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表題作ヴァニラ 2

高校の科学教師 佐伯由貴
生徒 森尾一流

その他の収録作品

  • ピンクダイヤモンド

あらすじ

情熱のまま身体を重ね、ようやく想いが通じ合ったかのように見えた一流と佐伯。けれど恋愛に対する価値観の違いに戸惑う一流は、佐伯と激しい口論の末、別れを予感する。迷い込んだ恋愛の迷宮に出口は有るのか……!?刹那主義に生きる中嶋(なかじま)と、佐伯のハウスキーパー矢島(やじま)の恋愛を描いた番外篇「ピンクダイヤモンド」も収録。

作品情報

作品名
ヴァニラ 2
著者
やまかみ梨由 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403660146
3.5

(4)

(0)

萌々

(2)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
14
評価数
4
平均
3.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

引き立つ甘さ

何度諦めようと覚悟しても気まぐれに差し出される手に触れては裏切られる。
そんな繰り返しの2人だったのですが。
気持ちが純粋過ぎて分かり合えない絶望から思わず発した言葉。
子どもじみているのにそれでも駆け上がってきてくれた佐伯。
その事実にそれ以上の抵抗が出来なくなってしまった一流はそのまま一夜を過ごすことになります。
事後の2人の会話は特に何も変わっていないはずなのですが、一流に耐性がついたのか余裕がでたのか、会話のしっくりさに体を繋げることが快楽だけではない大切な何かを感じさせます。

ままならない堂々めぐりを繰り返し、それでも好きでいることを止められない一流の一途さ。
そして一流の想いにほだされたのかただ根負けしただけなのか、僅かに見られる佐伯の変化。
からかう様な中嶋のチャチャに嫉妬を振りかざす佐伯の理論がどこまでも佐伯のままなのですが「慣れなさい」の言葉に譲歩が見られ、嬉しくなる甘いラストとなりました。

番外編「ピンクダイアモンド」
中嶋と佐伯の家で働く家政夫矢島のお話しとなります。
中嶋の奔放さと同等に遊んでいる矢島。
恋の面倒さを省いてきた2人のちょっとピントのズレた駆け引きを横目に、佐伯と一流のその後を見届けることが出来、そっかそっかと満足な気分に浸れます。

0

番外編の攻め様が萌えツボ!!!

昔読んだ時は、先生(攻め様)最低、受け様(高校生)かわいそう・・・とか思っていたのですが、年月を経て1巻目を読み返してみたら、そんな最低な先生が結構萌え要素を持ったタイプだと気が付き、今となっては先生結構好きな攻め様のタイプだった・・・にシフトしました。
そんな気持ちで読み返した2巻。

不器用な攻め様、今や健気な受け様にすっかり翻弄されています。
1巻の先生がうそのよう・・・
一途で健気な受け様の勝利!!!無事に2人は体だけでなく心から強く結ばれるのでした・・・

で、なんだかんだ両想いの2人はさておき、2巻目で最も萌えたのは、先生の家のハウスキーパー佐伯さん。
何が萌えるって、まず敬語。丁寧な物腰と物言いがたまりません。
しかも、そんな人畜無害、真面目で紳士にみえる佐伯さんですが、「多分、君が思っている程潔癖な人間ではないと思います 君に一番最初に会ったあの日、僕はベッドの相手を捜しに街へ出ていたんです・・・僕は見かけより遊んでいますよ 結構ね 別に真面目なふりをしているわけではありませんが」なんていう意外な一面が・・・

あの、真面目で丁寧な物腰を裏切る意外な頽廃的な面がある事を淡々と告白する姿と、そしてそんなキャラクターに激しく萌えました。

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ああ、本当にどうなるんだろう...

一巻目のレビューでも書きましたが、攻め役の佐伯が性格的に問題あるので今は良くても後で一流が泣きそう。
一応完結してますが、これからの2人の行く末がちょっと不安だな~。

それでも内容的には良かったと思います。
変わっていると言うか何と言うか、カナリ性格に問題のある見た目だけはクールな佐伯のどこが良いのか?ですが、一流の健気さには拍手です。そんな一途で健気な一流に何となく心が動かされたのか、今まで感情のない肉体関係しか持たなかった佐伯が一流の為に頑張ろうと思い始めたらしいです。笑

正直、佐伯はどうでもいいから一流に幸せになってもらいたいです。

番外編として収録されている、本編で一流のライバル/友達役の「中嶋」と、佐伯家のハウスキーパーとの物語「ピンクダイヤモンド」も面白ろかったです。

0

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