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表題作ドント・クライ・ベイビィ

藤堂雄介,獣医
宝井智,迷い猫のようなMR

その他の収録作品

  • キスミーベイビィ

あらすじ

製薬会社のMR・智は、不毛な恋ばかりしている。
恋人と別れたばかりのある日、智は仕事で獣医の藤堂に出会う。
なりゆきでゲイだと告白し、彼を挑発するものの、軽くかわされプライドを傷つけられる。それなのに、、行きずりの相手にケガをさせられた智は、なぜか藤堂を頼ってしまい-?
大人のためのラブ・セラピー。

作品情報

作品名
ドント・クライ・ベイビィ
著者
木下けい子 
作画
木下けい子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
巡り合うよベイビィ
発売日
ISBN
9784403662744
3.7

(68)

(22)

萌々

(17)

(21)

中立

(4)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
16
得点
245
評価数
68
平均
3.7 / 5
神率
32.4%

レビュー投稿数16

雑誌で読んでてたのに

 書き下ろしありとは書いてないのに(実際9ページ)、買ってしまった。

 そして、なぜか5回くらい読み返してる。

 私の萌えポイントに、直撃したんですな。

 やせ我慢、一途、ツンデレな受けと、優しくて懐が深い攻め。うん。私のツボだ。
 と言う理由で「神」 一般的には「萌」評価くらいですかね。

 ほんと、大好きですよ。このお話。木下けい子さんの作品は、どれも好きですね。
 

3

イイ意味で期待外れ

「巡り合うよベイビィ」のスピンオフで、筧先生のセフレだった宝井が主人公の作品です。

「巡り合うよ~」で、宝井はすごく嫌な奴という印象があったので、あまり楽しめないかもしれないな~と期待していなかったのですが、とても面白かったです。
結局、「巡り合うよ~」より好きな作品になりました。

宝井さんは顔が好みなら誰とでも寝られるようなビッチなのではなくて、好きな人に受け入れてもらえない不毛な想いを他の人で紛らわせようとしていた寂しい人でした。
そういうところを見抜いて受け入れた唯一の人が藤堂さんだったのですね。

藤堂さん、宝井さんをうんと甘やかしてあげてください!
かなりさびしがり屋なので♪

3

飼い主を探して泣いてる迷い猫

「巡り合うよベイビィ」にて攻めである筧先生(教師)を散々振り回しまくっていた智さん。
あの時はかなりの自分勝手人間に思えて、筧ってばなんでこんな人のこと好きなんだよーって思ってました。(でも気になる)
…印象変わりました。
相変わらずツンツンツンツンしてるけど…めっちゃ健気。
街の中に元彼(西さん)の姿をふと探したり、元彼が気にしないように本当は泣きそうなのに笑って答えたり…不幸になればいいって思う反面幸せになって欲しいって願ったり…もう切なくて切なくて。
西さんが智さんとエチできなくて、智さんを傷つけたんじゃないかって泣いて謝ってるとき、自分が西さんの優しさに付け込んで傷つけてしまったんだ…とかもう何この人。゚(゚*´Д⊂グスン
飼い主を探して泣いてる迷子の飼い猫という藤堂さんの表現が本当にすごいしっくりきます。

ってかあれです。
藤堂先生「君だけを好きでいるよ たぶん ずっとね」
智さん「同じこと言ったやついたんだよ(略)今は高校生と宜しくやってんだぜ。ふざけた話だろ。信じねぇ 二度と誰も」
って場面で思わず筧先生のアホーーーーーーーーーー!!! (」°ロ°)」と叫びたくなった。

元彼の西さんも優しい良い人そうで…。
結婚式の手紙送りつけてきた時にはどんな鈍いKY野郎かっ!とか思ったけど←
やっぱり無理しているんじゃないかってずっと気にして会いに来て…。

ふぁぁぁぁぁぁーもう藤堂先生みたいな人と出会えて本当に良かったね!!!!
藤堂先生、本当に優しくて格好良くて素敵です。
エチしている時の表情最高。(186ページ)
普段はふぁーと優しいのにエロ格好いいなんてhshsヽ(*´Д`≡´Д`*)ノhshs

それにしても智さん…動物へのモテ具合すごいな!


改めて思ったんだけど、私…木下さんのメンズラブが好きだわ。
ボーイズラブじゃなくて。
大人男性のラブが好きだわ。

3

ひとりで泣かないで

関連作に「巡り合うよベイビィ」がありますが、この作品だけ読んでも何の問題もありません。
藤堂動物病院の患畜(犬やら猫やら)に毎回熱烈に懐かれる宝井(製薬会社のMR)、そのシーンの軽妙さが作品全体のバランスをとても良くしています。
不毛な恋の結末を人知れず引きずりプライド故に過剰な虚勢を張る智をいつでも迎え入れてくれる藤堂。彼は飄々としていますが智を労り、時には諭しながらも包み込んでくれる器の大きい男です。

患畜の、食欲がなく弱々しい猫と智を思わず重ねたり『君は野良猫じゃない 迷い猫だよ』など藤堂の獣医師という設定が要所要所で活かされています。最初は『美人だけど 変わってんなぁ』と好奇心が勝っていたのに、智の内面を見たり知っていくうちに段々と惹かれていく様子が非常に丁寧に描かれているのです。

ベッドシーンはさほどページ数を割いていないのに藤堂先生の色気と男前度が3割増し、アングルが色っぽくすごくロマンティック。
一冊を通し穏やかだけど痛々しさもあり、切ないのにコミカルさも楽しめる、印象が一辺倒でないこのお話を是非多くの方に読んでもらえたらと思います。

1

切なくて甘くて胸がきゅーっとする

大好きな木下けい子先生の作品。
遡って色々読み漁っていて発掘?しました。

『巡り合うよベイビィ』のスピンオフだそうですが、未読でも問題ないと思います。
そしてこちらの作品の方がよりグッと来ました。

2010年…ほぼ14年前の作品なのですね。
携帯電話とか、時代を感じるところは多少ありつつも、お話は全く古くさくなく。
やっぱり木下先生だなあ、大好きだなあ〜としみじみしちゃいます。
名作って本当に色褪せないですね。

簡単には落ちない、片想いを拗らせているプライドの高いツンツン受け。(大好き!)
そんな智さんも、ついについに安心して心を預けられる場所、甘えられる場所を見つけたんですね…良かったね…涙

しかたなかったね
世の中しかたないことでいっぱいだ
でも君が無理して
泣くのを我慢しなくても
いいんじゃないかなぁ

こんなふうに優しく言われたら、泣く。。というか、私も読みながら泣きました。

攻めの藤堂が誠実で裏がなくて懐も深く、とっても素敵でした。✨

0

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