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ストーリーは凄く好きでしたが、挿絵が好みじゃなかった。
全然モデルじゃない。美形に見えないし顔がでかい気がする。
攻めのサンが所属する事務所の所長がカッコイイ。
女性だからBLにはならないけどこの人がどんな風にデザイナーに片想いをしていたのかもっと知りたいと思った。
受けの要のお姉さんは何だかCOCOを連想した。
でもこれ芸能界の話でモデルと元モデルと歌手と元子役が出てくるのだけど、イラストが本当にもっと好みのものだったら3倍くらいはこの作品が好きになったと思う。
ストーリは攻め現役ピカピカモデルが受け元子役を大好き過ぎて「すきすきすきすき~!やりたいやりたいやりたい!」という話ですw
受けの暗い過去、そして攻めの仕事が若干派手ですが、お話全体は派手派手しさはなく淡々とすーっと進んでいきます。
文章でその場面が浮かぶのは、相変わらず一穂さんの素敵なところですね。
出だしのお隣の騒音がインパクトありましたが(苦笑
攻めのサンは、受けが子供時代に出演したPVを未だに大好きな、ちょい天然ワンコな感じのカッコマンです。
わたしの大好きな攻めタイプなので、よけいこの作品が好きなのかもしれません。
対して受けの要は、子供時代にミュージシャンである姉のPVへ出演したことで弾き起こった、かなり暗い過去があります。
ただこれは姉も一緒に背負っているのが、救いかな。
一穂さんですから、この姉もひじょうに良いです。
ミュージシャンらしいフワフワ感はありますが、根はキチンと「姉」していてある意味カッコ良い女性だと思います。
要の過去がかなり暗いので、サンの明るさ天然さや姉の存在は読み手として救いでした。
ちょっとしたトラウマを抱えている主人公(受)を攻が
一生懸命に支えようとする姿がとてもよかったです!
ワンコ攻もえた~( ´////`)
いつもの一穂さんの作品とちょっと雰囲気が違ったんだけど、
二人とも一生懸命に生きて恋をして
お互いが大切になっていく様子がとても丁寧で
やっぱり一穂さんの作品好きだな~って思いました☆
お姉さんもとてもよいキャラで読んでいて気持ちがよかったです。
元婚約者のところを読んで、お姉さんが大好きになりました。
最後は恋人とうまくいってよかったぁっ♪
一穂さんの作品らしい、文体ではないな~と思い読んでいましたが、
やはり、人物描写が一穂さんらしいと思わされてしまいました。
特に攻の性格
軽く見せかけて、ブレない芯のある人物です。
受は、子供のこと、芸能活動をしたことがあり、
「かわいい」頃から成長した今のことを
全く良く思えておらず、コンプレックスともとらえている
高校生。
攻は、そんな受と同じアパートフロアに住む人物で、
受の子供のころの姿の大ファン。
ちょっとした事態から、半同棲生活となります。
大きな事件が起こるわけではありませんが、
率直に表現することの大切さを感じる物語でした。
一穂さんの作品に触れるのはこれが初めてだったのですが、とても買ってよかったなと思える素敵な一作でした。
特にわたしが良かったなと思う点は、この小説のキャラクターそれぞれが、私たち誰しもが一度は感じたことのある「悩み」や「痛み」を同じように感じて、そしてそれを乗り越えていくと言う所でした。
思春期でなくてもだれにでもある、「他人から見た自分」「自分の必要性・価値」「自分とはなにか」そんな悩みを抱えたキャラクターたちが、出会って、お互いを知って、認め合って、逆にそれを原動力にしようとする姿がとても人間らしくて素敵でした。
恋をすること、人を愛すること。
他人に認めてもらえること、他人を認めること。
そうやって正反対な二人がお互いに影響し合う。
素敵だなと思うと同時にちょっとだけうらやましくなるようなお話でした。
個人的な萌えポイントとしては、
うじうじでいじいじな要くんがどんどん自分と正反対なサンにひかれていく姿はかわいくってかわいくって!!!血反吐が出るかと思いました←
やだやだ言いながら受け入れていたり、嫌われたらどうしようとか幻滅されるんじゃないかとか心配している姿も(いつもだったらイライラしてしまうのですが)ほほえましい気持ちで読むことができました((笑
特に攻めのサンの包容力?がおいしかったです!
好き好き好き大好きって気持ちが言葉の1つ1つに感じられて、たまりませんでした(*^^*)
ハートの約束では、ちょっとだけ成長した2人が楽しめますが、こちらでの見どころは精神的に成長した要くんにドキドキしてしまいました!
本当に買ってよかったです。
表紙にひかれて、まさに視線がふーっと持っていかれる、といった感じでした。私にとってのようくんはこの表紙だったんじゃないかなと思うくらいにw
とってもお勧めです^^