• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作非合法純愛(2)

雨宮寛晃、エリート検事
蒲生俊希、ゲイの弁護士

その他の収録作品

  • 番外編 秘密
  • あとがき

あらすじ

──片想いしている相手を想って泣いて、
それを元カレになぐさめてもらうなんて──。
長年想いを寄せ続けた雨宮(あまみや)に
フラれた蒲生(がもう)は高校時代の元カレ・
滝本(たきもと)の優しさに癒される。
それでも雨宮への想いが断ち切れない蒲生に
滝本が「もう一度付き合わないか」と告白して!?
法曹界で生きる男たちの恋愛事情、第二弾!!
(出版社より)

作品情報

作品名
非合法純愛(2)
著者
不破慎理 
作画
不破慎理 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
非合法純愛
発売日
ISBN
9784199604409
3.5

(6)

(1)

萌々

(2)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
20
評価数
6
平均
3.5 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数5

ヒロインなんてなりたくないっ幸せになりたい!by蒲生

2巻目。
……は波乱巻!
高校時代に付き合っていたけれど親に引き裂かれた相手・滝本が、『もう一度付き合わないか』と言ってきて!
雨宮をなんとか諦めようとする蒲生はグラグラと揺れ動く。
そんな時、蒲生が担当した離婚訴訟で逆恨みした男に腕を刺され、雨宮がお節介にも蒲生のマンションに泊まり込んでのお世話。勿論蒲生は辛くてしかたない。
優柔不断に過ごしている蒲生に、滝本は返事を迫ってくるし。
その上、事務官の北原はやっぱり雨宮に恋してるし。
誰の想いもみな一方通行で切ないです。
蒲生は雨宮が好きなんだけど、昔本気で好きだったひと、今でも自分を好きでいてくれる優しい滝本に求められて揺れる。一方一度は拒んだ雨宮も、滝本の登場で自分の中の独占欲を自覚するけれど、蒲生に幸せになって欲しいから身を引こうとする……
なのに!
ラストで滝本にアメリカについて来てくれと言われた事を知った雨宮が、蒲生に『行くな』なんて言い出して。
3巻に続く。
この「非合法純愛」は、蒲生をめぐる2人の男がそれぞれいい男で、どちらと結ばれても切なくて感動的になりそうで、そういう点でもかなり読み応えがあります。

番外編「秘密」
北原につかず離れずの安西検事のエピソード。安西さんはバイのようです。
で、北原の事を放っておけないと感じているけど、自分では何もできないから雨宮とくっつけようと考えて、でもでも……
安西x北原で是非成立させてください。

1

何とーーー!!!

すみません。
読み終わってすぐの感想をタイトルに入力するくらい、余裕がありません。

2巻を読み終わりまして、早く3巻に進みたい気持ちを抑えて、今の気持ちを全部ここに残しておこうと思います。
1巻のレビューの出だしと全く同じ心境です。

北原が雨宮と急接近をしているのを蒲生が感じたところで終わった1巻。
2巻は激動でした。

相変わらず雨宮との距離を詰める北原。
そんな北原前にちょいちょい現れては、いらんアドバイスをしていくバツイチ検事(このひとの気持ちは最初から読者サイドからすると丸バレなのですが、描き下ろしで答え合わせできます)。
さらに鈍感な雨宮もさすがに北原のアプローチに気付いたか!?という流れもあって、こっちサイドもバタバタしております。

そっちサイドの蒲生の方も、姉の協議離婚の相談についてきたことで再会した元カレ・滝本が攻め込んできましたよ。
滝本、いい子なんですよ…。
2人の過去を鑑みても焼けぼっくいは自然に思えるし、滝本をしあわせにしてあげたい。
さらには元クライアントの別れた夫から逆恨みによる攻撃を受けて、蒲生が!!なんてこともあり、とにかく激動でした。

フラれたことで前へ進もうとする蒲生。
気持ちを知ったことで蒲生のことを考えるようになって、何かに気付きつつある雨宮。
この2人のこころの揺れ動きの描写が、本当に見事としか言いようがありません。
さらに読者が読みながら「こ、これはツッコまずにはいられない!」という点もきちんと指摘してくれる登場人物がいる。素晴らしい。
他の多くの作品では「蒲生!なぜその気持ちを声に出さない!?」っていう焦ったさを感じることが多い展開の中でも、きっちり言葉で伝える。
取りこぼしゼロの気持ち良さ。

1巻のハラハラとは違って、激動ながらも何となく既定路線に乗った2巻の先は若干もう読めた気がするものの、不破さんの説得力ある表現できっちり見届けさせてもらってきます。
では!3巻へ!!

0

いい感じの三角関係

今回は前巻でも登場していた蒲生の元彼、滝本の存在感が一層大きくなります。
流石同性愛者と言うこともあって、雨宮の存在を滝本の方が先に感知するような感じなんですが、雨宮は相変わらずの態度なので、敵が動かぬうちに~という感じで蒲生にアプローチ。
蒲生も相変わらず雨宮に気持ちが残っていて、2人の間で揺れるという展開です。
滝本は性格も中々男前で、決めたら行動に移すのが早いです。でも決して強引ではなく蒲生の気持ちを尊重してくれる優しい男。
以前付き合ってた時も蒲生の事を大切にしてたんじゃないかなということが窺えるので、私としては「もう滝本にしときな。滝本の方がいいって」って思うんですけど、蒲生本人は揺れる乙女心が~って感じなんでしょうかね?
この滝本の存在感の大きさは好みです。当て馬が登場してもほとんど何もせずに消えていくという展開が結構多いBLで、この位自己主張してくれた方が読みごたえがあります。

脇役では安西が過去に何かあったようで、中々行動に踏み切れないようなんですが、いつも明るく励ましてるキャラなので、これ程人任せな所があるとは意外でした。
こちらのカプも今後が気になります。

2

脇キャラの行方が気になる・・・

さて、この作品、1巻ではHなしでしたが、2巻もHなしでお話は進みます。
Hシーンが全てではないので、それは構わないのですが、なんというか主人公と彼の長年の片想い相手(告白済み)との行方がどうにも萌えません・・・
主人公も元彼の登場に気持ちがぐらぐら揺れるし(でも、片思いの相手に告白して振られているようなものなので、元彼に気持ちが行くのは確かにありだとは思いますが・・・)、何よりも片想い相手である雨宮がなんとも情けないタイプで・・・
雨宮にこれまた片想いしてしまう北原が不憫でなりません・・・
しかも、蒲生の元彼の登場&元彼が蒲生と共に渡米を希望していると知った途端に蒲生を独占したくなってしまい、間に割って入ってくるし・・・

勿論それによって主人公の気持ちはぐるぐるしちゃうし・・・

蒲生の元彼がこれまた良い人(そもそも高校時代に蒲生をかばって大事な脚を失っているような人。そしてそのことを恨みもしていないできた人。)なだけに、主人公と雨宮の恋を応援したくないなぁ・・・という気持ちにすらなります。

私としては主人公達よりも、脇キャラのかわいそうな美人眼鏡キャラの北原と、その彼を長年そっと見守ってきた安西の行方が非常に気になりますし、すごく萌えます。

ちなみに、2巻にはその安西さんの胸の内が明かされている描き下ろしスペシャル番外編「秘密」が収録されています。
安西ファンにはたまらない内容になっています。
むしろ北原と安西を主役にしてほしかった・・・

1

イライラする~

2巻でもイライラする~
雨野のこの性格、何とかなりませんかね!!
いや、良い人なんだよ、良い人。
でもそれだけで、結局周りの人間を振り回して
傷つけてるんだよ~(@@)
それが2巻でも続いてて、何だか雨野にムカついてる私。
ハッキリせんかいこの野郎!!

でもって、雨野への気持ちでぐらついてるところに
元彼(滝本)登場!!
そして恋人同士にヾ(゚Д゚)ノ
ああっ、雨野のヘタレ野郎め。
人のものになって、やっと自分の気持ちに気づいたか?!
いやまだか???
そして3巻へと続く…


番外編では蒲生の他に、雨野を想う北原と
その北原を見守ろう(?)とする安西のお話。
なんだけど…
ああっ、こっちの安西にも何だかムカつく!!
北原を人に任せて幸せになって欲しいと思うなら、
あんたが北原を幸せにしてあげなさいよ、もう!!

でもそんな安西がちょっと好きな私(_ε_)

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP