お前は身代わりなんかじゃない

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博士の創りし犬 上

hakase no tsukurishi inu

博士创造之犬

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表題作博士の創りし犬 上

草薙,意思を持つキメラ 
月世,キメラを創造した科学者 

同時収録作品緋色の夜の虜

シェード,受け様を助けた伯爵
浅緋,シェード伯爵に助けられた東洋人

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

キメラ―――自らの意思を持たず人に隷属し奉仕するモノ。

月世は、キメラを創造した科学者でありながらその制作に携わることに限界を感じていた。"逃げ出したい"気弱な呟きを零してしまうほどに…。そんな頃、かつての師であり恋人でもあった男の姿から創り出したキメラの草薙が、自分の意志を持っていることに気付いて…?
意思を持つキメラとそのマスターの逃亡の旅を綴った、ロマネスク・ラブ・バラッド。
(出版社より)

作品情報

作品名
博士の創りし犬 上
著者
DUO BRAND. 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オークラ出版
レーベル
アクアコミックス
発売日
ISBN
9784775515600
3

(7)

(1)

萌々

(0)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
20
評価数
7
平均
3 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数4

キメラ (chimera)

「キメラ」の意味あいが、学術のキメラと違っていて、期待外れで少しがっかり。
余り取り上げられない件なので、萌2⇒神評価に。

・・・
キメラ
生物学における キメラ (chimera) とは、同一の個体内に異なる遺伝情報を持つ細胞が混じっている状態や、そのような状態の個体のこと。嵌合体(かんごうたい)ともいい、平たく言うと「異質同体」である。
・・・

例えば、女性が男性の染色体を保有しているという現実があります。
最近、注目されているキメラについて、もっと研究が進めば、現行の雄雌の2種類ではなく、血液型と同じで、雄雌両性の3種類といったように、類別が増えると思います。なので、オメガバースについてはあり得ないファンタジーではなく、現実になり得る件になっていくのじゃないかと私は思ってます。
世間で言う今世の性の常識は、近未来は非常識になるのじゃないかと。

1

わんわんワンコv

上下巻同時発売はよかったです。
この作家さんの続きものは、一巻が序章的あつかいで次からが怒涛の展開を迎えるので、上巻だけだったら不完全燃焼で燻ること間違いなく焦れてしまったでしょうねw
上巻と下巻を並べると、表紙カバーの絵が続きになるようにできていて、雰囲気を伝えています。

自らの意思を持たず、人間に奉仕するためだけに創られたモノ。
主人の命令をどこにいても聞き分けられるように、そして人間と区別するためにつけられた耳と尻尾を持つモノ、それがキメラなのです。
キメラ研究の名博士でもある月夜が、すでに安定した生産ラインに乗り、キメラ生産工場と成り果てた研究所から、自ら創りだした、尊敬してやまない師匠にそっくりに創ったキメラ・草薙と共に研究所を逃げ出す。

元々面長なDUOBRANDさんの人物の絵ですが、今回犬のようなキメラということで、本当顔もイヌ!!
ちょっと目が上の方についていて、鼻が長くて、猟犬のような風貌がとっても良く合ってました。
また尻尾や耳の表現も、シュンとした垂れた耳や、パタパタ振る尻尾など、もちろん性格もワンコですが、キメラという設定だけにそれが顕著で見ていて萌え萌えなのですvv
生産ラインで大量に創られたキメラと違い草薙は、特別に月夜によって創られたものだけに、飼い主の言うことをきくだけではなく、自分で考え行動することができる、まったく一個の人間として成長していくのです。
また月夜も連れ出してくれた草薙に、一緒に逃避行する中で、師匠とは別の人として、今までとは違う別の存在として意識していく。
途中で立ち寄った、元研究仲間の勒歌との再会で二人の結びつきはより強くなり、下巻への師匠との決別のプロローグになるのです。

一番の見どころは、何と言っても草薙のワンコ具合ですから♪
他にもマスコットのようなティンキム(ナイトメアみあたいな?)役に立ってるのか、たってないのか、ただ存在するだけでかわいい♪
DUOさん得意のこっそり裏設定もあったりしますが、さほど気にせずに読めます。

2

今後の展開を期待

表題作シリーズの他に30ページ位の短編が収録されています。
DUO BRAND.さんの初めての上下巻の作品だそうです。
上巻だけ読んだ後の感想なんですが、ここまでの展開はまだまだ序盤のような雰囲気です。
架空の世界のお話で、キメラという人間のために奉仕する生き物を作る研究者の月世と月世が作ったキメラの草薙が主人公。
実はこの草薙、ただのキメラではなくて自分の意思を持つのですが、元々キメラは人間に奉仕するように作られているせいか、自分のマスター、月世に対してはほんとに従順で健気。
大型ワンコタイプなのですが、月世を守るためには豹変します。
その豹変した草薙が強くてカッコ良くて、私はそこが一番萌えました。

同時収録の短編もファンタジー系。
実はこの短編も表題作とちょこっとリンクしています。
こういうリンクしているところを見つけるのも楽しいですね。
こちらも主従モノ。
この設定は好きなので、先も読めてしまったのですが純粋に楽しめました。

2

美犬ー!

キメラっていうのでもっとこう禍々しいのを想像してたら、ありゃワンコだー!
ケモ耳と尻尾の美形犬、洋犬タイプ。
人間耳はないです、うん、これは正しいケモ耳ですな!

上下巻一気買いしちゃった方が物語りにうわっとのめり込めていい様な気がします。
上巻だけだと続き気になるのねん(結局読後直ぐに下巻を買いに出掛けた自分なのであった)
あと絵的にリンクしてる部分もあるのでそういう意味でも上下巻買いがオススメかも。

草薙[攻]はキメラ研究者の月夜[受]の手によって創り出されたキメラで、月夜博士の師である想い人とそっくりな顔立ちをしてます。
月夜と草薙はティンキム(わけわかんない小さい生物、キモかわうい)と共に研究所を脱出し追われる身となるのです。

いつにも増してDUO BRAND.さんの絵は綺麗で、月夜は美人博士だし草薙も美形犬っぷりが美しい~~~。
上巻で世界観をつかんだところでいざ下巻へって感じです。
美犬っぷりが綺麗で可愛いのだ!

1

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