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表題作間の楔 2 命動

イアソン・ミンク
タナグラのブロンディー
リキ
スラム出身のペット

あらすじ

5年前、夜の歓楽街ミダスでカモを漁り歩いて手痛いドジを踏んだリキ。
そのしっぺ返しは、超エリート人工体・金髪のイアソンによる恥辱と悦楽の苦い記憶となってリキを苛む。
しかし、さらにスラム育ちの彼の唯一の矜持をズタボロにするような罠が待ち構えていることはまだ知らなかった…。
待望の第2弾。

作品情報

作品名
間の楔 2 命動
著者
吉原理恵子 
イラスト
道原かつみ 
媒体
小説
出版社
成美堂出版
レーベル
クリスタル文庫
シリーズ
間の楔
発売日
ISBN
9784415088525
4

(5)

(2)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
20
評価数
5
平均
4 / 5
神率
40%

レビュー投稿数1

過去が明かされる。

 前作では、謎のまま終わっていたつながれた男が誰だったのかが、うっすらわかる今回の話。
 描いてあるのは、主にリキの過去。

 リキとブロンディであるイアソンとの出会い。
 そして、運び屋になった理由。
 運び屋としてどんなことをしてきたのか。

 そんなことが描いてありました。
 更に、リキにはまだ明かされていないもっと過去が有るようで、それに繋がるわけもわからない単語がチラホラ。

 運び屋となったリキは、ようやく運び屋としてのあれこれを学び、他の仲間にも認められ、少しずつ仕事をこなすことにも慣れてきた。
 ところが、荷物を運び終わったリキは再びイアソンと再会して、危険を告げる自分の勘を無視して、更にイアソンへと近づこうとする。
 そこで、知ったのは、すべてがイアソンに仕組まれたことだったということ。

 そんな感じで、更に人間関係は複雑化していく。
 設定が複雑な話をきちんと描ききるのは素直に感心します。

 まだまだ知られてない設定がいっぱいありそうなので、続きが楽しみです。

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