ボタンを押すと即立ち読みできます！
南夏也、ついに男になる
南夏也がついに男になります。いやー、焦らされた焦らされたｗ
実はここまで、布施と南夏也のどっちがタチでどっちがネコなのかさっぱり分からなかったんですが、どうやら南夏也がタチのようです。
カラダを貪りあってる若い二人を尻目に、35歳と33歳の親父二人は悩み苦しんでます。
オトナだからこそ踏み切れないんだよね。悩みがリアルで切ないです。お見合いして結婚しようか悩む信乃パパと、そのことを知って酒に逃避する天童。
それまでひたすらクールでカッコ良かった天童が崩れてる姿に萌え萌え。
大人も様々戸惑い、恐れる
急に津坂のおばあちゃま（！）が信乃にお見合い話を持ってきます！
寂しそうに見える信乃を案じてのことですが
それもそのはず、信乃は日曜のデパートで
仲が良さそうな親子連れを沢山みかけて辛くなります。
今は南夏也と一緒でもいつか離れてしまう…
その足で天竜さんのマンションへ行き、
「一人で生きられる方法があったら教えてください」
そんな寂しさにつけいる天竜さんが人間らしくて好ましかったな…。
結局拒まれてしまうけど；
チームを辞めてカナダへ行くと告げる映日に詰め寄り、
肌を重ねる南夏也。
若いし、ただの好奇心だと言ってくれた方が
逃げ道を作れるのにそうしない南夏也が愛しくて
同じくらい憎らしく思う映日なのでした。
そう、南夏也はゲイではないのだから、
違う生き方もある。
水沢が信乃のお見合い話を知り
天竜さんにチクりに行くと初めて声帯疲労になった虹介が。
自分が児童劇団から腐れ縁の女性と結婚する事も報告すると
帰ったはずの虹介にも聞かれ、
温泉でキスしたのにと軽く責められ胸を痛めます。自業自得！ｗ
南夏也は映日の部屋に入りびたりやりまくり…。
ほんっと若いな！！ｗ
おっさんチームは仕事でまた顔を合わせても
天竜さんに「何を考えてるのかわからない」と突き放され、
天竜さんは天竜さんで戸惑いながらヤケ酒を。
おっさんって可愛いね。
水沢は髪切って男前になるけど（こっちのが断然良い！）
腐れ縁の女性と結婚するって事で皆にひそかにハブられるｗ
お見合い相手の親子をみて操と南夏也の姿を重ね、
幸せにしてあげたいと決心するも
信乃出演のやおいCD（！）を聴いてしまった津坂のばあさまは
破談にしてしまいます！
仕事でまた天竜さんに一線を引かれ辛くなる信乃。
その場で体調をくずしてしまい、
それを「パートナーなのに見抜けないのか」と
ゴローに責められます。
ナイス、ゴロー…。
ベッドで点滴をうっている信乃は
素直に「天竜さんに助けてほしい、冷たくしないでほしい」というと
惚れた弱みの天竜さん、
「お前は憎たらしい奴だな」と言いながら優しくキスを…。
このくっついてんだかくっついてないんだかの関係が
もどかしくて「ああもう！」になりつつ
次を期待してどきどき出来る！
大人同士なのに、二人とも子供までいるのに
恋に臆病になり思うように進まない。っかーー！！！
若いうちの恋愛もパッションがみなぎってて良いですが
やっぱりこういう年齢と問題山積みの恋、美味しいです！
そして“ルル”ことユギさんが…いいんだわ…。
祖母様が動かれたー！！
前巻にていい味を出し始めていた南夏也の祖母が本領発揮！！
信乃にお見合い話を持ってきます。
彼女が根は良いお祖母さんだなーと思うのは、孫を取り戻したい欲望だけじゃなくてちゃんと信乃にとってある意味凄く良い女性を選んでるってとこです。
南夏也も厳格な祖母の事は苦手ではあるけれど、決して嫌いな訳ではない所からもそれは伝わって来ます。
父と息子、それぞれの恋愛が展開していましたが先に大きく進展したのは息子側。
若さ故の勢いや欲望に忠実な面や性格の違いもあるでしょうが、恋愛感情のままに動きそして踏み出せなかったハードルを越えた南夏也。
それまで冷静だった映日が若い熱情に揺らぐのも読みどころ。
父サイドは水沢が女性との結婚を決意、これで完全に信乃狙いからは降りますが香取とはまだ何かありそうな気配。
そして今まで揺るぎ無く恰好良かったどこまでも大人な冷静な天竜がここへ来てその本音が描かれます。
信乃に対してはBLCDの仕事以前の最初の出会いから何かしらの感情を持っていた天竜。
そして信乃はお見合い相手の女性の人柄や母子家庭で仲良く頑張っている姿に引かれ、見合い話を受けようとするのですが、何という良いタイミング！！ついに祖母さんは南夏也が阻止してきたBLCDを聞いてしまい、見合い話は即取り消しに。
この辺は思えばちゃんと伏線はあるんですよねー、地味だけど上手いなー。
夏南也の想い人、映日はカナダへ。
見合い話が消えた信乃は天竜への想いと再び向き合う事となりさあ次で完結！
もう一気読みしちゃいますよ、これは！
あとがきのルルさんことユギさんネタ最高です、あとがき内でこれが一番好きかも。
レビューを書く
