山田シロ 初のオリジナルコミックス、満を持して登場!!

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表題作SKY LINK

高木慎太郎,大学講師 
番律輝,国際学科1年 

同時収録作品万華鏡の君

和,高校生
一ノ瀬幸,高校生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

大学生の番 律輝は登校初日、ぶつかってきた男に「好みの顔」と言われ、嫌悪感を露にする。だが、その男は講師の高木慎太郎で、その後もなにかと律輝につきまとってくる。さらに苛立ちは募るが、ある日、空を見つめる高木の悲しげな表情を見てしまった律輝は、次第に高木が気になりはじめて…。(出版社より)

作品情報

作品名
SKY LINK
著者
山田シロ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス HertZ Series
発売日
ISBN
9784813052678
2.4

(20)

(0)

萌々

(2)

(9)

中立

(5)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
7
得点
40
評価数
20
平均
2.4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数7

美しいの一言!

腐の世界に踏み込んで間もない頃に読んだ作品。かなりお気に入り。久々に読み返したので、今更ですがレビューを(笑)

こちらの作品、色々なサイトで見てもあまり評価は高くないようですが、私にはドンピシャな1冊です。絵柄よし、ストーリーよし、キャラよし、全体的な雰囲気よし、素晴らしすぎますシロ先生!表題作はもちろんですが、一緒に収録されている『万華鏡の君へ』がこれまた最高でした。

どちらのお話にしても独特の雰囲気があり、重すぎず軽すぎずの絶妙な感じがグッジョブ。お互いがお互いによって成長し、変化する。そしてその人が大事な存在になっていく。そんな過程が丁寧に描かれていてステキでした。

好みは分かれるかもしれないですが、とにかく一度、手にとっていただきたい作品です。私はもはや手放せません。

2

侍なタイプの攻めが特徴的なんだな~♪

「銀土」ではもう神様と崇める作家さん、山田シロさんの初商業コミックです!!
え、初?というくらいお目にかかってたんで変な気持ちですww
その雰囲気的作風はそのままで、ちょっとわかりにくいかもしれません。
細かい理由とか設定背景なんかが、小出しのネタで推察するしかないので、ブスブスと燻るものを感じる人が多いかもです。

ワケ有で何の目的もなくただ友人の後をついて大学に入った律輝が取った、講義の講師・高木にやけに絡まれるようになり、
高木は律輝に何かを見出して、引き上げてあげようとするお話です。
律に興味を持って近づく高木はオチャラケのようでいて、すごく大人で包容力のある人・・・但し律限定w
律は高木がうざくてたまらないんだけれど、彼の本質を見抜いて懐にするっと自然にはいってくる高木にいつの間にか気を許し、でもずっとツンなんです。
高木が大人だからこのいつまでもツンの律が許される存在なんですね。
律が心を語らないけれど、二人の共通する「空」をモチーフに目の前が見えなくなっている律に目を開かせて一歩を踏み出させる、そして、律の存在によって、過去に囚われずに新たに一歩を踏み出そうとする高木と。
2人の男の新たな旅立ちを描いた作品なんでしょうね。
それにしても、この二人モテます!
何気にオチ的に、律を追いかけていた不良のような男も律の昔の男だったみたいだし、いつも一緒につるんでいた友人は律が好きだったみたいだし、そうじゃないかな?と思わせてはいましたが、ちゃんとオチをつけてくれて、ありがとう!と思ったデス。
これがなかったら救われなかったよ、、物語的に。

そういう意味で、『万華鏡の君』はむしろ、わかりやすい!
英日ハーフの幼馴染を好きだけど言えない呉服屋の息子。
高校卒業と共に2人の進路の別れる日も近づき、その心を告げることもできずにヘタレまくりの呉服屋の息子が~ww
本当に切羽詰まってケツを叩かれないと火がつかないなんて!しかし、それが妙にかわいらしいのです。
ここで、山田シロさん得意の着物姿や剣道の姿が披露されますので、眼福マンガでもあります。
何気に着物が土方っぽいぞ!

この方の絡み絵は上半身を起こして密着するタイプが多く、それも雰囲気を醸し出すという意味で特徴的だなと思うのです。
商業で、嶋二さんがすでに大活躍されていますので、シロさんももっと活躍して色んな引きだしを見せて欲しいな~と応援するのです。
そんな意味で、おまけの萌えです!

2

もうちょっと説明して欲しかったかな

作者さん、初商業コミックスだそうで、
いかにも「二次創作歴,長いです。」的な、人物とか、画面構成とか、画力的には、非常にこなれていて、お上手です。

でも、この表題作、オリジナルの商業作品としては、伏線っていうか、いろいろありそうなウラ設定が説明不足な感じで、読んでいてもどかしかった。
二次創作だと、キャラに関しての設定や、原作のエピソードがあって、読む側もその前提を理解した上で読んでいるから、かなりな部分、説明不要でお話進めちゃっても、書き手と読み手の好みさえあっていれば、あとは雰囲気だけで充分楽しめる物ですが、オリジナル作品だと、まずキャラやお話の舞台設定を読み手にわかってもらわないとなりません。
オリジナルで長編ということで、お話を引っ張るためにいろいろされたんでしょうが、もうちょっと説明してもらわないと、雰囲気だけで流すにはちょっとつらい物があった気がします。

その点、同録の「万華鏡の君」の方は、ちゃんと単独のオリジナル作品として纏まっていてわかりやすかったです。

1

山田シロさんの初コミックス

山田シロさんは某シリーズの同人誌を何冊か読んだことがあって、絵柄は知っていました。
オリジナルの作品を読んだのはこれが初めてです。
絵柄は特に好みというわけではないのですが、スッキリした線で見やすいです。
表題作シリーズの他に前後編の高校生のお話が収録されています。

好み的には後半に収録されている高校生モノの「万華鏡の君」の方が好きでした。
表題作に比べ、主人公2人の想いが分かりやすかったので、二人の心境が理解しやすかったです。
表題作は年の差で先生・生徒という立場なんですが、主人公2人がどう思ってるのか(恋愛面だけでなく、仕事や将来のことについても)いま一つ分かり辛かったです。
最終的には答えを出してるんですが…「う~ん、そうきたか…」という感じでした。
少し私が願った答えとは違っていたので、萌えきることが出来ず…といったところでしょうか…(す、すみません><)。
でも同時収録作品は好きでしたし、平均しても十分萌えられました。

0

効果音文字に激しく違和感・・・

帯『からっぽな僕の前に突然現れた蒼空からの侵略者』

う~ん、イマイチでした。
「万華鏡の君」の方は悪くないです。あとがきでギチギチに詰めてるとありますが全然そうは感じませんでした。むしろこの位詰め込む位でちょうどいいかと。
表題作で感じた漫画的表現の硬さもこちらでは感じませんでした、こちらの方が先に描かれた様なのでちょっと不思議。

表題作の方がなんともいただけなかったです。
読んでる途中でこれは一体何を描きたいんだろう???と疑問符が頭に浮かんでしまったですよ。
最後まで読んだらまあ何となく分かりましたけどこうもっとすっきりまとめられなかったもんだろうか。正直よく分かんない話。
あとレンズ大切なのは確かにその通りですが、だったらレンズカバー位付けろと思いました。
しかし何といっても一番気になったのが効果音文字!!
漫画を描きなれてないのか、癖なのか効果音文字がどうも変なんですよ。
描き方が変なんで「コツコツ→コシコシ」「バタン→バタソ」といった具合にしか読めない所が何カ所かあって違和感ありまくりです。
あと風が吹いてる雰囲気とかも全く出てないのでう~~んって感じ。
同時収録作の方はいいのになあ、こっちはなんか漫画としての表現が硬いっぽい、コマ割もちょっと硬い。
決め顔というか顔の表情や、全身バランス等の絵は上手いけど肝心の漫画表現があんま上手くない気がするですよ。
絵とカラーは奇麗なので漫画より挿絵とかゲーム原画とかそういう方が向いてるんじゃないかなーっていう印象。

初単行本という事なので、まだ漫画描きなれてない方なのかも。
ただ効果音文字は何とかした方がいいんじゃないかなー。

特典ペーパーは猫耳律の4コマ漫画付きでした。

2

この作品が収納されている本棚

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