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内容はかなり面白かったです。受けの夢に出てくる男を推理しながら読むのも楽しかったです。星の評価を4にするか3にするか悩みましたね。
ですが、少々不満もありまして…なんといいますか、くどい!説明が重複しすぎている印象があります。なかなか先に進まない、新たな事が起きない、話が進むのがゆっくり過ぎるかなとも思いました。
内容が面白いだけに残念です。
受けも攻めもいいのですが、カップルになるのは最後の最後ですので物足りなさも感じました。
樋口美沙緒さんの小説は結構好きで、この作品はCD化もされていて表紙絵にも惹かれたのですが、期待しすぎだったようです。
設定と展開が強引なのはサスペンス風味の作品なので多少は目をつぶるとしても、種明かしまでの持って行き方と落とし方が…上手く言えないのですが、コレジャナイ感が拭えませんでした。
北川先輩は展開上は確かに必要なキャラクターなのですが、トライアングル・ラブと銘打つほどの存在ではないので、「とっとと恭一に確認すればいいのに!」と苛々してしまいました。あと、とにかく不憫(笑)。
恭一は恭一で、もう涼太の言った「嘘つき野郎!」の一言に尽きるかと…。記憶が戻る可能性を考えていないあたりが浅はか。高校生らしい青臭さはキライじゃないのですが、やった内容が内容なので、私は「この…愛い奴め」とはなりませんでした。
恭一は怖いほど一途な男なので、これからはきっと幸せになれるでしょう。北川先輩に可愛い恋人ができることを祈るばかりです。
記憶喪失ものは大好物なので、期待大で読み始めました。
でも、なんかこれデジャブ……。
「愛はね、」「ぼうやもっと~」に感じたあのモヤモヤが再来です。
今回は攻のエンドレスループじゃなくて、受のエンドレスループでした。
案の定、受のネガっぷりにイラっとして、なんともいえない気分に。
そこにそんなにページ割かなくて良いから、ラブにもっと力入れて欲しかったです。
微妙なサスペンス風味も、序盤から展開が見えてたし、最初の方こそ楽しく読めていたのに途中で飽きてしまいました。
卑屈なネガ受も大好物ではあるのですが、どうもこの作家さんのぐるぐる系とは相性が悪いようです。
というか、ファンタジーだと嵌るので、この作家さんの現代ものと相性が悪いのかも。
そして斜め45度な感じの記憶喪失ネタもなんだか中途半端で、別にこんな設定にしなくても良かった気までしてくる始末。
私は記憶喪失に関しては壮大なロマンスを求めてるので、多少やり過ぎなくらいが丁度良いと思ってます。ゆえに欲求不満気味。
可もなく不可もなく、これといって記憶に残らないお話でした。
限りなく中立に近い萌。
面白かったです。
「夢の男」の正体は、やっぱりお前か(σ´∀`)σYOって感じで察しがつくのだけど、「何故そうなった?」というのを知りたくてグイ読み。
パズルのピースが組み合わさっていくように、少しずつ明らかになっていく真実にワクワク((o(。・ω・。)o))ワクワク
2人とも本当に不器用。
特に恭一…何でも出来るようで涼太のことに関しては本当に不器用でヘタレ。
自分が傷つきたくないというのは分かるけれど…あれじゃ涼太の気持ちは宙ぶらりんで放置になっちゃって可哀想だよ(´・ω・`)
でも終盤でお互いが気持ちをぶつけ合った時…というか恭一が泣いた時、これまで辛かったんだろうなって思うと胸がキュウッとなった。
普段無口な恭一がアレな場面でベラベラ喋りまくるのにはニヤニヤ(。-∀-) ♪
最後の「恭ちゃん」呼びで、涼太の中にあった恭一に対する劣等感も払拭されたんだろうなって感じられてホンワカする(*´∀`)
それにしても…北川会長が格好良すぎてどうしよう?!
「誰かがオレにダメ出ししたからって、オレの価値そのものは変わらない」…何それ格好良い、惚れてまうがな(*´ω`*)ポッ
んでもって、めちゃくちゃ良い人だし。
この人も幸せにしてやって下さいませー。
スピンオフ希望!
書記の椎名さんフラグだと勝手に期待してます!!←
マルハナバチの描写は癒やしなり~。
楓花さま、こんばんは(*^^*)
この作品、良いですよねー。
そしてそれ以上に会長気になる存在です!
男前でぶれない辺りが、これだけじゃ絶対もったいないのにスピンオフの気配はなく…(T_T)
4年経ちましたし、もう無理なのかしら。
出たら絶対買うのに…なんて思いつつも、会長受けだったら激しくショックなのですがああ。
ネタバレなしで書きたいと思います。
樋口さんの作品は、実は避けていました。
というのは、評価の高い作品が自分に合わなかったためで…
ですが、イラストの高久尚子さんは大好きな作家さんなのでこちらを読んでみようと思いました。
記憶喪失ものなので、細かく書くことは避けたいと思いますので、人物紹介は主人公だけ。
受けであり主人公の涼太は17歳。
ほっそりとした体型で、中学の頃は陸上部に所属していました。
その他の主要人物は、幼馴染で同級生の恭一と生徒会長の北川。
そして中学からの友人である真鍋。
涼太は5月から8月まで3ヶ月間の記憶を失って、病院のベッドで意識を取り戻します。
夜の学校で階段から転落。
骨折と捻挫をし、記憶を失っていました。
記憶はじきに戻るだろうと涼太自身も楽観視していましたが、その後、自分が何者かに無理やり抱かれる夢を見出し、自分の体が変わってしまっていることに苦悩するお話です。
ことがことなので、涼太はつねにグルグル悩んでいますが、女々しさはなく、気持ち良い受けさんです。
高久さんの描かれた、可愛らしくも男であることをきちんと想像させる涼太のイラストもすごく良くて、読みながら涼太の顔が浮かんできました。
樋口さんの文体は暗かったり淫靡な雰囲気がないので、始めからことの次第は読めてしまいますが、それでも楽しめました。
ある意味では王道で、安心して読めます。
でも、読んでいて気分が悪くなったのは、陸上部顧問の言葉ですね。
こんな教師いるのか?と。
わたしが学生の頃は運動部顧問と言えば、まるで「丸ヤのご職業ですか?」と疑いたくなるような恐ろしさ(パンチもいた…)でしたが、今の時代なら父兄がすぐ口出ししてきますからいないんじゃないかなあ、なんて思いました。
それにしても、学生時代はかなーり遠く彼方ですが、ピロティという言葉にひじょうに懐かしくなりました(苦笑
そういえばそんな場所あったよなーと。
こちらの作品を面白く読ませて頂いたので、他の作品も購入してみようと思います。
食わず嫌いしないで良かった(笑