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表題作無慈悲なオトコ

相川久遠 大学2年生
白羽七王 魔性の大学3年生

その他の収録作品

  • 無慈悲な夜のオトコ達
  • 「無慈悲なオトコ」コミックス刊行記念♡ショート

あらすじ

大人気「ワルイコトシタイ」シリーズ最新刊!!
今後の主役は永遠の次兄・久遠×帝の兄・七王★
待ちに待ったカップルがいよいよ登場~!加筆&描き下ろしあり!

「嫌いなんです…誰でもいいって感じの人」
『男なら誰でも誘いまくる』と噂される白羽七王は、 その色っぽい雰囲気で大学中の注目の的となっていた。 そのために七王は、ずっと片思いを続ける相川久遠にもその噂が原因で避けられ、拒絶されてしまった。 久遠は決して自分のものにはならない―――、 自暴自棄となった七王は、無理矢理抱かれようと久遠に迫るが…。 切なく健気な七王の恋にキュン? 「ワルイコトシタイ」シリーズで注目の 相川家次男・久遠×白羽家長男・七王編★ ? ?シーン大幅加筆&描き下ろし!
(出版社より)

作品情報

作品名
無慈悲なオトコ
著者
桜賀めい 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
シリーズ
無慈悲なオトコ
発売日
ISBN
9784832287273
4

(208)

(109)

萌々

(40)

(29)

中立

(15)

趣味じゃない

(15)

レビュー数
40
得点
807
評価数
208
平均
4 / 5
神率
52.4%

レビュー投稿数40

実は純愛。何回か読むと魅力がわかる

Kindle unlimitedで読みました。
実はこの「ワルイコトシタイ」シリーズ、私は過去に全部読んだことがあるはずなのですが、この作品はなぜかあんまり記憶になく・・・。おそらくスピンオフの「じゃないけどシリーズ」(特に「嫌いじゃないけど」)があまりにも好きすぎて、記憶から抹消されたのではないかと思っています。
ただ、今改めて読んでみると思ったより奥が深かったんだなと思います。シリーズの中で本作の印象が薄くなってしまうのは、二人とも感情が表に出ないタイプなのと、キャラクターの個性がぱっと見で分かるわけではないからかなと感じました。(当て馬の教授が一番濃いキャラかも?(笑))物語も淡々と進んでいく感じがして、あんまり読んだ実感もないんですよね。おそらくこれらの理由から、印象の薄い作品というイメージができてしまった気がします。
ところが、読み返してみると結構純愛なんですよね。七王が久遠を好きで、でも振り向いてもらえないから体だけでもと破壊的な衝動を起こす、という導入が切なくて、二人の絶妙な距離感がもどかしいからこそ応援したくなる。キャラクターの個性というより二人の関係性を想像して楽しむ作品なんじゃないかと思うようになりました。なので、この作品は一回読んだだけで心が支配される、というよりは何回か読んで初めて魅力がわかるタイプのものだと思います。
もちろん私は「じゃないけどシリーズ」が一番好きなのですが、シリーズ全体としては毛色の違うカップリングがたくさん用意されているので、絶対どれかは好きになると思います!

1

シリーズ6冊目

恋じゃないけど→無慈悲なオトコ→ワルイ恋人じゃダメ?
◾️相川久遠×白羽七王
受けからのレイプ、いわゆる逆レという奴です。でも久遠の体格なら七王如きどうとでもできるはずなので、甘んじて受け入れたのは…本当に嫌だったら勃ちもしませんよね。男はソコを握られたら何も抵抗できなくなるとでも?帝が言ってることが存外正解か。

それにしても双方好きになるきっかけが謎なCPです。しかしながら有無を言わせない勢いと色気が…!桜賀先生がワルイコトシリーズ描き始めの頃だったら出なかったセクシーさだと思うので、ここで満を辞しての兄CPは有りです!さすがアダルトチームなだけあって、弟たちのプレイを一足飛びで抜かしていきました笑

短パン刑事…

0

切なさと甘さと魔性さ

シリーズを順番に読んできたのですが、この巻が1番良かったです。
七王が一途でギャップが可愛いです。本命には強く出られないキャラは好きです。切なさと甘さと魔性さ(?)がありました。
また、久遠が七王に惹かれていく過程が読者にわかりやすくて良かったです。
ただ、若干BLが当たり前な世界観があるので、その辺の複雑さを求める人には微妙かも知れません。

0

甘え下手

こういう、慣れてるふりしたり悪役のふりしたりして自分を守るけど、実は健気で一途な受けが、大好物です。ドストライクでした。愛されることに臆病で、嫌われたくないが先行して上手く甘えられない健気さに切なくなります。

0

この艶かしい眼差しに狂わされるのも仕方ない、と思う。

結構以前の作品だったのですね。私がBL事始め(今もまだまだ初心者ですが。)の頃、何度となく読み返した作品です。これが、「ワルイコト」シリーズという事を知らず、兄である七王さんの「無慈悲」3部作から読み始め、後にシリーズを知ったという。そして、シリーズ読了してもやはり、中でも一番大人な雰囲気のこのカップルが一番好きです♡ 久々に読むと、意外にツッコミどころ満載なことに驚かされますし、シリアスなモノローグの割に、「ねぇ、コレってどういう状態⁈」って、ドン引くこともありますが、やっぱり魔性の男、七王さんのその健気さと。恋を自覚してからの、久遠のそのクーデレからの溺愛執着ぶりに、キュンキュンします。

まず。七王さんが、前から久遠を気になっていて、その熱を知りたかったとはいえ。弟を迎えに来た久遠に乗っかってしまう。華奢で細っそりとした七王さんを「俺はアンタみたいな、誰でもいいって感じの人、好きじゃない。」とか言いながら、はね退ける事もせず。しっかり頂いてしまう、久遠。人ん家の客間で。あの艶かしい美しさに、その微笑に。嫌だ、タイプじゃ無いけど、機会があればやぶさかでは無い!と、いった男のサガなんだろうか。とにかく致してしまう。その後も何だかんだ言いつつ、トイレで絡まれて応えてみたり。「アンタ、俺にどうしてほしいんですか?」え?お前こそ‼︎ と、ツッコミを入れたくなってしまう。きっと最初っから、久遠はもぅ、堕ちているのだ。
ややこしい事に、七王さんはゼミの教授と一度だけ、身体の関係を持ったことがあって。一見優しげなこの教授に、七王さんは依存していて、教授の方は執着している。七王さんの、健気で純情なその気持ちに久遠が気づいた頃、七王さんは教授の準備室で、その可憐な口を犯されていた。後に教授は「まぁ、でも君の口に突っ込んだのは、完全に僕の欲だったけどねぇ。」なんてシレッと話すのだ。え⁈ 下半身晒して、口に突っ込んで、顔射して、部屋を退出って…。ちょっとした謎プレイである。
独り、部屋に残された七王さんは、探していた久遠に見つけられ、介抱され。告白をさせられて。抱きしめられる。そして、その部屋で抱かれてしまうのだ。初めて、素直に気持ちを告げることが出来た七王さん。そして、つかみどころの無かった七王さんの気持ちを、二度と離すまい、と誓う久遠。
七王さんのその魔性とも言える綺麗さが噂に尾ひれを付けて、「誰彼構わず誑かせている。」という噂を、久遠は気にしていただけだった。始めからずっと、久遠だけ。彼だけを気にしていた七王さんが健気で。達観しているようでいて、教授に何か言われる度に「かぁっ」って赤くなったりしていて。そういえば、実らなかった教授の恋。この男は、七王さんを見つめ過ぎていて、七王さんの眼差し一つ、久遠に向ける表情一つ見逃さない程に。それなのに、何も気付かない七王さん。それはそれで、七王さんも罪な人だと思うのだ。七王さんの魅力に狂わされない者なんて、いないのだ。
この後の久遠のすざましい執着ぶりはまた別の話。


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