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表題作サンクチュアリ

乙播夏来 26歳 大企業後継者 現専務
川名進 35歳? 秘書

同時収録作品オアシス

乙播志延 大企業社長
栗城波留 ファンタジー作家?イラストレーター

同時収録作品ヘブン

原和人 製薬会社 営業本部副本部長
江見慧 23歳 経営企画部

あらすじ

「愛してる。俺のものになってくれ」体は与えようとも、心は与えない…どんなに残酷でも。彼は将来を嘱望される後継ぎ、そして私の生きる支えだから。―恩ある社長から子息の世話役を与えられて十一年、川名進は彼の専務就任とともに東光コンツェルンの中核企業で秘書となった。ずっと成長を見守ってきた夏来が逞しく精悍な男になるのを見つめ続け、補佐だけに専念した。…冷静な秘書の顔で、欲望をひた隠しにして。だが過去の恋人を知った夏来に、進は熱烈に求められて…。堕ちてはいけない恋。

作品情報

作品名
サンクチュアリ
著者
杏野朝水 
イラスト
いさき李果 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
ISBN
9784796400497
2.3

(8)

(0)

萌々

(0)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
3
得点
16
評価数
8
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

しっとりとしていて良かったです。

本編のカップル含めて3組のお話です。っていうか、身内の中で3組ですね・・

作品的には面白いとか、感動とか切ないとか・・って感じはしないんですが・・
何故か途中所々で、知らない間に涙が・・みたいな・・しっとりとしたお話です。
不覚にも泣いてしまった・・みたいな・・感じかしら?

本編の二人のお話は最初すっごく爽やかに始まりますね~♪ほのぼのとしていて。。
専務と秘書です・・年齢も結構離れてるんじゃないだろうか?と思ったんですが・・
進が恩人である社長の跡取り息子の世話役になったのが、たしか、入社2年目ですからね・・

それから11年ですか?今では専務となった夏来の秘書という関係なんですが、ある時から、進は夏来に
恋心を覚えるようになって・・それから苦しくて・・その時に出会った夏来の叔父の和人で身体だけの関係を持ちます・・お互い叶わぬ恋に捕らわれの身・・

でも今では良き相談相手としてのみ付き合いがある二人がパーティーの席でその事を話しているのを夏来が聞いてしますんですよね・・

そこから彼の暴君?は始まった・・独占欲か執着か何か?それは分かりませんが・・進を抱きます・・
それから・・二人の関係が変っていきます・・夏来も穏やかだったのが、段々と余裕を無くして・・笑わなくなり・・

そんな中二人の関係が社長である父にバレますね・・それからいろいろありまして・・って感じです。。
二人の心の距離が離れてしまった所は結構ウルっと来ました。

次のCPは父です!そうこの父には愛人がいるのですが・・愛人というよりも生涯をかけた愛する人ですね・・
付き合って5年、離れて15年そして跡継ぎも育ててのちまた彼に会いに行く・・この熟年CPの話はとても短いですけど、結構好きでした。

最後のCPは・・進とセフレ関係を持っていた和人です。お相手は甥の慧・・・
和人の好きだった人は慧の父です・・傍にいるだけで良かった・・もちろん恋人とかの関係はないです。和人は彼の事がとても好きだった・・でも突然事故で亡くなってしまった・・

そこれから好きになって置いていかれるのが怖いんですね・・
早く自分の役目を終えて、彼の待つ天国へ行きたい・・それを願って生きてます・・

でも慧は和人の事が好きで好きで仕方が無い・・頑張って捨て身のアタックしてます・・
このお話もとても良かったです・・・

3

3カップルとも一途な恋…せつなくて胸が締め付けられます

初読み作家さんです。
あらすじと表紙にひかれて購入。

3カップル登場するんですけど、どのカップルも10年以上愛で、一途すぎる恋でした。
ハッピーエンドなんですけど、そこまでに辿り着く過程が、苦しくてせつないお話ばかりなんです。
そこには様々な恋の形があって、幸せの形も違うんですけど、共通するのは、お互いに大切に思いやり、これからの人生に絶対に欠く事のできない存在なのは間違いないんです。
恋人として一緒にいるためにも、立場的にも困難がある3カップルなので、その必死の覚悟が丁寧にリアルに書かれていて、上手く一冊にまとめられていました。
そして、それぞれのカップルをうまくリンクしてあるので、より一層読み応えもあって、初読みながらも読んで良かったと思える一冊にでした。

メインは大企業後継者•夏来×秘書•川名の年の差のお話です。
川名は長年夏来を思い、その思いを隠そうとする献身的な愛情が胸に突き刺さります。
身体から関係が始まっても、絶対に落ちてはならないと自分に言い聞かせて苦しみ悩む姿はせつなかったです。

結構好みだったのが、二つ目の夏来の父と、同級生の波留のお話。このカップルも凄い重みがあるんですけど、夏来のオヤジ様ぶりがいい感じですきでした。
父も苦しんだからこそ、夏来の気持ちがわかったんだろうなあと…。
もっと読みたいカップルでした。

同人誌で書いた続編みたいなんですけど、本当に上手にまとめてある読み応えのある一冊でした。
こういったお話が好きな方にはオススメです。

0

夏来と進とその周りの人達

初読み作家。
2013年から新作が出ていない。
創作JUNE・・名義しているので、古くから活動していた人みたい。

夫々主人公が異なる四つの短編だけど、「夏来 と 進」が軸。
あとがきに「同人誌で出した作品の続編」とあって、
話の内容から見た時系列は、
▷オアシス ▷サンクチュアリ/▷ヘブン ▷エタニティ の順。
      

▷サンクチュアリ
乙播 夏来 :志延の息子 
川名 進 :志延の秘書/恋人 控えめで誠実

▷オアシス
乙播 志延:東光コンツェルン 創始者の孫 女性と結婚 夏来の父親

栗城 波留:高校の同級 志延の恋人 大卒を機に離別 15年後に復縁
 癌を患い、鎌倉から東京に移転。

▷ヘブン
原 和人 :志延の嫁の弟 片想いの浩介が死亡した頃、昔、川名とセフレ 
  慧 :義兄・浩介の息子 和人に恋

▷エタニティ
夏来と進

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