を裏切られますよね。
このOVAはすごいです!最近運良く出合ったのですがなんでもっと早くに出合えなかったんだとすごく後悔するほどの名作です。JUNEのアニメ見て泣いたのは初めてです。もう大号泣しました。
原作者様・スタッフ様・声優様すべてが超一流の方々が奇跡的に揃ってくださいました。映像のクオリティが半端じゃないです!20年前の作品とは思えません。この作品で恩田尚之氏の大ファンになりました。
そして心に楔をガッと打ち込まれたのが今じゃ考えられない超豪華声優陣です。もうまさに皆さんはまり役です!特に塩沢兼人氏のイアソン・ミンク、関俊彦氏のリキにはやられてしまいました。この二人以外にこの役は考えられません!本当に一流の役者さん方の演技に酔いしれました。ドラマCD2枚(ダークエロジネス・塩沢兼人メモリアル)に限定CDボックス6枚組み・DVD2枚(1枚は保存用)と全ての音源を買い揃えました。どれも絶品です!本当に会えて良かったです。初めて腐っていて良かったと思えました。
最後にBLではなくてJUNEと言ったほうがしっくりくると思います。長々と読んで下さりありがとうございました。
これが20年前のものですか。全てのクオリティが凄すぎます。
昔原作読んだときに、痛みを強く感じてしまい入り込みことができなかったのですが、恥ずかしながら10年経ってやっとこの作品と向き合えた気がします。
そう思わせてくれたこのOVAに感謝です。
そしてこのOVAに出会わせてくれたのは、ちるちるさんとAm○z○nさんにて書いてくださった心揺さぶる数々のレビューのお陰なのです。心から御礼申し上げます。
やはり名作。ぜひ若い方にも、BLという言葉はなくJUNEといわれていた時のこの名作に触れて欲しいです。
その入り口としてもこのOVAを強くオススメしたいです。小説ほどきつくもないから、キツイ関係が苦手な方にもオススメできるのではないかと思います。
いまAm○z○nで数点残っているから、急いでね~!
ほんと凄いんですから。
大抵原作を超えることは難しいと思うけど、この作品は原作と同等でしょう。小説で出来ないことを完全にフォローしてると言っていいくらい。
絵柄も音楽も最高です。声優さんはこれ以上は望めないくらい素晴らしい。
特に前編CH.5のリキ、好きすぎてどうしよう。リキの目がめちゃくちゃ好き。彼の心情がせつなすぎるのに、この格好よさ!心底惚れさせていただきました。イアソンがリキを愛するのも納得、と思った次第。どんなに苦しみ傷付いてもこの人の目は汚せないんですよね。そんな痺れるくらい格好いいリキを映像でみれて大変幸せです。
完結編では特に、イアソンとカッツェの会話が好きだなぁ。イアソンのひとつひとつの行動がリキへの愛情に溢れてる。。あとはもう言わずもがなですね。
エンドロール時には、この世界に引き込まれて過ぎて茫然としてしまいます。。
どうあれこういう結末しかなかったのだと、今なら解る。解ってしまうから余計胸が痛いです。そしてイアソンの気持ちも。当時はリキが可哀想すぎて辛かったのですが、こういう愛し方しかできなかった哀しみに胸が押し潰されそうです。
こうならざるを得なかった彼らの結末をぜひに見てください。
ホモ子・アンドリュー
縞々さんはじめまして、こんばんは。熱いレビューをありがとうございます!!私も「間の楔」が大好きなので、思いがビシバシ伝わってくる、それでいて的確なレビューに感動したました!
私はDVDを持っておらず、動画サイトで見たのですが、最初に見たときは衝撃でした。画像のクオリティの高さもさることながら、声優さんたちの演技がめちゃめちゃいいです。今と違って「BLも仕事だから仕方なくやります」ってスタンスではなく、すごーく真剣に演技なさったんだろうなと思います。
>これを知らない腐女子はモグリだ。
ほんとにそう思います、腐女子たるもの教養としてみておくべきですよね!