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表題作非合法純愛(1)

雨宮寛晃,エリート検事,27才
蒲生俊希,ゲイの弁護士,28才 

その他の収録作品

  • Love is Magic
  • あとがき

あらすじ

弁護士事務所で働く蒲生俊希(がもうとしき)の想い人──。
それは、親友の若きエリート検事・雨宮寛晃(あまみやひろあき)。
5年間胸に秘め続けた想いを告白したい。
でも、二人の関係が崩れてしまうのも怖い…。
せめぎ合う思いに悩んでいた蒲生の前に、「検事食い」の異名を持つ事務官が現れて…!?法曹界を生き抜く男達のアダルト恋愛事情!!
出版社より

作品情報

作品名
非合法純愛(1)
著者
不破慎理 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
非合法純愛
発売日
ISBN
9784199604102
3.6

(6)

(1)

萌々

(2)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
22
評価数
6
平均
3.6 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数5

切なさいっぱい

3冊ものシリーズの1作目。
キーワードは、社会人、片想い、錯綜する人間関係。
と言ってもシリアス一辺倒ではなく、程よくユーモラスな抜け感もあります。
主人公は、弁護士の蒲生、ゲイ。
蒲生は、司法研修所で出会った雨宮(ノンケ)に一目惚れし、それから5年間、親友として側にいながらの切ない日々を送っています。
雨宮の方は検事になって一度は福岡勤務、そして最短で本庁に戻ってきたエリート。でも気さくで明るくていい奴で。
そして、1巻目で珍しく蒲生が雨宮に告白する展開になっています。勿論玉砕。
蒲生がかなりうだうだとするので、ここは好き嫌いが分かれるかもしれません。
ただ、ゲイがノンケに振られておしまい、にならないのは2人を取り巻く色々な人間関係。
雨宮に付く事務官の北原(←ゲイ)、北原をなぜか心配する安西検事(←既婚者)、蒲生の高校時代の彼・滝本。
この滝本とは10年前に悲しい別れの顛末があり、すぐにでもまた好きになりそうな空気が…
狭い人間関係の中で様々な恋心が漂っています。さあ誰と誰がどうなっていくのでしょうか?

2巻に続く。

1

ハラハラしっぱなしのお膳立て巻

今更ながらに初めて読みました。
今すぐ2巻に行きたい気持ちを抑えて、1巻で感じたことが薄れないうちにレビューを。

司法研修所での出会いから5年。
ずっと雨宮に片思いしてきた弁護士の蒲生。
2年の地方研修を終えて、雨宮が戻ってきたが…。

うわあああああああああ!
もう!何これ、すっごい気になる!!

一旦気持ちを落ち着かせるために叫ばせていただきました。
蒲生は親友ポジでいいからそばにいたいという、健気な乙女系華やか美人です。
かたや雨宮は、危機感の少ない誰にでも優しいタイプで見た目も質実剛健。
そしてここに、雨宮の事務官として加わるのが、「検事食いのアゲチン」という二つ名を持つ北原。
こいつがなかなか食えないやつです。
見た目は清楚系の控えめタイプ。特捜にいる元カレに噂を流されたというだけで、実はアバズレじゃありませんという、「守って」ポイントを所持してます。

いやー、こういう子のことを男女問わず「おりぼんちゃん」と呼んでいるのですが、こういうおりぼんちゃんって、ひとが長年片思いしていようが、誰かのものであろうが、自分が好きになったら相手にも好きになってもらえちゃうんですよね…。
お酒に弱いとか、何かにじっと耐え忍ぶ姿を見せるとか、全力で、しかもターゲットにとってはあくまで自然にしか見えない形で「守ってあげなきゃ」ポイントを稼ぎにくるのです。はい、私怨入ってます。

北原の出現で居ても立ってもいられなくなってしまった蒲生がとうとう気持ちを吐き出すも、ノンケの雨宮の答えはすごく残酷なものでした。
この答えを出すノンケはたくさんいるし、気持ちは分からないでもないけど、相手の気持ちに対する配慮ゼロじゃーーーん!
蒲生のことで弱る雨宮に、じわりじわりと距離を詰める北原。
一方の蒲生にも高校時代の元カレ出現で、もう2巻を!早く2巻を!!という仕上がりになってます。

不破さんの巧みすぎる人物描写と流れるようなストーリー展開で読ませる人間ドラマ。
1巻の時点で既におすすめです!

0

今後の展開に期待

ノンケの検事・雨宮と彼に片思いをしている同期の弁護士・蒲生、雨宮担当の事務官・“検事食いであげチン”という噂のある北原のお話。

雨宮が遠くの赴任先から戻ってきたことを喜んで、親友というポジションからの脱却を図るべく、乙女のように努力をしている蒲生ですが、そこに登場してしまったのが北原で、思わぬところで告白することになります。

蒲生の気持ちをなんとなくわかりながら、恋愛対象として見ることはできない雨宮、元気で明るいようでいて辛い過去のある蒲生。
雨宮を好ましく思っているらしい北原の周囲の複数の検事たち(過去の男?)。
この先どうなる?でお話が終わっているのでまだ評価はしたくないところ。
うまい具合にまとめていただければ嬉しいのですが・・・

私としては、北原の過去をきちんと明かしていただいて、少なくとも雨宮×北原にはしないで欲しいと思います。
蒲生の事は親友としてでも人一倍好きなのに、恋愛対象にできないわけですから、簡単に北原に落とされてはおかしいと思います。
蒲生の元カレの存在も気になります。

そういうわけなので、「告白」シーンはあってもエッチなシーンは皆無です。

0

さて、これからどうなる?!

がっつり大人な話を読んでみたくて、しかもちょうどこのところ法律関係のストーリーな気分だったために、この本をチョイスしました。

正直、「アダルト恋愛事情」というほどは「大人」感はなく・・・

長年の片想いをこじらせる主人公(弁護士事務所勤務)が、片想い相手のノンケであり親友のエリート検事に、うっかり告白をしてしまい、すっかり気まずくなる中、その親友の職場には検事食いの異名を持つ事務官(メガネ美人、繊細そう・・・)北原が仕事のパートナとして登場し、更には主人公の元カレ(高校時代に付き合っていたが、事故をきっかけに家族にばれて引き離される・・・しかも、その事故は主人公を助けるために起きたもので、それによって元彼は義足になってしまったのです)の登場・・・という状況の中、主人公の気持ちは揺れに揺れ・・・

主人公のぐるぐる具合も、告白された親友のグルグル具合も、オトナな感じではなかったなぁ・・・

どちらかというと、個人的には初心すぎて性質の悪い男(特捜の村上)と付き合い、別れたことで、村上から「検事食い」という不名誉な異名を吹聴されている、清楚メガネ美人の北原と、その北原を軽口をたたきつつ陰から見守っているらしい公判部の安西がとても気になります。こちらの方がオトナな何かを期待できそうな予感・・・

でも、お話としては興味深かったので、最後まで読もうと思います。

0

ちょっと受け様が女々しいのが気になりますが

シリーズ1作目ということなんですが、今後に期待できる展開だと思うので評価は萌にしました。
法曹界が舞台になっているのですが、今のところは裁判の難しい所はほとんど出てきていません。
主に蒲生視点で片想いしている相手に対しての想いが綴られているので、切ない展開になっています。

不破慎理さんは人気作家さんの一人だと思うのですが、不破さんの作品に限らず私は乙女すぎる受け様が苦手なのですが、不破さんが描かれる受け様がちょっと女々しいなと思う時が時々あるので、いま一つ既読量は多くありません。
この巻では攻・受まだどちらになるかはっきりしていないのですが、心理的には蒲生がとても乙女で受け様っぽいです。
私の好みからすると蒲生は少し女々しすぎるのですが、玉砕覚悟で告白したのなら、その後は男らしくキッパリ!スッパリ!吹っ切ってくれた方が個人的には萌える展開なのになぁ~(でもこれは私の好みなのでどうでもいい所なんですが^^;)。
でも、恋人でもない蒲生に自宅の合鍵を渡している雨宮の態度も、蒲生に望みを持たせているようでちょっとなぁ…というところなんですよね…蒲生が想いを吹っ切れないのも理解できる。
メインの2人以外にも雨宮の事務官が検事にモテモテのようで色々ちょっかい出されているようだし、当て馬になりそうなキャラも何人か登場しているので、今後の展開の布石は十分という感じです。
2巻以降に期待です。

0

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