摩利と新吾 -ヴェッテンベルク・バンカランゲン(1)

摩利と新吾 -ヴェッテンベルク・バンカランゲン(1)
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神6
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
30
評価数
6
平均
5 / 5
神率
100%
著者
 
媒体
コミック
出版社
白泉社
シリーズ
白泉社文庫
発売日
価格
¥562(税抜)  ¥607(税込)
ISBN
9784592882015

あらすじ

旧き良き時代に生きた少年たちの青春浪漫。名門旧制高校・持堂院へ入学した摩利とその親友新吾、そして学友たちの友情物語。

表題作摩利と新吾 -ヴェッテンベルク・バンカランゲン(1)

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レビュー投稿数2

BLというジャンルが確立されていない頃の作品だからこそ

この作品はジャンルとしては少女漫画です。BLというジャンルはまだ確立されておらず、少女漫画が自由に革新的な作品を発表していた頃の名作です。
あらすじ等は、別のレビューなどにもありますので具体的な記述は省きます。

現在のBLジャンルは、きっちり確立されているからこその窮屈さというものもあるのが実情だと思います。“ジャンルは「同級生モノ」で、受けは○○で攻めは○○、エロ度は中、リバ無しです”といった具合に表組みでデータ化して語るのが普通で、同人誌なんかでも「性癖別」に同好の士だけが集まりやすいようにたくさんの注意書きがされるような感じ。

「摩利と新吾」は、そういった制約がなかった時代の作品だからこそ、カップルも男女にこだわらず複数登場しますし、今だったら「地雷です!」と言われてしまうような展開も有りです。だからこそジャンルにとらわれない名作・傑作なのだと思います。

絵が古い…といった理由で敬遠している若い世代にもできれば読んでもらいたい作品です。物語としての素晴らしさとはこういうことか!と納得していただけると思いますよ。

2

往年の少女漫画絵でも読んでみて!!

”答えて姐さん”で、時代モノとしてお勧めしたのですが
検索したらレビュー無しだったので書かせていただいてます。

大正ロマンの名作少女漫画であるこちら!

 木原敏江 『摩利と新吾』 文庫版全8冊

もう30年も前の花とゆめコミックで、キラキラ目の少女漫画絵柄ですが、
最近のマンガファン、腐女子の皆さまには是非読んでいただきたいお話です。

非BLとありますが、BLの原点たる作品のひとつ!
 親友が好きで好きで堪らなくて、悩み苦しみながら愛し続け、
互いに相棒で有り続けた2人と、とりまく素敵な仲間達の生涯を
大正の旧制高校時代~ヨーロッパ留学・戦争を経て描いた傑作です。

あの時代にあってハーフの麗人で、肉欲も含めて誰よりも新吾一筋だった摩利と、
まっすぐで正直で色恋に鈍感でも、誰よりも摩利を大切にしている新吾。
二人は最後まで恋人としては結ばれないのですが、ずっと互いの半身なのでした。

叶わぬ想いを胸に、早熟で男女問わずのラブアフェアも経験する摩利や、
そんな彼らを受け止めて愛してくれた夢殿先輩、
決して人に知られてはならない秘恋を抱続きえて、飄々と美しく生きた紫乃先輩、等々

もうそろそろ、イマドキの学生には現実味がなく架空設定にも思えるかもしれない;;
学園譚でもあり、激動の時代の大河ロマンでもあるお話です。

江戸は遠くなったけれど、まだ新撰組や侍を直接知っている人もいる、
着物とブーツにドレス。袴姿の書生と学ランにマントが混在する、バンカラ、という気風が活きていた頃の、『はいからさんが通る』と近い時代設定。

男女恋愛マンガでも描写が少なかった頃、実際にBL的ベッドシーンもあり、
あの頃、竹宮恵子さんの『ファラオの墓』『風と木の詩』や
名香智子さん、山岸涼子さん作品とともに、
私に、JUNE、耽美、同人、BLへとつながる道を教えてくれました。
歳が分かりますね~;; (爆)

ドキドキも胸キュンも笑いも涙も満載ですので、是非是非!読んでみてください。
最近、アンジェリクの復刊もあり、改めて木原敏江さんを読み返そうと思います。

5

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