副社長と元契約愛人、人騒がせカップル!?

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表題作この愛、買います

受様の恋人で汐崎エンタープライズ副社長・汐崎秀之
元ジゴロの攻様の恋人・相葉哉都

その他の収録作品

  • どっちもどっち
  • あとがき

あらすじ

「行ってくる」「・・・おいっ、バカ」

玄関先で仏頂面のまま、哉都にいってらっしゃいのキスを要求する男-大企業の敏腕副社長と名高い汐崎と、哉都は初恋を実らせた恋人同士。
昔、契約愛人だった頃は、猫みたいに甘えるのも気障なセリフを囁くのもお手のものだった哉都だが、・・・今は恥ずかしくてたまらない。
新婚を地でいくような生活に、本当の愛を知らなかった哉都は少しずつ慣らされていた。けれど、ふたりの前に哉都の元オーナーが現れて・・・!?

誤解が誤解を呼び、いじっぱり同士の恋は波乱万丈!!
副社長と元契約愛人――ふたりの恋は、人騒がせ!?
誤解に誤解を呼ぶ、傍若無人×ツンデレの恋の痴話喧嘩スクランブル!!

(出版社より)

作品情報

作品名
この愛、買います
著者
妃川螢 
イラスト
一馬友巳 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
シリーズ
この愛、売ります
発売日
ISBN
9784796400541
2.7

(8)

(0)

萌々

(1)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
5
得点
20
評価数
8
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数5

どうにもこうにもしようがないカプ

今回は元同級生で両家の子息で大手企業の敏腕副社長と
人脈を生かしたコンサルタント業を営む元ジゴロの話です。

受様の元オーナーの帰国がきっかけで
攻様の仕事と二人の仲に立った波乱の嵐の顛末について。

受様と攻様は
大学時代からお互いに魅かれあっていたものの
生まれ・育ちの違いから思うだけで過ごした間柄。

受様と兄の仲を誤解した攻様が
受様と愛人契約を結んでスッタモンダして
やっと恋人という関係に落ち着きます。

同棲を始めてやっとひと月。

外に出れば
大企業の敏腕副社長となる攻様も
受様の前では独占欲が強い子供の様で

ジゴロとして
多くのオーナーを相手にしていた受様も
初めての思う相手との恋人関係に
手探り状態でした。

そんな時に
受様の元オーナーと思われる女性が
攻様に接触してきます。

攻様もジゴロを気取っていた受様が
愛人契約までした元オーナー達が
魅力的な相手だろうとは思っていても

実際に現れた相手が
知的で出来る大人な女性だった事で
今の自分との差を見せつけられた様で
不機嫌モード全開になってしまいます。

元々ヤキモチ焼きな攻様ですし、
前職を面白く思っていないのも知っている受様は
なんとか攻様をなだめようとしますが
今のコンサル業まで辞めろと言われては
受様の矜持も傷つくと言うもの。

お互いに売り言葉に買い言葉的な状態で
冷戦状態に突入してしまいます。

気分の収まらない受様は
攻様の義弟でもある友人を
行きつけのバーに呼び出して愚痴るのですが
彼は単なるノロケととりあってくれません。

完全に臍を曲げた受様は
その場で声をかけてきた爽やかな男と
飲み続けた結果、

翌朝受様を待っていたのは
見慣れぬ部屋で全裸で目覚めるという
お約束すぎるパターンでした。

自分の体の状態で
抱かれていないとは確信していても
キス一つも浮気と思う受様には
痛すぎる過ちの一夜。

帰宅した攻様と目も合わせられない受様ですが
攻様は攻様で自分の行いが招いた事と
なかなか仲直りもできなくなる二人(苦笑)

しかも
受様の元オーナーは受様にも接触、
攻様が力を入れている新規プロジェクトにも
なにやら横やりが入ってきて…

公私ともに揺さぶられる
二人の仲が落ち着くのはいつ?!

既刊『この愛、売ります』の続編。
前作ですったもんだでまとまった
二人のその後を描いたお話になります。

前回絡んだ友人カプも適度に出演、
攻様の秘書の恋も絡んでの大騒動になります♪

元々、
自分の意思をストレートに表現する攻様は
受様への愛情表現も半端なく
秘書の前でも遠慮がありません。

ジゴロをしていても
人並みの常識はあると自覚する受様には
恥ずかしくも嬉しい事だったのですが

今回の件は
受様の元オーナーの企みが原因だとしても
前作同様、
攻様の思い込みがお話を複雑にした様な?!

まあ、
元オーナーはいくら契約とは言え
若いツバメを飼おうと言う女性ですので
二人よりも一癖も二癖もあるは当たり前。

元オーナーのきっかけは
義弟の恋の手助けだったようですが
そのお相手が攻様の秘書だった事から
攻様をも巻き込んだ
スッタモンダに発展してしまいます。

元オーナーが攻様に興味津々なのは
もうお約束というか仕方がない事なので
今回の騒動もある種仕方がない事なのかな。

結果的には
犬も食わないなんとやらな二人なので
最後の結末よりも
二人のヤキモキの展開を楽しむお話ですね♪

テンション高めな気分で読まないと
二人のバカップルぶりがうざいかも(笑)

今回は本作同様
妃川螢さんのラブコメから一作、
『不条理な接吻』をご紹介しま~す。

0

ウンザリするほどのバカップル

前回にてようやくまとまった二人ですが。
今回も些細なことでケンカしてます。いや、本人らにとったら些細じゃないのか。

かつての哉都のオーナーの出現で、汐崎はかなりヤキモキしてしまうのですが、哉都は過去とばかりに全く気にしていません。
この哉都と汐崎の温度差がこじれる原因なのですが…どっちもどっち。
汐崎が哉都の過去にヤキモチを妬く気持ち、よく分かります。自分が最初契約を結んでしまっているため、なおさらなんでしょう。
しかし、哉都の気持ちも分からんでもない。
過去は過去、しかもかつてのオーナーたちは汐崎のような感情は無く、こんなに熱くなるのは汐崎だけ。
お前は特別なんだから、気にする必要はないだろう、と。

汐崎はそこらへん割り切れないし、哉都はそこらへん冷たすぎるというか。
言えるのはどっちも無器用ってことでしょうか。

でもやっぱり哉都は汐崎がいいし、汐崎は哉都がいい。
二人とも鏡子さんの手のひらで転がされてはいましたが、そのおかげ?でまた絆が強くなったんじゃないでしょうか。

鏡子さんの言い方を真似れば、ウンザリするほどのバカップル。
これからもそのバカップルっぷりを見せてくださいね。

0

愛人と恋人

「この愛、売ります」の続編です。
シリーズや続編でも、単独で読んでも構わない作品もありますが、この本は前作を読んでいる方が良いです。2冊続けて読むのがお勧めです。
「愛人」と「恋人」の違いについてのこだわりや過去の境遇は前作を読んでいないとついていけないと思います。

哉都(受け)と汐崎(攻め)の両方の視点でストーリーが進んでいきますので、心情が分かりやすいです。
内容はまさしくバカップルの痴話喧嘩という感じです。互いにあれこれ悩んではいますが、傍から見たら「いやー熱いね!」を地でいっています。

汐崎は哉都の過去のオーナーの登場だけで心乱されますが、哉都は汐崎のためならと身売りをすることを決意するので、哉都の方がオトコマエだと思いました。汐崎は終盤まではあんまり格好良い場面なかったです。

その代わり、汐崎の秘書・門叶が良いスパイスになっていました。「雨降って地を固めるつもりがない」その後がどうなったのか気になるところでした。

0

面白いのに

せっかくなので前作『この愛、売ります』と同時購入。
恋人になるまで~となってから~を一気に読めたのでちょっと得した気分。

頭脳明晰、顔良し、家柄良し、と3拍子揃った汐崎秀之(攻)と両親を亡くしセレブの契約愛人-ジゴロ-として生きてきた相葉哉都(受)
前作で晴れて恋人同士となったラブラブな二人ですが、それで終わりじゃなかった!!

素直に甘えられない哉都と少々言葉足らずな汐崎。
誤解に誤解を重ね、周りを巻き込んでのドタバタ劇となっております。
終わってみれば、ただのヤキモチ合戦でした(笑)

ただ、ちょっと読み辛かったです。初めての作家さんだったからかな?
あまり相性が良くないのか、後半ちょっと苦痛でした。
お話自体は面白かったのに残念。

0

前作が面白かったので期待していたのですが

合いませんでした。残念。
受けは受けでちゃんと攻めが好きだし必死でもあるのですが
恋人としてはあんまり誠実ではないと思いました
ジゴロだったのは過去の事だったといっても
元オーナーに二人きりで会うわ、
酒に酔って会ったばかりの男と一夜を過ごした(ただし何もなし)事を黙ってるわ、逆切れするわ、
攻めと喧嘩してセックスを『おあずけ』なんて言うわ
(受けが攻めに許してる、与えてるような言い方に違和感を感じました。
 対等な恋人ならそんな言い方しないと思うのですが)
なんかすごいバカっぽいし身勝手だと思いました
今回は最初から最後まで受けにいい印象なかったです
攻めは何でこんな受けが好きなんだろうと不思議に思いました

そして前作もメインカップル以外の同性カップルが出てきたのですが
今回また新たに出てきてます
このカップルの描かれ方がフィクションフィクションしてて萌えきらず…

今回は一冊の小説としてもBLとしても楽しめませんでした 残念です

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