方舟

方舟
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×21
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
20
評価数
5
平均
4 / 5
神率
40%
著者
 
作画
 
媒体
コミック
出版社
リブレ
シリーズ
シトロンコミックス(コミック・リブレ)
発売日
価格
¥638(税抜)  
ISBN
9784862637253

あらすじ

不器用な人たちの、大切な人を見つけるまでのラブストーリー 母親が亡くなって日も浅い春休み、高校教師の島は行きずりの少年を買う。新学期に受け持ちのクラスへ行くとその時の少年・石田がいた。先生だったんだね、と近づく石田に人違いだと誤魔化してしまった島だったが・・・。

表題作方舟

島,高校教師
石田有馬,高校生

その他の収録作品

  • 悪い人の夢
  • すっぱいりんご
  • 金のエンゼル
  • 値千金の恋
  • 1分30秒の恋
  • つまさきだちのエチュード

評価・レビューする

レビュー投稿数4

地味だけど心にとどまる作品ばかり

どの作品も心のどこかにとどまるお話ばかりで、気に入った順にいくつか…と思ったけど、全部紹介したくなってしまったので掲載順に紹介します。

【悪い人の夢】前編・後編
高校教師と売りをしている高校生。一夜を共にした相手はまさかの教え子だった…。これだけならよくある設定ですが、恋の過程や成就だけではなく、ここに教師の亡き母や生徒の父親との関係、カムアウトといった事を絡めて描いていて、特に墓前での亡き母に向けての呟きと「知ってるわよ。」には、ほろりときます。
ただし家を出てきた高校生を家に泊めるくだりは、そのまま安易に寝て欲しくなかったなぁ…と思ったりして。

【すっぱいりんご】
高校生もの。名前も知らない、話した事もないような隣のクラスの小木に突然の告白をされて、腐男子的な興味からOKをしたものの罪悪感にかられる安里。

この小木が眉毛太めのキリリとしたちょっとゴツメの好青年。それが好きな小木の前では緊張してちっちゃくなったり、うろたえたりする不器用さが可愛くて可愛くて、そして安里のことが大好き!っていうのがビシビシ伝わってくるだけに、どうかこの子を傷つけないでー!と途中か続きら祈るような気持ちで読んでました。可愛くてキュンキュンできて好きです。2番目に気に入りました。

【値千金の花】
傲慢リーマンとおっとり優しく甲斐甲斐しい恋人とのお話。
食事を、塩っぱい!と指摘して以来、家を出てしまった恋人。塩っぱいのもリーマンの好みに添って味付けしているだけなんだけどそんな事すら気づいていない。
失って初めて大切なものに気づくというお話だけど、このストライキを起こした恋人がほんわりしてて、ぽちゃっとしてて癒し系。傲慢リーマンのどこがいいんだろう?と思ったけど、自分がいなくなった間にすっかりダメダメになった様子をみて「やっぱり僕がいないとダメだなぁ。」なんて思ってて、なるほどーと。

【金のエンゼル】
実家が裕福な青年と父親から暴力を受けている貧困家庭の高校生のお話。彼に何をしてやれるだろうと思うのだけどお金を渡すくらいしかできず、高校生はやがて彼の前から消えてしまう…。
青年のことを優しいと思う気持ちも、お金を施されるから惨めと感じるのもどっちも本当だと思う。それを何も返せない自分が歯痒かったんだろうなぁ。
それから後の再会を思わせるシーン、どちらも成長が感じられて読後感が良かったです。

【1分30秒の恋】
この作品がとても気に入りました。初々しくてみずみずしい高校生もの。合唱部に所属している大介は、音楽室の前でしゃがみこんでいた後輩に出会い、彼が落としていったラブレターを拾う。それは合唱部の部長(男)宛てのものだった。
男が男を好きなんて「理解できない…」と思う大介。でも後輩の恋を応援しようと、後輩の「想いは叶わなくていいから。でも声だけでも先輩と一つになれたらいいな。」(なんていじましい!)という望みを叶えてやろうと部長の元へと連れていきます。
歌う二人の声を音楽室の外でじっと聞く大介。あぁあいつはいつもこうやって部長の歌声を聞いていたんだなぁと思いを馳せるうちに大瀧への恋心を自覚するんだけど、彼の気持ちを知っているだけに自分の目覚めたばかりの恋心は封印しようと思うんです。ここの描写がとても切なくて琴線に触れます。じわっときます。

書き下ろしでは、二人の一年後が描かれているんだけど、声変わりもしていなかったピヨピヨの大瀧がまさかの大成長でニヤリ。身長も追い越すわ、ソプラノだったのがバスへパート替えしているわ…。そして初キス。ものすごく初々しい二人で可愛いのなんのって!


ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/4967/#IndexNews
で教えていただいたのが、こちらの作品です。

「不器用な人たちの恋の洪水」これが当時の帯だそうです。(それも含めて教えてくださりありがとうございます)ちなみに方舟というタイトルの収録作品はありませんが、タイトルに絡めた素敵なフレーズだと思います。登場人物達の不器用さが実に愛おしくなるような作品ばかりでして、5つの収録作のどれもが捨てがたい良作・秀作ばかりでした。

教えてくださり本当にありがとうございました。

1

いいポチャ具合

5編の短編集でどれもちょっとずつ不器用な人が出てきます。
エロさはないけどほろ苦かったり、キュンと来る珠玉の作品ばかり。

どの話も素敵なんですが、ビジュアル的にズキューン!!!と来たのが「値千金の花」の山口[受]。
やり手だけどワンマン気質で短気な会社員時田と、料理を筆頭に家事全般を器用にこなす山口はすっかり出来上がってるゲイカップル。
冒頭で交わされる会話は結婚数年目の中年夫婦の様です。
その山口がですね、背低くてちょい太り気味なんですが実にいいポチャ具合なんですよ!!
作中には彼の外見には全く触れられてないのですが、デブ程に太ってもない、そうポチャなんです、童顔気味で柔らかく笑うんですよ。
これがもうかわういのなんの!!このポチャ具合はたまらんです!
最後のコマの減塩醤油がいかにも日常で愛しい。

他の作品も派手さこそはないですがそれが実にいいのです。
完成度も満足度も高い1冊でした。ポチャ萌えも加算して神で。

0

あなたの好きなものを教えてよ

何!?ぽちゃだと!?
友人様のところで、感想を目撃してしまい、いてもたってもいられず下位に走ってしまいましたw
面白かったです。
全体的に淡い感じな作品が多かったかな。
なんというか、日常~な場面が多かったゆえかもわかりません。
これから伸びそうな作家さんだとおもう。
先生のなまえが覚えにくい・・・・ともおもいますが。
■悪い人の夢
母親が死んだ。ゲイで子供も残せない自分に負い目もあったためだろうか。ほっとしている自分がいる。
そんな時少年を金で買った。それっきり・・とおもっていた相手は、まさか自分が担任するクラスの・・・!?
親と子供の関係を描いた作品。
BLとして読むか、親子の~として読むか。
この少年がみもしらぬオヤジたちの手篭めにされてたとおもうと・・・ちょっとそっちを想像しすぎてとまりませんorz
■すっぱいりんご
話もしたこともない男から告白された。
オーケーしたのは興味があったから。。。。
男前だけど、いろいろ初心者な攻と、BL本を愛読しているオトコノコの話w
私も男で腐ってたら一度は試して見たいとか思うんだろうかw
今の私なら確実にた続きめしてみたいw男前に告白されたらなおさらwww
きっかけは、興味。
でも俺、けっこうコイツのこと好きなんじゃん。その言葉がほっこりして良かった。これからが楽しみな二人
■値千金の花
ぽちゃwwここです。
思ったよりナチュラルな作品でしたね。エロとかどうとかじゃない。
自分は絶対でなんでもできて~な男。
一緒に暮らしているのはちょっとぽちゃっとした世話焼きなおっとり男。
なんでもしてあたりまえで、ちょっとのことでも愚痴をこぼしてしまう。
会社でも、傲慢っぷりで孤立していた。
ある日「ちょっと塩がつよいんじゃないか」といった日。
ぽっちゃりな男はいなくなってしまう。
そのくらいのことで怒ってるのか・・・・
しかし、夜になっても・・翌日になっても帰ってこない。
失ったものの大きさに気づき・・・!?
寂しくなって、そんなときになってから相手のことを思い出す。
あ・・・こういうことあるよな。と思ってしまった。
後悔しないように、いるうちに大事な人は大事にと思ってしまう(ノД`)・゜・。
短いお話なんですが、なんだかすごく考えさせられる作品でした。
一番好きです。
■1分30秒の恋。
男が好きだという男と出会う。
男が男をスキだってどんな気持ち・・・?
わからなかった気持ちがわかってしまう瞬間というお話。
まさかの伸び率(背)に思わず気をとられてしまいましたww


トータル。
画的には、読み始めう~ん・・と思ったんですが、後半はまったく気にならなくなってました。
次回作が楽しみです。

0

キュンキュンしたい人へ

「不器用な人たちの恋の洪水 方舟に乗る5つの物語。」と帯にありました。
たしかに不器用なところがキュンとくる良作揃いだと思います。
エロなシーンはあまりありません。殆どがキス止まりです。

【悪い人の夢】
母を亡くした後たまたま買った少年が、自分の学校の生徒だった国語教師と、父親とギクシャクしているゲイの高校生のお話です。
出会いは偶然だったものの、お互いの立場に戸惑ったり気遣ったり、食い違ったりしながら、惹かれあう二人です。
教師の亡母や生徒の父親といった親子関係も絡めて、キュンキュンと泣けるお話になっています。
最後のセリフ、「知ってるわよ」で落涙!!!母の気持ちが分かる私って私って!!!

【値千金の花】
こんな普通のゲイカップルのお話は始めてかもしれません。
このお話に関しては、別にゲイじゃなくてもいいとは思いますが、自分にとって何が大切なのか振り返ってみるいい機会になると思います。

他のお話は皆、高校生か大学生のお話なので、非常に純情でかわいらしい、でもちょっとキュンとくるお話です。

1

この作品が収納されている本棚

PAGE TOP
  • 電子書籍
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ