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表題作妖魔の封印(1)

ドリアス 妖魔の王
シバ 魔術師

あらすじ

強大な力を持つ妖魔たち。彼等にとって人間は壊れやすい玩具だった。
その妖魔を束ねる7人の王のひとり・ドリアスが、あろうことか人間の妖魔使い・シバに永遠の愛を誓ったことから全ては始まった……。

ヒロイックファンタジーの最高峰がついに文庫化。葉月しのぶ不朽の名作12巻を全8巻に完全収録。
各巻に描き下ろし加筆、全巻そろえると1枚の絵になるオリジナルしおりを盛り込んだ豪華版。

作品情報

作品名
妖魔の封印(1)
著者
葉月しのぶ 
作画
葉月しのぶ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
日本エディターズ
レーベル
ペーパーコミック文庫
発売日
ISBN
9784930787095
4

(2)

(1)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

圧倒される想い

ファンタジーです。
古い作品ですが、私にはとても思い入れのある作品です。なので神評価させていただきます。
これは、BLではありません。神にも等しい強大な存在《妖魔の王》が、たわむれにかかわった小さな存在《人間の魔術師》にいつしか心を移し、まことの愛、無償の愛をささげる物語です。
かさねて、BLではありません。妖魔に性別はありませんし、魔術師は彼が美しく、(並みの妖魔なら負けないほど)力ある術者だったというだけのことです。
妖魔の跋扈する世界、人は残虐なかれらにおびえ暮らしている。力ある術者のみが彼らをたおすことができる。
魔術師シバは、なぜドリアスがじぶんの旅についてくるのか解らない。その気になれば自分などひとひねりでつぶせるほどの強大な王が・・・
妖魔の世界には七人の王がいる。彼らの思惑・嫉妬、人間の欲望、それらの中にシバは巻き込まれ・・・世界が崩壊に向かう中、ふたりは・・・?
私事ですが、初めて読んだとき精神的に微妙なときでして・・・泣きました。「ほんとうの愛なんてあるわけない。永遠の愛なんてあるわけない。でもこんな思い、これほどの思いがあるならそれこそ!」
萌えとか、そんなの入る余地のないスケールの大きな物語です。
絵のタッチ等、作者の現在の作品にくらべるとつたなさも感じられますが、若さ、情熱のひしひしと伝わってくる作品です。

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