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表題作小説リンクス2010年12月号(雑誌著者等複数)

複数/学生・会社員・獣医・デザイナー・弁護士
複数/学生・会社員・デザイナー

その他の収録作品

  • 剛しいら「アニマルなドクター!?」
  • 神楽日夏「彼の手が教えてくれる」
  • 真先ゆみ「未来の地図を描こう」
  • 和泉桂「バロックの裔~凍える吐息~」第一話
  • 綺月陣「魔王の椅子」
  • 水壬楓子「シークレット ドア」
  • かわい有美子「甘い水」後編 
  • 御園えりい(原作/水壬楓子)「コルセーア~盈月~」Act.6
  • 長門えりか「Crack」
  • 咲乃ユウヤ「見つめられないまま」前編 

あらすじ

小説リンクス 2010年12月号 / 剛しいら・神楽日夏・水玉・三尾じゅん太・真先ゆみ・中田アキラ・和泉桂・綺月陣・緒田涼歌・水壬楓子・亜樹良のりかず・かわい有美子・北上れん・御園えりい・長門えりか・咲乃ユウヤ・深月ハルカ・葵居ゆゆ

表紙は香坂透。ピンナップ周防佑未。特集は「マーキング」所有宣言は明確に。巻頭カラー「アニマルなドクター!?」剛しいら(ill/水玉)!センターカラー「バロックの裔~凍える吐息~」和泉桂(ill/梨とりこ)、「未来の地図を描こう」真先ゆみ(ill/中田アキラ)など今月も読み応えたっぷりでお届け…

作品情報

作品名
小説リンクス2010年12月号(雑誌著者等複数)
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
発売日
3

(1)

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萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

この先が気になる!!

発売前から楽しみにしていたのですが、買う前にしばし逡巡。
というのも、楽しみにしていた作品が今号のみでは終わらない!
しかも、前後編と銘打たれてないので、3~4回くらいの連載になるのでは。
ということは隔月刊行の小説リンクスだと半年以上のお付き合いに!?と悩んでしまったのです。
が、CD発売記念のSSもあるということで結局買いました。

「バロックの裔~凍える吐息~」和泉桂
読みたかったのはコレ!
バロックシリーズ3作目になる今作は、私が一番気になっていた桐谷×古閑CPのお話。
今回はほんの序章という印象でした。
彼らが如何にして出会って、どういう経緯で現在の関係に至るか。
まだ、その歪みはそれほど現れてはいません。
最初の段階では桐谷が見せた執着のようなものは与えられた屈辱をただ拭いたいようにも見えたし。
けれど、一緒にいるうちにそれは次第に本物の執着になっていくようにも見えて。
でも、まだまだ桐谷の本質の部分は見えていないような気がします。
一方、桐谷の手によって堕とされた古閑も、現在の古閑からはかけ離れていて。
ここからの巻き返し(?)での桐谷との攻防が今の関係に繋がっていくんだろうな、と思わされました。
まだまだこれからですね。

そして、「終わりなき夜の果て」CD発売記念ミニ特集。
このSSを楽しみにしていたのですが。
!!
やってくれますね、和泉さん。
この作品に関連したSSになるのだから、和貴か国貴あたりの話になるのかと思いきや。
「執事の回顧」
まさかの内藤と箕輪のお話でした!
いや、内藤×箕輪とかじゃないですよ(勿論、箕輪×内藤でもない)
箕輪と話す段で、内藤がこの家にやってきた時のことを回想しているというような。
もっといえば、箕輪は話のフリ役?でしかなく、実は内藤と貴久のSSでした。
こんなところで貴久!!!!
内藤もなんだかんだで貴久に魅せられた1人なんだなっていうのがよくわかりましたvv

「シークレットドア」水壬楓子
RDCシリーズ2作目。
RDCでは『ご隠居』と呼ばれている敏腕弁護士・名久井公春(48)×ワケありで公春に拾われ通いの家政夫兼事務所勤め・輿水祐弥(27)
ご隠居が前回のRDCの絵が着物姿だったせいもあって、オヤジというよりもシニアとか老齢といった雰囲気だったのですが(柔和な雰囲気も手伝って)そこはなかなかオヤジでした(笑)
まずはなんて姿で寝てんだー!
挿絵のご隠居がオヤジなのにファンシーな件。
仕立て直した女物のピンクな着物に身を包みバナナの抱き枕を抱いて眠る48才のオヤジ。
………。
なんかこの絵だけで「参った!」って言ってしまいそうだったんですが(爆)
一瞬、そんななのでオヤジ受か!?とさえ。
ま、そこは水壬さんなのでやはりオヤジ攻でしたが。
途中からの展開はベタといえばベタとも言えたんですが。
そこで助け舟を出してくれたのがRDCのスタッフで実は祐弥の同級生だった髙埜。
髙埜とご隠居のやりとりがなんか腹の探り合いのようで好きです。
最後は当然ハッピーエンドですが…ご隠居、元気だなぁ!!(笑)

次回は『ドクター』の話になるのでしょうか。
今回は前回くっついた『若頭』CPも少し登場しておりました。
でも、やっぱり一番気になるのは髙埜でしょうね。
きっとオーナーだと思うんだけどなぁ…。

他にもいろいろな作品がありました。

「アニマルなドクター!?」剛しいら
ドクターが軽く?変態さんな気がしてなりませんでした。
っていうか、素直すぎる子も問題なのかなぁ…。

「彼の手が教えてくれる」神楽日夏
トラウマによる潔癖的な子と共同生活している仕事のパートナーのお話。
なんかうまく丸めこまれたような…?
ま、それも元から様子で相手が自分を「好き」ってわかってるから出来ることなんでしょうが。

「未来の地図を描こう」真先ゆみ
↑の「彼の手が~」と似てる設定の部分が結構あって、雑誌的にも順番が続いてるので続けて読むと「あれ?」というか。
最終的には全然違うところに落ち着くのですが、誌面に置く順番ももう少し考えてもらえるとまた違った印象があったかな、と思うところもあります。
個人的にはやっぱりくっついてからのゴタゴタよりもくっつくまでのジリジリした感じの方が好きなのかな、と思いました。

「魔王の椅子」綺月陣
…まさかの現代モノで藤蔓攻(笑)
いや、これはファンタジーとみなされるのか。
なかなか不思議な設定でした。

「甘い水(後編)」かわい有美子
なかなか面白かったです。
前編読んでないので少しわからない部分もあったけど。
っていうか、受のなんともいえない飄々としたというかムードがないというか、そんなところに攻が少し気の毒に思えたり。
なのに、殺し文句のようなセリフ吐くしー。

あ、忘れてました!
マーキング特集の八神啓さんの「所有証明」がステキすぎました!!
もう、何コレ。
敵対陣営の議員秘書同士のセフレな関係。
決して痕を付けないのが受が出したルールで。
なのに、ある日、受が痕を付けているのを目にして激情に任せてヤっちゃう攻。
それまで単なるセフレとしか思ってなかったはずなのに何かあるような…。
受の方が結局、どう思ってるかわからないまま終わっちゃったのですよ。
痕は本当に好きな人に付けてもらったモノなのかどうなのかもわからないし。
なんだろ。
いろいろ好きに妄想できるといえば妄想できる感じなんだが…。
もっとこの2人のお話を読みてぇーーー!!!!!
というのが正直な感想です。

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